【二次創作】やる気が出ない…同人誌が出せない…という人への処方箋【お悩み解決:絵描き向け】

「イベントは申し込んだんだけど、新刊を落としてしまう」
「仕事が忙しくて時間がない」
「同人誌出したいんだけど家に帰ってくるとゲームをしてしまう」
「やる気はあるけど集中力がない」
「ツイッターをぼんやり見てたらいつの間にか午前1時」

同人活動をしている方なら「新刊、もう今回はあきらめた」ということ、1度や2度はあるのではないでしょうか。

社会人をしながら同人活動をしている人が多い昨今、時にはどうしようもない仕事の案件がきて、家に帰ってきたら即風呂!即寝る!という生活になってしまうことも往々にしてあると思います。

けれども、たまに聞くのは「イベントには申し込みをしているのに、いつまでたっても本が出せない」という方の存在です。

数年間、本を出す予告やイベント申し込み自体はしているのに、1度も本を出せていない人です。(本を落としたけれど数ヵ月後のイベントでは無事発行できた、という人は含まれません)

その中で「こういうふうにしたら新刊が出せるようになった!」という人もいれば、最新機器を常に買い続けているのに絵が描けない…という困った状況の方も存在します。

今回はそんな「本を出したい気持ちはあるのに、数年にわたり本が1冊も出ていない」人、おもに「漫画同人誌サークル」向けの処方箋を出していきたいと思います。


①本が出せない原因を探れ

私YAYAが出会ってきた「本が出せない」人には大きく分けて3つのタイプがあることに気がつきました。

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1.原稿時間という孤独に飽きてしまう
2.持てる時間が少ない、もしくは体力がない
3.自分の思い描いている「自分の本」ではない

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1.の「原稿時間という孤独に飽きてしまう」タイプの人、たとえば原稿合宿や友人とスカイプをしながら作業をすればはかどるのに!という人です。
単刀直入に言ってしまうと「孤独になるとやる気が失せてしまう」タイプとも言えます。

「いや、私はそのタイプかもしれないけどひとりの時間は好きだよ?」「孤独が苦手なわけじゃないよ!パリピでもあるまいし」と思うかもしれませんが、落ち着いてください。
この1.のタイプはかなり多く存在すると周囲を見ていて体感しています。

このタイプの特徴は「群れることが好き」ということではありません。孤独の好き嫌いなのではなく「孤独になるとやる気が失せてしまう」という部分が問題となります。

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次に、2.の「持てる時間が少ない、もしくは体力がない」タイプの人、例えば10代の頃は徹夜して原稿してたのに20代30代になってもう無理だと気がついた、仕事が残業ばかりで原稿ができない、家族の介護or育児が必要になった…という時間が足りないと感じている人です。

これは本当にどうしようもない場合も多いのですが、「集中力が昔よりも無い」「体力の低下」「頭の切り替えができない」ことが原因です。
同人活動を卒業してしまう…という、周りからしたら寂しいことですが、このタイプに多いです。

年齢や仕事、生活環境は簡単に変えられるものではありませんよね。
けれども、工夫をすれば月に1冊は無理でも、年に3~4冊は本を出すことが可能だと考えます。(見てきた実例も②で挙げさせていただきます)

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最後に、3.の「自分の思い描いている『自分の本』ではない」という、なんだそれ?どういうこと?という、精神的な部分が問題となるタイプ。

もともと絵の勉強をしていた、過去そこそこ描けるサークルだった、もしくは学生時代に勉強ができて優等生だった…という人に出る症状です。

なんとなく想像できたかもしれませんが、今現在描きかけの自分の絵と、自分の頭の中の「自分が描けるはずの絵」が違っていてやる気を失ってしまうタイプです。
言い換えれば「絵に対するプライドがある人」かもしれません。

これは悪いことではありませんし、やりようによっては武器にもなるはずです。
「時間はかかるけど完成度が高い本を出す人」もこのタイプのことが多いのが特徴です。

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いかがだったでしょうか。

「自分は1と3だ」「前までは2だったけど今は3かな…」という複合型の人もいるかもしれませんね。

以下、②は有料となりますが、タイプ別の処方箋を記事にします。
①の段階で解決案が思いつかない場合は、②を読んでいただければ嬉しいです。


②(以下有料)描けないタイプ別の具体的な処方箋


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