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舞台に立ち続けるということ。

こんにちは、起業準備中のコンタニです。
自分の考えていること、取り組んでいきたいことを整理、模索していくことを兼ねて、noteを書いています📒
(そういえば、昔から「紺谷さんって文章でのアウトプット量半端ないよね…」ってよく言われたなと気づく。しかも全くの自覚無しだったので「どこが?普通じゃない別に」という感じだった。)

お話、口頭ベースでの発信だと、私はどうしても進行役のほうが落ち着くので、聞き手になりたがってしまうんですよね。(笑)
あんまり自分の話を口頭で話し続けるのは落ち着かなくて。事業に関することでは問題ないのですが、特に個人的な話に関しては。noteだと何だか落ち着いて綴れそうです。

今日のnoteでは、私が音楽活動をずっとやってきて、「舞台」というものに立ち続けてきて学んだと感じることを振り返ってみたいと思います。
そうなんです、今はやっていないので時々忘れかけるのですが、私は幼いころから音楽が大好きで、特に歌うことが大好きで、ずっとやっていたんでした。

〇自分の音楽活動(&舞台での表現活動)の遍歴について振り返ってみる

〇4歳?幼稚園くらい
母のすすめ?でピアノを始める。最早すすめられた記憶もなく、気づいたらやることになっていた(笑)週1日、ピアノの先生に家に来てもらってみてもらうというホームスクール的な形。私の両親は教員だが、実は私の父のお姉さん(つまりおばさん)が学校の音楽の先生だったのだ。通常習う形よりも安価な形でおばさんが私に教えてくださっていた。(母は親戚とはいえちゃんと月謝は払っていた。)自分が大学進学して都内に出てから、おばさんが東京芸大の音楽学部出身だったことを知り、すごすぎて吹き出した記憶。

〇小学生くらい~
旅行好きの母に連れられて、本格的な年平均3回以上の海外渡航生活が始まる(国内も)。夏休み、冬休み、春休みのたびに海外へ。母が好きなのは食やラグジュアリーさ、買い物、宿泊施設に重きを置いた旅ではなく、歴史や文化を巡る主旨の旅だったので、舞台観劇もかなり多かった。パリのオペラ座でもミュージカルを観る。時差ぼけのため観たいのに途中眠気で撃沈。合わせて国内では劇団四季に連れられまくる&観まくる。石川県に劇場は当然ないので、一番最初は京都で観た。劇団四季&ミュージカル全般が大好きになる小学生。今でもミュージカルはオペラ座の怪人が最強ナンバーワン大好き人間だが、ライオンキングとかメジャー演目はまず小学生の時に初観劇した記憶。
学校の音楽の授業では、楽器も好きだが特に歌うことが大好きに。金沢ではオーケストラアンサンブル金沢という有名な楽団がある。そことコラボして合唱する機会があり、迷いなく参加。

〇中学生
とにかく音楽大好きな人。CDショップいって端から端までポップスを借りまくる。洋楽も聞くようになり聞きまくる。ミュージカルも相変わらず好きで、ミュージカル見て気に入った後サントラを見つけに行き聞きまくる。KPOPもこの頃から聞き始め、当時はいわゆる第二世代だったかと思うが
当然のように東方神起と少女時代とIUが大好き。
若干渋々ながら続けていたピアノを、受験近くなり14歳くらいでやめる。一応10年続けてた計算。そういえば合唱コンクールでピアノの伴奏とかやってた。ただこの頃には「自分は楽器演奏するより歌う方が好きだわ」と気づいてた。

〇高校生
部活はサッカー部のマネージャーだが、舞台での発表機会があるときには自分でバンドを組んでフロントマンとして歌う。高校三年生の時に文化祭で各クラスで野外劇をやるのだが、それの脚本&主演も立候補して担当。進学校のため学校・部活・予習復習自学でほぼ遊びに行かない日々だったが、勉強の気分転換で時々深夜に睡眠時間を削ってDVD借りたミュージカルを観てた。家族は寝てるのでイヤフォンでね。この高校生の時の深夜1人イヤフォンミュージカル観劇でいうと、『プロヂューサーズ』『シカゴ』『RENT』『ヘアスプレー』『ウィキッド』『シェルブールの雨傘』『コーラス・ライン』『アニー』『マンマ・ミーア』…もっと観てたと思うが最早全部は覚えていない。ディズニー系で言うと『キャンプロック』観てた。『ハイスクールミュージカル』は当然中学生の時から観てたよ。

〇大学生
中学生の時はバドミントン、高校生の時はサッカー部のマネージャー(あまり運動神経が良くないので高校ではプレイヤーではなくサポートする側で関わりたいなと考えてマネージャーになった)、と部活動をやってきたが、「大学に行ったら勉強以外のサークル活動はやっと本格的に音楽系のものにしよう」と考えていた。「自分の声質的に、高校の時やっていたような軽音楽だと声が柔らかくて埋もれてしまいがちだから、どちらかというと合唱に近い形で歌えないか」と考えて、「アカペラをやろう」と実は高校の時から決めていた。大学でアカペラサークルが2個あったが、より設立若くて舞台に立ちやすいサークルのほうに加入。大学の授業・ゼミと並行して、いくつかバンドを組んで日々練習、社内外のライヴで歌う日々。実際に舞台に頻繁に立ちながら表現を学び、学んだものをまた次のライヴで活かす、そんなPDCAサイクルを回す(笑)

