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#谷津矢車

『蔦屋』文庫版(文春文庫)発売です

『蔦屋』文庫版(文春文庫)発売です

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 色々と以前から騒いでおりましたが、ついに発売日です。
 2014年に発売し、色々と物議を醸しつつもなんか世間に傷跡を残した感のある谷津矢車の代表作、『蔦屋』です。

 ※註:明日 2024年10月9日

 公式サイトはこちらです。
 
 谷津矢車初期の代表作と謳われておりながら、十年余り、ずっと文庫化していなかった、正確には著者が文庫化を止めていた小説でした。学研さんではロングスパン

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『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)の焦点、山口一太郎大尉と、探偵役の林逸平憲兵軍曹について

『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)の焦点、山口一太郎大尉と、探偵役の林逸平憲兵軍曹について

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ゲラを読んでくださる書店員様を募集しています

 
現在、書店員さん限定でゲラをお配りしている

 8月刊『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)について、このお話の焦点である山口一太郎大尉と、彼の行動を追う探偵役、林逸平憲兵軍曹について紹介します。やっぱりミステリといえば、犯人と探偵役が大事ですからね!(なお、本作は誰が犯人か【フーダニット】が問題になるのではなく、なぜ犯人が

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8/5搬入予定『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)のゲラを読んでくださる書店員さんを募集しています

8/5搬入予定『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)のゲラを読んでくださる書店員さんを募集しています

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PHP研究所さんのアカウントより募集しております

 本日、PHP研究所さんのXアカウントより、こんなポストが発表されました。

 はい、何を隠そう、拙作のゲラ読み募集でございます。
 八月刊行の『二月二十六日のサクリファイス』のゲラを読んでくださる書店員さんを募集いたしております!

どんなコンセプトの話なの?

 話せる範囲で作品内容を紹介したいと思います。ご興味ある書店員の方は、

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12/10シンカムイさんイベント『シンカムイ文芸トークナイト②今読むべき歴史・時代小説を語る2023』でご紹介した作家、書籍一覧

12/10シンカムイさんイベント『シンカムイ文芸トークナイト②今読むべき歴史・時代小説を語る2023』でご紹介した作家、書籍一覧

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 秋葉原のカレー屋さん、シンカムイさんで昨日行なわれましたイベント、現地ご視聴の方、配信ご視聴の方、誠にありがとうございました。
 「2023年の歴史時代小説」というかなり上段に構えた企画で、わたし自身アップアップしながらのご紹介となりましたが、皆様に楽しんでいただけたなら何よりでした。
 しかし、多くの作品を列挙した側面もあり、メモが追いつかなかったという方もいらっしゃったと伺ってお

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2023/9/22文庫版『廉太郎ノオト』(中公文庫)が刊行されます

2023/9/22文庫版『廉太郎ノオト』(中公文庫)が刊行されます

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 お知らせです。
 ついに、この日がやってきました。
 単行本の発売当時、色々の反響を頂き、ついには読書感想文コンクールの課題図書にも選ばれました拙作『廉太郎ノオト』が文庫化しました。

 谷津の明治ものとしては(カウントの仕方にも拠りますが)二作目、明治の色合いの濃い歴史小説です。といいつつ、政治史とは深く関係していないモチーフなので、そこまで「ザ・歴史小説」みたいな雰囲気はなく、む

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岡本柳之助『風雲回顧録』からどうやって伊地知正治を肉付けしたのか

岡本柳之助『風雲回顧録』からどうやって伊地知正治を肉付けしたのか

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イントロダクション

 新刊の宣伝に困っている谷津です。

 もちろん「買ってね!」という告知も大事なんですけど、宣伝というのは常に陳腐化するもの、新しい何かを提示していかないと、過去どんなに成功した宣伝手法であっても目的を達成できません。宣伝は宣伝で創作活動といえるのです。
 そんなわけで、新刊がある時分は本当に頭が痛いんですけど、何もやらないよりはやったほうがいい、というわけで、こ

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拙作『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』(幻冬舎)はこんな話

拙作『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』(幻冬舎)はこんな話

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イントロダクション

 さて、発売になりました『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』(幻冬舎)です。とはいえ、文芸書の発売日はある種の記号に過ぎません。倉庫からの搬出日だったり、首都圏の書店さんに届くであろう日であったりと版元さんによってその基準がまちまちで、著者もよく分かっていないところがあります。首都圏だと、今週末くらいには書店さんに出回るか否か……という感じではありますので、皆様

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拙作『宗歩の角行』(光文社)が第35回将棋ペンクラブ大賞最終選考候補作(文芸部門)に選出されました

