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結婚の是非を問いたいわけじゃない



結婚しないかもしれない。


そんな気持ちを持ったのはいつからだろう。


父と母の離婚がきっかけ?


それよりもっと前から感じていたような気もする。





「いつ結婚するの?」

「いい人いないの?」


いつだってこちらが結婚したいことが前提だ。


結婚したいのにいい相手が見つからない、

なんて一度も言っていないのに。





こんなことを言うと、

「負け惜しみだ」

「僻みだ」

そう言う人もいる。


いつだって結婚している人は羨まれる対象だ。


どんなに僕が今に満足していても。





結婚について既婚者と未婚者で話していると

結婚している人は結婚していない人より上なんだ

とても自然に、そう刷り込まれていく。


あの人たちにとって僕は、

結婚"しない人"ではなく結婚"できない人"なんだ。


いつの間にか自分もその考えになって、

自分で自分自身を否定してしまっている気もする。

結婚していない人は何かが足りない、


そんな風に思わされる。


自己肯定感が下がっていく。





自己肯定感と言えば。


この間友達と悩みについて話していた時、

友達がふと言った。


「まあ、でも、結局は俺だから大丈夫に行き着く」

「俺、自分のこと大好きだから」


変わってるなと思った。


でも人のこと言えないな。


僕も自分のこと好きな方だから。


友達に堂々と言うかは別にして。





結婚していない人は何かが足りない

じゃなくて、

自分で自分を満たすから2人になることを選ばない

のかもしれない。





「とても怖くもあるし、本当にはっきりわからないんです。
ある人と永遠を約束して、式をして、友達を集めて、そういうことが僕の人生で起こりうるのか。
昔はただ自然に『僕も時が来れば就職して結婚するんだ』と思っていたけど、僕が非一般的な人生を選んで生きることになったこともあって、何年か前から、急に『僕は(結婚を)しないかもしれないんじゃないか?』という考えが浮かんだんですよ、初めて。
そんな考えが一度浮かんだので、若干手に負えない」
RM(BTS)
韓国tvN「知っておいても役に立たない神秘的な人間雑学辞典」





今年の夏、祖父が亡くなった。


泣いては笑って、笑っては泣いてを繰り返し

思い出話に花を咲かせる家族や親戚を見て

家族っていいな、と思ったこと。


おじいちゃんにひ孫を会わせたかった、

と少し悔やんだこと。


その気持ちは素直に記しておく。


冒頭の気持ちに変わりないことも添えて。



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