才能に目覚めるには? 【ストレングスファインダー】
【今日のまとめ】
結果を知るだけでも価値あり。活用できたらもっと価値あり。
皆さん、この本読んだことありますか?
巷で有名な「ストレングスファインダー2.0」です。
この本はwebテストを通して、自分の才能を5つ知ることができる本です。
突然ですが
いまいちこの本、活用しづらくないですか?
自分の才能を知れるのは非常に面白いのですが
面白いだけで終わってしまうのではないか
この本を活用しきれずに終わってしまうのでは
そう個人的には感じています。
と言う僕が7月にテストを実施して、自分の才能を5つ知れたのですが
「あーなるほど、面白かった」
これで終わってしまったんですよね(笑)
しかしこれではこの本のポテンシャルを生かしきれない。
そこで今回は、どうしたら「ストレングスファインダー」を本当の意味で活用できるのか、真剣に考察してみました。
その結果
どんな方にこの本が向いているのか?
どんな形で活用すればいいのか?
ある程度僕なりの答えが出たので、今日はそれをお話ししたいと思います。
1 ストレングスファインダーってどんな本?
あなたの強みはなんでしょうか?
就職の面接で何度も聞かれるこのワードですが
自分の強みについてしっかりと理解しているでしょうか。
またその強みは、本当にあなたの強みなのでしょうか。
この本は、自分に与えられた才能を正しく理解しその才能を生かすことで、自分特有の強みを創ることを目的とした本です。
逆に言えば、才能のない分野をどれだけ鍛えても
才能もあって努力した人には勝てない
だから自分の才能ある分野を伸ばすべきだ
ちょっと合理的な考えからできた本です。
この本は何百万人ものインタビューから、才能を34種類に類型化してます。そしてWebテストを受験することで、その中から自分の強みとなる才能上位5つを知ることができるのです。
そして、その才能ごとに特徴、行動のアイデア、関わり方など、その才能特有の情報を知ることができる。
ざっと説明するとこんな本です。
2 使い方は大きく2分類に分かれる
自分の強みとなる才能5つを知れることは、非常に面白いです。
しかし、僕のように「あー面白かった」で終わってしまう人は多いと感じています。
具体的には
自分の進むべき道がはっきり決まっていたり
既に自分の立ち位置がある程度固まっていたり
大々的に自分の進む方法を変えられない
そんな人にはちょっと活用しにくい本だったりします。
何故ならこの本は
「あなたの才能はこれです。その才能を生かせる仕事をしないと無駄です」
大袈裟に書くとこんな本だからです。
つまり、進む道がある程度固まっている人には扱いづらいんです。
その結果、自分の仕事と才能が合致していなくても
まあ、テストはテストだから自分は今の仕事で頑張ろう
逆に仕事と才能が合致する結果が出れば
やっぱり自分にはこの仕事が向いている。この調子で頑張ろう
こんな感じで、本当の意味の活用には繋がらず、ただの性格診断で終わってしまうのではないかと推測します。
僕はまさにこんな感じで、自分の道と才能がある程度合致していました。
そのため、「あー面白かっった」で終わってしまったのです。
ではどんな風に活用すれば役立つのか
2つの状況に分けて考えてみました。
■ 自分の進むべき道が分からない人
この本を是非オススメしたいのが、自分の進むべき道が分からない方です。
これまでの日本はどちらかと言えば
型にハマった教育を行うことで、型にハマった進路を示し、それに従っていれば程々の人生がおくれる
いい意味でも悪い意味でも
ある程度自分の進むべき道が決まっている世の中でした。
しかし今の時代は、個の時代
自分の力で、自由に自分の進むべき道を選べます。
一方、自由に自分の道が決めれる時代だからこそ
自由すぎて自分の進むべき道が分からない
お手本の無い世の中になってきていると思います。
まさにサルトルが「自由の刑」と言ったように、何をすべきか分からない、自由の重さに悩まされる方も少なからずいると思います。
この本は、そんな方にぴったりなのです。
何故なら、自分の才能が示され「あなたはこんな道に進むと力を発揮できる可能性が高いですよ」と教えてくれるから。