拙作『宗歩の角行』(光文社)が第35回将棋ペンクラブ大賞最終選考候補作(文芸部門)に選出されました

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 お知らせです。
 (既にタイトルでネタバレしてますが)拙作『宗歩の角行』(光文社)が第35回将棋ペンクラブ大賞最終選考候補作(文芸部門)に選出されました。

 変な声が出ましたよ、ええ。
 某原稿をバリバリ直している最中、某社の編集者氏からTwitterのDMが届き、「谷津さん、ノミネートしてますよ」と連絡を受けたんですよ。新手のスタンド攻撃を疑いました。

 拙作『宗歩の角行』は、

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八重洲ブックセンター本店フィナーレ企画・八重洲挿話に寄稿した拙作「南大工町の幽霊譚」のライナーノーツ

八重洲ブックセンター本店フィナーレ企画・八重洲挿話に寄稿した拙作「南大工町の幽霊譚」のライナーノーツ

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イントロダクション

 三日あまり八重洲ブックセンター八重洲本店さんにて開かれておりました企画「八重洲挿話」にお越しくださったみなさま、まことにありがとうございます。
 こちらは朗読集団「ある日の役者たちの自主練」さんと歴史小説イノベーション操觚の会との協働企画で、操觚の会会員の書いた、八重洲をテーマにした書き下ろし小説を「ある日の役者たちの自主練」の皆さんで朗読するというものでした。

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『自由は死せず(上下)』(門井慶喜 双葉文庫)の解説を担当しました

『自由は死せず(上下)』(門井慶喜 双葉文庫)の解説を担当しました

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 本日はお知らせです。

 板垣退助を主人公にした歴史小説『自由は死せず(上・下)』(門井慶喜 双葉文庫)の解説を担当いたしました。
 このお話をいただいた時、ホントにビビりましたよね……。門井先生といえばミステリ・歴史小説の二刀流作家として知られ、小説分野ではもちろん、評論・エッセイでも高く評価されているすごい作家さんであり、そんな世間の評価をおいても谷津も普通に愛読している作家さん

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谷津の2023年の予定

谷津の2023年の予定

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イントロダクション

 皆様、今年もよろしくお願いいたします。谷津でございます。
 新年ではあるんですが、わたしは三年一期、しかも三月に期が切り替わるので、正月だからといってなんら気分が一新することはなく、家で酒が飲めるぞやっほほい、という感じでおるばかりです(実は今年は年賀状を出せておらず、その処理をしないことにはヤバい感じなのですけれども)。
 とはいえ、世間並みのことはしておかな

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2022年のお仕事を振り返る

2022年のお仕事を振り返る

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イントロダクション

 えっ、もう12/30!? 嘘だろ、まだ年越しそばとかかまぼこも買ってない! さあどうすべえか……。というわけでこんにちは。谷津矢車です。ぶっちゃけ仕事は終わってません! それどころか、明日にも仕事の告知があるんだYO! と、何に対してキレ散らかしているのかよく分かりませんが、なんもかんも収まる気配がありません。
 とはいえ、何も回顧せずに来年に突入するのもよくな

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『しょったれ半蔵』(小学館文庫)、12/6、標準発売日です

『しょったれ半蔵』(小学館文庫)、12/6、標準発売日です

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 はい、というわけで、今年最後の刊行になるんじゃないかと思います。
 2018年(だったかな?)に単行本で刊行しました『しょったれ半蔵』(小学館)が文庫化の運びとなりました。

 気持ちは武士なのだけど、父親が忍者だったおかげでなぜか家康に忍び働きを期待され、その都度奮闘する羽目になるというエンタメ歴史小説でありつつ、徳川家康の覇道の前半期を描いた小説でもあります。なんでも来年の大河ド

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拙作『北斗の邦へ翔べ』(角川春樹事務所)が第十二回本屋が選ぶ時代小説大賞にノミネートされました

拙作『北斗の邦へ翔べ』(角川春樹事務所)が第十二回本屋が選ぶ時代小説大賞にノミネートされました

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 というわけでお知らせです。
 拙作『北斗の邦へ翔べ』(角川春樹事務所)が本屋が選ぶ時代小説大賞にノミネートされました。

 ちょっと意外。
 というのも、『北斗の邦へ翔べ』、2021年刊行の作品だったからです。とはいえ、ノミネートしたんだからハッピー。
 実は本賞と谷津とは深い縁があり……。

 なんと六回目のノミネートです。
 今年で十二回を数える本賞のうち、二回に一回は登板。さら

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