ジャンル的には、サークルで取り組んでいるアカペラだけではなく、大学にDJサークルがあったのでDJプレイというものを生で観たり、DJの友人に誘われて初めて渋谷のクラブに行ってみたり、EDMも大好きに。また、ジャズ研の友人ができてジャズのセッション、ライブも観に行ってジャズも本当に大好きに。また、ピアノは中学生でやめていたが、やっぱりピアノって良いな&クラシック良いなとなり改めてクラシックもきくように。そういえば、大学の友人が学内のオーケストラ楽団に所属していたので、誘われてオケの公演も観に行ったなあ。ジャンル問わず、音楽をやっている人が周囲に増えた&いろんなものを聴きに行っていたということ。

大学生後半から、サークルでのアカペラライブ活動だけではなく、「もっとライブ経験を積みたい」と考えるようになり、サークルにプラスして社会人の方とバンド活動をするように。久々に楽器が入る中でフロントマンとして歌い、楽しくなる。ここで、ライブハウスだけではなくジャズバーや地域の音楽イベントにも誘われ歌うようになった。そういえば、よく六本木のビルボードでプロの大人なライヴ観に行ったなあ。良い思い出。

こう書いてみると、「ほう、小さい時から音楽や歌うこと、舞台観劇が大好きで、馴染み深い人だったんですね」となるわけだが、加えて、こういう風に活動をしてきて学んだことを書いてみる。

舞台に立たないと、見えない景色がある。

これを読んでくださっている皆さんは、何かしらの「舞台」に立ったことはあるだろうか?それはいわゆる発表会のステージでも、何でもいい。思い出してみてほしい。私にとってみれば、日々のクライアントさんやお客さんとの打ち合わせ、社内の会議も一つの「舞台」のように思う。

舞台に立つ前に、ステージの脇で緊張して…もっとそれ以前に、その舞台に向けて練習をしていて…。準備というものはやろうとすればいくらでも追求できるもので、色んな準備をしたうえで最後は覚悟を決めて壇上に上がらなければならない。実は演じ始めるとステージは思った以上に一瞬だ。いまだに、壇上から見えたお客さんの顔、涙を流していた時の顔は忘れられない。

どれだけうまくたって、伝わらない時は伝わらないんだよ。最後は届けたいという気持ちが無いと。

これは大学生の時、アカペラサークルで練習している時にすごく歌唱力・表現力のあるパワフルなボーカルの先輩に言ってもらった言葉だ。当時の自分は、歌う時に「うまく歌いたい」「もちろん最低限音は外さないように」「ここは~のような表現で」とかなり技術的・見せ方的なことにこだわっていた時期だった。勿論、日々練習してライヴに向けて準備している以上当然考えることなのだが、ある日その先輩に言われた。「どれだけうまくたって、伝わらない歌がある。逆に、下手でも伝わる歌もある。最後は届けたいという気持ちだよ」。

何のために歌ってきたのか、表現をしてきたのか、ハッとさせられた瞬間だった。舞台に立つ以上、みて下さっているお客さんが必ずいる。自分が好きだからやっているというだけではなくて、受け取る相手がいる以上、自己満足はゆうに超えていかなければならない。心に届くように。誰かに感動してもらえるような表現がしたい。そんな舞台をつくりたい。やるならば、そのようなものをつくらなければ。目指さなければ。これは今の仕事のスタンスや、事業づくりへの気持ちと何一つ変わっていない。ちなみにその先輩はプロのアーティストになりました。

観客としているより、舞台に立って演者になるほうが、ずっとずっと面白い。

そんな経験を、形を変えて繰り返し取り組んできたからか、ライヴや舞台というのは私にとって「観るもの」ではなく「創るもの」という感覚が近い。もしかすると観劇経験自体も一般的な人よりあるほうかもしれないが、プロのアーティストのライヴを観ていても、何か観劇していても、表現に込められていること、メッセージ、この舞台づくりの骨子や裏側にある苦労を想像せざるを得ない。

もしかして、自分が何かに盲目的に憧れることがなく、どちらかというと人の苦悩や模索のストーリーや何かの作り手の裏側や背景に興味を持つことが多いのは、この経験からなんじゃないか?とすら最近思う。

スポーツだとよく聞くけどね。野球だと「打席に立っているか?」サッカーであれば、「シュートをしているか?」その流れの中でこれを読んでくださっている方にも問いたい。「あなたは今、観客なのか、それとも演者なのか?舞台に立っているのか?」

やっぱり、舞台は立ったほうが、作るほうが、演者であるほうが、ずっとずっと面白い。人生も、そんな人生であり続けたいなあ。緊張して胃は痛いけど。






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