自分の進むべき道が分からない人にとっては、ストレングスファインダーはある意味人生の教科書として働くのです。
■ 自分の進むべき道がある程度はっきりしている人
問題となるのが、自分の進むべき道がある程度決まっている人
今の仕事から離れることは現実的に難しい方です。
才能を示されたところで、自分の道を決めるには活かせない方。
そんな方におすすめなのは、向き不向きに関わらず、自分の才能を今の仕事に生かすとしたらどうすれば良いか真剣に考えることです。
向き不向きではなく才能そのものに向き合い、才能の活用方法に焦点を当てることでこの本は活用できます。
僕が試してみた手順を1例に書いてみます。
1 Webテストを受講し自分の才能上位5つを把握
2 自分に当てはまる才能のページを読み込み、その才能の特徴、一般的な活用の仕方を理解
3 今の仕事にその才能を活用できているか、活用できているとすればどんな場面か考える。
4 活用できてない場合は、どういった場面なら自分の才能を活用できるか、自分の生かしきれていない才能を活用すればどんな未来が描けるか想像
5 最後に、5つの才能を組み合わせたらどんな可能性が生まれるか想像
個の時代では、特定の職業に必要な能力も変わってきます。
例えば公務員は正確な仕事ができることが重要であるように感じますが、今では想像力だったり、現状を打破できる人が必要視されたりします。
つまり、仕事1つにつき必要な能力が決まっていた時代から、特有の仕事の中でも多様性が重要視される時代になってきているのです。
そのため、向き不向きで考えるよりも、この場所で自分の才能がどう生かせるか真剣に考えることが重要なのです。
このように活用すると、本当の意味でのストレングスファインダーの活用法が見えてくるのではないかと思います。
3 (おまけ)僕の才能とは?
ここまで活用方法について書いてきましたが、単純に自分の才能を知れるのって面白いですし、他の人の才能を知るのも面白いんです(笑)
せっかくなので、最後に僕のテスト結果を見ていってください。
5位 調和性
調和性は、意見が異なることを嫌い共有点を探すことに長けています。
なんでもかんでも意見が異なることを嫌うのもどうかと思いますが、共有点探しが得意なことで他分野の人とも関わりやすいというのはメリットかなと思いました。
4位 学習欲
これに関しては自信があります(笑)
気になったのは学習欲が高い人は、結果よりもプロセスを重要視する点
自分も傾向があるので、結果を度外視しないよう気をつける必要があると感じました。
3位 個別化
字面からはどんな才能か想像しづらいですよね。
この才能は、一人一人の個性に目を向け、それぞれの強みを見つけることができるものです。
自分的にはあまり意識したことがなかったのですが、教えること得意なのはこの才能のおかげかなと思いました。
2位 ◯◯思考
僕の才能2位は、分析思考でした。
分析思考は、データを基に論理的に分析する才能。
データを基に分析することは非常に好きなのですが、データを集めることが嫌いなのでそこが弱点です(笑)
気になる1位は、、、
1位は
コミュニケーションでした。
正直ちょっと意外でした。
コミュニケーションは好きなのですが、コミュ力おばけではないですし、むしろコミュ症を発症する場面もちょくちょくあります。
コミュニケーションの特徴を読んでみると
相手の考えを理解し、共感する力がある人
つまりコミュニケーションが大得意になる素質を秘めた人みたいです。
確かに、相手の考えを想像することは得意なので、素質は秘められているんだろうと自分の才能を再発見できました。
意外な結果でしたが、コミュニケーションは全ての事の基礎
素直に嬉しいですし、せっかくの才能は伸ばしていかないといけないと感じました。
自分の才能を晒したところで、今日は終わりたいと思います。
(才能の分析結果については、またの機会)
偉そうに書いてきましたが、結局テスト結果を知るだけでも十分面白いので、気になる方は是非書籍を購入しWebテスト受けてみてください。
もしよろしければ、あなたのテスト結果を共有していただけると非常に嬉しいです!とても気になります。
最後までありがとうございました!
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