やず

誤謬

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最近の記事

思い出はフィクション

「あの頃は良かったよな」 あんまりピンとこんセリフや。 過去は、口から出るたび整形され、汚れた部分は綺麗に拭き取られる。 自分で自分に嘘を付き、その事も忘れる。過去の自分を殺す完全犯罪だ。 そんな行為を助長させ、過去という偶像を崇拝する言葉に聞こえる。 「あの頃は良かったよな」

    • It's生身 

      ブリンバンバンボンが頭から離れなくて、ムカつくからカラオケで3回連続で歌った。 結果楽しかったので、よりムカついた。 自分は、人と関わるときに化けの皮を薄めに被るようにしてる。 化けの皮が分厚いと、精神的に疲れるやん。 だから、飲み会で一次会がつまらなかったら帰る。 つまんないって思ってる状態で参加し続けることの方が失礼やしね。 というか帰ってフェアリーテイル観たいし。 話変わって、最近さ、 やりたい事がないくせに、なんかやりたいんだよね。 心熱くなるような瞬

      • 混ぜるな危険

        人とモドキの臨界点 無数の靴が動く 見るな(見ろ) 理由がない理由がミチミチと音を立てる 黒が白になる速度はアインシュタインも知らないだろう みんな平気なフリをしてるんだよね?そうじゃないと そうじゃないと この星以外の星を知りたかった

        • 人間関係について

          「関係値、距離感」と 「発言、行動」を比較した時に、 違和感を感じる人とは極力関わらないようにしている。 何かしらの下心が存在する可能性が高い。 「違和感」とは なんか、うさんくさい。とか、 なんか、キモい。とか、 そういうの。雑感。 その「なんか」を科学する事。 その行為が、 隠されし悪を自分の人生に介在させない鍵になるのではないだろうか。

        思い出はフィクション

          無力無気力

          歩く。ひたすら歩く。 どこへ向かっているでもない。ただ前に進む。 散歩している。 というのも、それ以外なーんのやる気も起きへんから。 今日は湿度の高い日だ。 湿気と汗で洋服と皮膚が張り付く、 全身に気持ちの悪い感覚を覚えながら、 歩く。 街が様々な花で彩られているのは、さすが春やな。 コンビニの喫煙所に寄る。 とあるバンドのライブ情報が目に止まった。 大学の先輩がボーカルのバンドだ。 その先輩は、何回か傷害などで警察にお世話になっていた。 人に迷惑かけまく

          無力無気力

          スポイトで一滴垂らす夜

          「1人が好き」と嘘をつく。 本当は、好きな人達と夜を騒ぎたい。 でもそんな事をしていると脳が軋む。 静かなる日々の幸せが崩れる。 だから、僕は1人の夜が好きです。 あなたはどうですか?

          スポイトで一滴垂らす夜

          ベトベターのような気分

          1回目の起床は、冷や汗が冷え切って寒くて震えて起きた。 2回目の起床は、爆音によってだ。 実際そんな音は鳴っていない。 夢か、幻聴だ。 そして3回目の起床で、朝になってた。 脳も身体も、日々の疲れが睡眠によって全然取れていない。 洗面台に向かうと、 ストレスによるニキビをこさえた伸び放題の髭面と目が合う。 これが僕であるはずの何かなんだな。 乖離する。鏡を見ていると、本当に分からなくなる。自分という存在が。 本当にいるのか?いるとしたら、この目の前の男なのか?

          ベトベターのような気分

          職業とか、年齢とか

          ポジショントークなお話。 職業は何ですか? 失礼ですがおいくつですか? 休日は何されるんですか? あーどうでもいい小手先の話 何が好き?何が嫌い? 最近なにで感動した? 大切なものってなんですか? あなたのうちがわを教えて

          職業とか、年齢とか

          駅前は、いつだっていい匂い

          高校生。 最寄りの駅を降りたら、たこ焼きを売ってるおばちゃんが居た。 小ぶりなたこ焼きで、アツいのにパクッと食える。 そして何より、ホフホフ言いながらそのおばちゃんに話すのが好きだった。 大した話はしてない。 「今日先生に殴られてさ〜」 「今度合宿があるんだけど、県内の田舎でさ〜」 「最近、学校が楽しくない。 別にハブられてるわけでもないし、 友達も沢山居る。 ただなぜか楽しくない。」 俺がホフホフしながら言ってる間、おばちゃんは、ただ相槌を打ちながら小ぶりな

