「世界の子どもたちのためにできること」IWATE DOWN 代表の想い
みなさんこんにちは
やよいLivingの羽田です
本日は前回お話した内容に出てきました「弊社代表の想い」についてお話しようかと思います。
・・・・・さかのぼること2年
社長:「やっぱり、ダウンジャケットを作りたいな! なあ、いいと思うだろ?」
僕:「え……あ、はい!」
社長:「流星。ほら、これを読んでみろ?」
そう言いながら渡されたのは1冊の茶色いファイル。
ファイルの題名には「日本オーガニックコットン協会」と書いてある。
僕がその中の資料をペラペラめくっていると、あるページで社長が声を掛けました。
社長が指差すところには「ラナプラザ崩落事故」と書いてある。
読んでみると、衝撃の内容が記載されていた。
社長:「ひどいよな。でもこういうことって世界ではたくさん起きてるんだよ。知られていないだけで。俺はこういうビジネスは絶対にしない。だって誰も幸せになってないもんな。低賃金で女性や子供たちを安く働かせて、原料も環境に悪いものを使って、商品を使う人のことを考えて作ってない。すぐ捨てられて、ゴミばっかり増える。俺には理解できないんだよな」
社長:「大人は自力でなんとかできるが、子供たちはそうはいかない。やりたくてもできないんだから。だから俺はいろんな活動があるけど、大人への寄付とかじゃなくて無限の可能性のある子供たちのためにいろいろやりたいんだよな。ビジネスでも社会活動でも、こういう考えが広まっていけばいいよな。それで……」
記事なので簡潔になってしまいますが、うちの社長はとにかく熱い男だ。
話始めたら、それはもう止まらない(笑)
でも僕は、確かにその通りだと思った。
子供たちはなにも悪くない。けど、環境が違うだけで大きな差が生まれてしまっている。
私たちは以前から「児童養護施設への寝具の寄贈」だったり「医療ケア児」に向けてマスクの寄付、「世界の子供にワクチンを」の支援など、これまでに企業として社会貢献活動を行ってきていた。
思い返してみると寄付を行っている先はすべて「子供たち」に向けられていた。
社長の言葉にすごく納得した。
僕たちが普段着ている服はもしかしたら世界の子供たちが作ったものかもしれないのだ。
その子供たちは自分たちの着る服はほとんど持っていないというのに。
この話を聞くまで考えたこともなかった。
「このあと社長は何をするつもりなのだろう?」と疑問に思ったので聞いてみた。
羽田:「具体的に、どうやるつもりなんですか?」
社長:「ダウンジャケットを作ろうと思う。アパレルの問題に寝具メーカーが挑むんだ。俺らは寝具メーカーだし、俺らにしかできないものがある。いつ、だれが、どうやって作ったかが全部分かるものを作る。しかもできるかぎり岩手で。」
社長:「そして、リフォームしながら100年間使っていけるダウンジャケットにする。使い捨てるなんてもったいないだろ!そういう時代はもう終わりなんだ。作る側も買う側も意識を変えていかなきゃならない。そういう思いを込めてなんとか完成させたい。」
社長:「俺たちがいままでやってきた布団のリフォームと一緒で、10年とか20年くらいつかったあとは、たとえばそのダウンジャケットをリフォームして子供にプレゼントするとか、お祝いであげるとか、そういうのがやっぱり良いよな。お客様のはお客様だけのでしっかり直して、細かい対応もできるようにする。そうすればプレゼントする人の想いも贈られた側にちゃんと伝わると思うんだよな。」
社長:「でも、一番は、世界でこういうことが起こっているのをしりながら、それでも不透明なものを買うのがはたして世の中のためになっているのか、自分の子供がもしそういう状況だったらほうっておくのか、、結局いつかは自分に返ってくるのに、、、。エシカルな考えが少しでも広まっていけるような企画にしたいよな!」
社長はとにかく「想い」だったり、「人とのつながり」、「感謝」といったことを大切にする人で、それは仕事にも繋がっていると思った。
そして、使う人だけではなく、それを作るうえでも、作り手だったり、環境に配慮して、それでもってまったくもってはじめてのものをつくるっていうんだから、「もうこれは大変のプロジェクトになるな」とこの時点で感じていた(笑)
でも、僕も出来る限りのことをしてなんとか力になりたいとも思ったし、いまでもそう思っている。
だから、ぜひ多くの人に知ってほしい。
どうか伝わることを願うばかりだ。
このプロジェクトは「寝具メーカー」が「アパレル」であるダウンジャケットをつくるというもので、なにもかもが初めてだった。だから、とにかくいろんな人の協力が必要だったのだが、社長の人柄だろうか? ほんとうに様々な方が応援してくれた。
そして「おもしろい」人たちが集まってくる。
おもしろいひとたちについても今後投稿していこうと思う。
僕たちのやろうとしていることはきっと間違っていない。
けど、だからこその壁がいくつもある。
でもきっとこの人となら出来る
そう思わせるのがうちの社長だ。
これからの挑戦をぜひ皆さんに見届けてほしい。
ではまた次の記事にて!
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