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仕事が死ぬほどつらいあなたへ。休んでもなんとかなるという話。
あなたは、明日仕事だと思うと、眠れなくて、結局朝になってしまったという経験が無いだろうか。食事も喉を通らなかったり、頭やお腹が痛かったりして、起き上がるのもつらい。そんな体を引きずるように、職場に通っていないだろうか。
あなたはとても頑張っている。これまで、よく頑張った。
でも、そろそろ、もう少し自分に優しくする、ということも選択できる。
少し休んでみてもいいのではないか。
一度休んだら、戻れないかもしれない? 戻った方がいいかどうかは、もう少し元気になって、あなたの心と体の調子が良い時に、ゆっくり考えてみればいい。
休んだら、誰かに迷惑をかけるかもしれない? あなたは今まで、じゅうぶん、頑張ってきたのである。もし迷惑をかけるとしても、きっと、みんながあなたに頼り過ぎだったのだ。
まずは病院に行ってみよう。精神科に行きづらければ、心療内科でもよい。自分の症状や気持ちを話して、相談すれば、休職の診断書を出してくれるはずである。そのあと、会社に連絡して、診断書が出たので休職する旨を伝える。もうその日から休んでいい。言いづらいならメールでもいい。
あなたが健康保険(社会保険)に入っているなら、良くなるまで、最長1年6か月の間、これまで支払われていた給与の2/3のお金を得ることができる。申請に何枚も書類を書く必要はない。医師の診断があれば、却下されることはほぼない。
もらうのが心苦しいなんて思わなくて良い。
あなたはこれまで十分に頑張ってきているし、それなりの期間、健康保険料を支払ってきたはずである。それは、こういう時のために払ってきたお金のはずだ。
今の仕事を続けるかどうか、どう生きていくのかは、ゆっくり休んで、少し調子が良くなった後、考えてみればいい。1年6か月あればたいていのことは十分考えられる。
ブランクができるのが心配かも知れないが、長い人生のうち、1年ちょっと休むことなんて何でもない。
特に体に問題がなくても、そのぐらい仕事を辞めてみる人はこの時代、そんなに珍しくない。
もしうまく復帰できなくても、状況によっては失業手当や障害年金のサポートを受けることもできる。生活保護もある。
福祉の手厚い日本という国では、あなたは生きていけるし、生きていていい。
あなたよりずっと長いこと生活保護で生活している人だって、この国にはごまんといるが、みんなそれぞれ毎日を生きている。
あなたがもし、何もできなくても、人に助けてもらうばかりでも、あなたは、ただあなたであるというだけで価値があり、尊重されるに足る人だ。
だからあなたが本当に倒れてしまう前に、大事な自分を少しだけ、休ませてあげることを選択肢に入れてみてほしい。
私事ではあるが、この春、一つ年下の後輩が一人暮らしの部屋で亡くなったという連絡を受けた。
学校に通っていたのははるか昔のことだし、あまり交流があったわけではない。数度、挨拶した程度である。だが、覚えている。
私はあなたがいないのがさみしい。できれば二度と会うことがなくても、同じ世界で生きていてほしかった。
あなたに生きていてほしい。
こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
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