          駅前は、いつだっていい匂い

          画面の向こうでは

          画面の向こうでは、戦争で子供が殺されて 画面の向こうでは、ロックスター達が輝いていて 画面の向こうでは、 友達が 綺麗なバーで、綺麗な友達と、綺麗な格好でお酒を嗜んでいて 画面の向こうでは、 友達が、 外で誰にも言えない事、 文字媒体で感じるほど、 一人ぼっちで泣いていて 目の前では、目の前では何が起きてますか。 そこから何が見えますか。

          画面の向こうでは

          雨の日(過去談)

          メンタルクリニックに行った帰り。当分ぐっすり寝れていないせいで、離れていく意識を、ほほを引っ叩いて無理やり連れ戻しながら、ずるずると歩を進めていた。 目の前で歩いている人が傘を差してる。 そうか、雨が降っているんだ。 ティファニーブルーの空を見上げて、顔面で雨の冷たさを感じる。 ああ、生きてる。まだ生きてる。 どんどん雨は強くなっていく。

          雨の日(過去談)

          いつだって男は最強を目指してる

          子供の時、最強になりたくて、 兄貴と風呂入ってる時に2人でチャクラ練って螺旋丸を出そうとしてた。本気で出せると思ってた。 もちろんかめはめ破も界王拳もね。 俺は最強になりたくて、 掃除の時間にホウキをギターやベースに見たてて、ブルハとかハイロウズを歌った。 最強になりたくて、ヤンキーにやった人もいるんだろね。 今は、 大人になって、「最強」の定義が変わっただけ。 愛する人のために今日も仕事を頑張るサラリーマン。 飲食店を開くために、スキルを高める必要性があって、

          いつだって男は最強を目指してる

          人生のハイライト

          noteのように、 自分で文字を並べる時、自分と向き合ってる感覚。 自我の根が真っ黒い自分にとって、 明るい文章は書けないな。 でもこれだけは明るいかも。 みんなは、人生のハイライトを いつと捉えているのだろう。 俺はいつだろう。 大学に受かった時? あの日の飲み会で最高に盛り上がった夜? ネットの有名者モドキになった時? 大切な人が、 自分を大切な人と思ってくれた時? 少し話が逸れるが。 人との別れは悲しい。 自分の人生を映画にした時、 エンドロール

          人生のハイライト

          都会過呼吸

          街光り、高いは暗い 雑踏、首を絞める 電車、膝が重なるごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい 溶け込めるからこそ、 この色が分からない ほんとになんかヤバいんだけど。

          都会過呼吸

          ヒップホップなフリして

          ラッパーはよく言う。 hood(地元)を大切にしろ!地に足をつけろ! 俺の地元は、排他的な街だ。 そして自分が地元で関わってた連中は、その排他された人達の集まり。 なんのルールも、なんのプライドも、何も無いカオスなグループだった。 1人は半グレのバイクを盗んだ後、拉致られて死にかけた。(今は元気してる) 1人はアポ電で捕まった。 1人は処方箋ドラッグにハマって、その副作用で咳が止まらなくなった。たまに血反吐を吐いていた。 1人はバーを立ち上げたものの、全然人気が出

          ヒップホップなフリして

          青春みたいな男

          槙島(仮名)と連絡が取れなくなって、 半年が経った。 最初に会った時、 彼は俺より年下だったから敬語で話しかけてきた。 敬語なんて使うなよ ってキレたら、そこからタメ口になり、生意気な事を言われまくることになった。 最初はやずさん。と呼ばれていたが、 次第に、やず→ゴミ→肌荒れゴビ砂漠→チャバネゴキブリと、 あだ名が酷い方へとエスカレートしていった。 彼と夜会った時は、アルコール摂取量の限界を数十回も迎えて、気がついたら次の日の夕方まで時間が飛んでいた。 本当にくだ

          青春みたいな男