ベトベターのような気分

1回目の起床は、冷や汗が冷え切って寒くて震えて起きた。

2回目の起床は、爆音によってだ。
実際そんな音は鳴っていない。
夢か、幻聴だ。

そして3回目の起床で、朝になってた。

脳も身体も、日々の疲れが睡眠によって全然取れていない。

洗面台に向かうと、
ストレスによるニキビをこさえた伸び放題の髭面と目が合う。

これが僕であるはずの何かなんだな。

乖離する。鏡を見ていると、本当に分からなくなる。自分という存在が。

本当にいるのか?いるとしたら、この目の前の男なのか?
なぜかそれが理解が出来なくなる。
それは、実感が伴わないから。

ソファーに横になり、アニメを観ていたら夜になる。

一向に空腹が訪れない。

でも何かを食べないと人間は死んでしまうので、無理矢理腹にメシを詰める。


なぜ、口にメシを運ばなければならないのだろう。
美味しいとも、不味いとも、思わない。

ただ、食事という行為が面倒だ。

チューブ繋いで欲しい。


そして布団になだれ込む。

ベトベター

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