【二次創作】もっと良いサークル配置になりたい【副業で同人活動】

「誕生日席配置になりた~い!」
「島角配置だと出入りも便利だし目立つしいいよね」
「壁サークル…一生に一度だけでもなってみたいな」

同人イベントに参加したことある人ならば、口には出さなくても思っていることではないでしょうか。

このnoteは、同人活動で目立つことや承認を得ること、または感想をたくさんもらうことには焦点を当てていません

あくまでも「副業で同人活動をする」「金銭的利益を得る」ことをメインの内容としています。

けれども、より良いサークル配置になることによって同人誌の配布数が増えるのならば、配置に関しても気にはなってくると思います。

また「いつもは島中配置なのに誕生日席になった…!」となれば、やる気自体も沸いてくるでしょう。

メンタルも適度に引き締まりとても良いことだと考えます。

今回は「普段よく配置される場所」ごとにグループを分け、配布数を伸ばしながら今よりも良い配置になるためにすべきことを解説していきます。

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①サークル配置が壁でも誕生日席/島角でもない場合

サークル参加をする人で一番多くを占めるのが通称「島中配置」です。

趣味の息抜きとしてゆるく活動している人もいれば、いつかは壁になってやる…!と野心を抱いている人までさまざまな人がひとくくりに配置をされています。

長年島中配置にいると、誕生日席いいなぁ、壁配置いいなぁ、と思えてくるのはおかしなことではありません。
向上心があり、とても良いことです。

初めてのサークル参加でいきなり壁配置や誕生日席配置になる人はほぼおらず、みんな9割9分9厘の人が島中からスタートをします。

また余談ですが、商業で活動してる作家さんがひっそりお忍びでイベント参加をしてる場合も稀にあり、島中に配置されてるのを何回か見たことがあります。
島中=文章や絵が下手、と言うわけではないということは頭に置いておいてください。

島中からどうやって抜け出すか。

まずすべきことはTwitterやpixivにあげるためだけの作品の、公開頻度を上げてください。

なんだよそんなん当たり前じゃん!
と思われたかもしれませんが、壁や誕生日席になりたいと思うばかりで肝心の創作活動をぜんぜんしていない人は実際かなり多いです。

良い配置になりたい!と思っているのに趣味で緩く同人活動してる人たちと同じ作品公開頻度では、そこから抜け出せるはずもないのです。

1週間に1度以上はTwitterに短くても良いのでなにか無償で見られる作品を上げ続けてください。
そしてそれを2~3ヶ月に1度はまとめとしてpixivに出してください。

小説書きならば画像4枚に収まる短編。
いっそ連載のようにしてTwitterで投稿をツリーで繋げてもいいと思います。

絵描きならば画像4枚に収まる短い漫画。
絵にある程度自信がある場合はカラーイラスト1枚でもいいです。

原稿しながらその更新するの?
時間的にも厳しいし原稿にそのぶん時間を割きたいなぁ…

と、こう思う気持ちはわかります。

実際、原稿途中のスクショをTwitterに上げて「今の進捗です」と言う方も多いですよね。
それで代わりにならないかな?と思いたい気持ちは理解できます。

けれど、現状が島中レベルの人だと原稿途中のスクショだけではだめなのです。

ある程度フォロワーがいる人/大きなサークルの人は原稿途中を上げてもそれ相応の反響があるでしょう。

けれどもほぼ無名の人が原稿途中を上げても「このサークル気になるな、普段の作品どんなの書いてる/描いてるんだろう?」と思ってもらいにくいからです。

同人誌になる原稿以外の、ネット公開だけのための作品を量産してください。

その作品を定期的に見てくれる人が、同人誌にも手を伸ばしてくれますし、Twitterのフォロワー数も伸びてくるので、結果サークル配置も良い場所へと自然となっていきます。

イベント会社の配置担当の気持ちになって考えてみましょう。
「あ、このサークルは人気ありそうだから誕生日席/壁配置にしよう」と、どこを見て判断するでしょうか。

・リンクされているpixivにある作品内容とそのお気に入りされてる数
・Twitterにあげている作品内容とそのいいね数/RT数/フォロワー数
・今までのイベント参加履歴

この3つを見て判断すると思われます。

また、こまめに文章や絵を描くことで作品上達もしていきます。
こまめに作品公開をしていくのは良いことだらけのはずです。

あと気を付けたいのが、二次作品以外のメディア投稿は控えてください。

公式のグッズを入手した時や、自分の愛するペットの写真を出したいこともあるでしょう。
けれどもそれは10回投稿のうちの1回以下に留めるべきです。
ゼロにしろというわけではないです。

推しの二次作品を見たいと思っている人たちは、二次作品を見にきているのであってあなたの部屋の写真やグッズの写真、ネイルの写真やペットの写真を見にきているわけではありません。
それを忘れないようにしましょう。

わかっちゃいるけど、そこまで継続的にたくさん創作物出せないよ…ネットに出すだけのものなんて、結局本にならないしお金にもならないし、同人誌で副業とは真逆の行動なんじゃ?
そう思われるのも無理もありません。

けれども、ある程度の人気さえ出れば配布する同人誌の数が格段に上がります。急がばまわれです。
(そしてある程度人気のサークルになればWeb再録という形でまとまったWeb投稿を本にして配布するというボーナスもあります。)

広告宣伝の意味も含めて「作品の無償公開」には価値があります。

またどうしてもやる気が出ない人に「【二次創作】やる気が出ない…同人誌が出せない…という人への処方箋【お悩み解決:絵描き向け】」という過去記事にを公開していますので、そちらも参考にしてみてください。

島中時代が一番キツい時期でもあります。
ここを乗り越え、誕生日席/島角配置を目指してみましょう。


②サークル配置が誕生日席/島角になることが多い場合

正直、この配置が一番安定している配置だと思います。
島中配置よりも目立ち、壁サークルほどの露出もありません。

静かにたんたんと副業で同人活動をするのにはもってこいの場所だと私YAYAは考えています。

壁までになってしまうと、買い手側は「あのサークル大手なんだな」と認識する傾向になり、また嫉妬も買いやすく、監視の目が多くなってしまうデメリットがあります。

「普通よりもちょっと上手だよね」という認識がみんな誕生日席/島角に対してはあるのではないでしょうか。

誕生日席と島角の違いですが、配置によっては島角に人気サークルをもってくる場合もあるようです。

これは会場内の通路の関係や、向かいの島の誕生日席に大手サークルが配置されている場合など、混雑緩和のための措置です。

ですので、誕生日席と島角はどちらの方が良い配置なのかは状況によるとしか言えません。
そこはどっちが上なんだ?とあまりピリピリ気にしなくても良いと思います。

どちらにせよ、壁の次に人目につきやすい配置であることはイベント会場を歩いていてみんな感じたことがあるのではないでしょうか。

「そうは言っても万年誕生日席なんだよ!一度でいいから壁にはなってみたいんだ…!」

そう思うサークルもいるかもしれませんね。

壁になるためにすべきこと…それはもう日々腕を磨き時が来るのを待つしかありません。

ジャンルによっては壁よりも誕生日席/島角の方に上手なサークルを配置したりすることもあります。

ノベルティの有り無しでも配置は変わることがありますが、昨今ノベルティを含む同人グッズ類には厳しい目が向けられている現状ですので、むやみやたらにノベルティをつくって壁配置になろうとするのは悪手です。

これは長年イベント参加をしていての感覚ですが、一度壁になったサークルはずっと壁になる頻度が多く、誕生日/島角配置になったサークルはずっと誕生日/島角配置という傾向がある気がします

イベント会社側の配置担当が「このサークルは壁、このサークルは誕生日席」等、社内システムの中でマークでもつけているのかな?と邪推してしまいますね。

数千というたくさんのサークルがイベント申し込みしてくるので、そりゃひとつひとつつぶさにそのサークルの規模を毎回調査しているとは考えにくいです。
ならば、「前回の配置と似た配置で大丈夫でしょう」という判断を会社側がしていても無理はありません。

じゃあなんだよ!ずっと自分は誕生日席/島角のままなの?

と苛立つ気持ちもわかります。

安心してください。
周囲を見ていて壁になるタイミングは存在すると確信しています。
それは以下2つの場合です。

・大手サークルがイベントに出ない

これは言葉通り、繰り上がりとして壁になれるパターンです。

・新しいジャンルで申し込んだら壁になった

ずっと誕生日席/島角だったサークルが、ジャンルを変更したとたんに壁になった、というパターンを何度も見たことがあります。
壁になりたいのであれば、腕を磨きつつこのジャンル移動のタイミングを狙いましょう。

ただ、頻繁にジャンル移動ばかりしていると「同人ゴロ/同人175」という悪評が付いてしまうので、ジャンル移動はとにかく慎重に行ってください。
壁になりたいからといって、ジャンル移動を頻繁に行ってしまうのは最悪のパターンです。
少なくとも2年間は同じジャンル/同じカップリングで活動をした方が無難です。

実力があれば、本人の意思ではなかったとしても壁配置には自然となります。それは、島中から誕生日席/島角になる時と同じ現象です。

焦る気持ちは抑え、地道な努力を積み重ねましょう。


③サークル配置が壁になることが多い場合

いわゆる「大手サークル」に該当します。

そもそもこのnoteを目にする人に大手サークルがいるとは考えにくいのですが、①②と比較をする意味も含め記載をします。

売上を今以上に上げたい場合は
「発行する本自体のクオリティを上げる」。

すでに大手と言われるサークルであり、他の同列サークルよりも売れたいという場合、もう月並みな方法ですがそれしかありません

これは買い手からの率直な意見として受け取ってください。

買い手もバカじゃあないので、ただ単にページ数が多いだけの本よりも読みごたえや満足感を欲してきます。完成度勝負でお願いします。

そうした完成度の高い本を出し続ければ、自然と読み手の数は増えていくでしょう。
周囲のサークルよりもさらに上に行けることと思います。

また、配置の更に上位となる「シャッター配置」になるには…ですが、シャッターになったことなどない私YAYAからは予想もつきません。

大手はなにもしてなくても目立ちます。
それが例え緩衝材配置(売れるサークルの隣に配置されるそこまで売れないサークルの意)だったとしてもです。

このnoteでは「大手になって目立って稼ごう」ということは推奨していません。

これについては過去記事「「副業」で女性向け二次創作同人誌を出す方法の心得【月額平均3~80万稼ぐ】」にも記載した通りです。

現段階で既に大手サークルに該当する場合は、配置どうこうよりも、とにかく悪評を避け、人間関係を良好に保ち、悪目立ちせずに二次創作活動を安定して続けていくことに心を砕く方が重要です。

壁配置だと、もうある程度の冊数は(そのジャンルの中では)すでに出ている方であることは間違いありません。

それを維持し続けられるように体調面やメンタル面にも気を配り、創作活動を快適にできるようにしてほしいなと思っています。

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これから先は有料となってしまいますが、全てのサークルが今よりも良い配置になるためにすべき具体策2つを挙げていきます。

この具体策は上で上げた①②③をふまえた上での「小手先テクニック」になりますので、あくまでも最後のひと押しくらいに受け取ってください。

気になる方は、是非どうぞ。

【以下有料】より良い配置になるためにすべき具体策2つ「サークルカット」「本の搬入数」


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