谷津矢車

歴史、時代小説分野を専門にしている商業小説家。ゆるふわ系男子になりたい。

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谷津矢車刊行作品一覧

◆最新作 こちら。◆連載中小説 今のところ連載終了です。 ◆刊行予定 2019年11~12月「桔梗の人(仮)」(潮出版社)刊行予定 ◆狩野永徳シリーズ   → こちら◆戦国時代       → こちら◆江戸時代       → こちら◆幕末・近代      → こちら◆アンソロジー     → こちら◆文芸誌のみ掲載短編  → こちら

    • 『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)の焦点、山口一太郎大尉と、探偵役の林逸平憲兵軍曹について

      【PR】 ゲラを読んでくださる書店員様を募集しています   現在、書店員さん限定でゲラをお配りしている  8月刊『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)について、このお話の焦点である山口一太郎大尉と、彼の行動を追う探偵役、林逸平憲兵軍曹について紹介します。やっぱりミステリといえば、犯人と探偵役が大事ですからね!(なお、本作は誰が犯人か【フーダニット】が問題になるのではなく、なぜ犯人がこのような行動を行ったのか【ワイダニット】が問題になるので、犯人は最初から明らか

      • 8/5搬入予定『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)のゲラを読んでくださる書店員さんを募集しています

        【PR】 PHP研究所さんのアカウントより募集しております  本日、PHP研究所さんのXアカウントより、こんなポストが発表されました。  はい、何を隠そう、拙作のゲラ読み募集でございます。  八月刊行の『二月二十六日のサクリファイス』のゲラを読んでくださる書店員さんを募集いたしております! どんなコンセプトの話なの?  話せる範囲で作品内容を紹介したいと思います。ご興味ある書店員の方は、ぜひご参考にしていただけましたら! ①二・二六事件をモチーフにしています  戦前

        • 2024年3月17日(日)夜九時よりXスペースにて「新人さんいらっしゃいvol2 ゲスト:筑前助広」を開催します

          【PR】  久々のスペースイベントのお知らせです。  上記の通り、2024年3月17日(日)夜九時より、X(旧Twitter)のスペースにて、WEBトークイベントを開催します。  今回のゲストは新刊『颯の太刀』(角川文庫)が話題の筑前助広さんです。  元々WEB小説の世界で歴史時代小説をお書きで(そのご活躍はWEB小説時代からわたしの耳に入っていた)、WEB小説勢時代小説家としてデビュー、歴史時代小説界隈に新風をもたらす一人です。歴史時代小説ジャンルという保守的にも見え

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        • 『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)の焦点、山口一太郎大尉と、探偵役の林逸平憲兵軍曹について

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        • 2024年3月17日(日)夜九時よりXスペースにて「新人さんいらっしゃいvol2 ゲスト:筑前助広」を開催します

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        記事

          日本における歴史小説史関連書籍紹介

          【PR】  本エントリにおいて、「歴史小説」の語を「歴史的事実、歴史上の人物の事績が深く物語の構造に関わる小説群」と定義する。各論者の用語を引く際にはその限りではない。 忙しい人のための日本歴史時代小説史概略  日本の歴史小説は大きく分けて ・西洋のnovelを咀嚼して誕生した「歴史文学」 ・落語、講談や戯作を淵源とする娯楽「大衆文芸」  二つの場で展開されてきた。  歴史文学は「novel(文学)のために」、大衆文芸は「読者のために」発展を遂げた経緯があり、発想の源に

          日本における歴史小説史関連書籍紹介

          2024年の谷津の仕事について

          【PR】  今回のトップ画像はいつぞや撮った三内丸山遺跡の画像です(ちなみにとんでもない雪の中でした)。  皆様、今年もよろしくお願いいたします。  年頭から色々ありました。災難に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。  さて、三が日も過ぎ、そろそろ日常がスタートし始めています。わたしとしてもそれは同様で(実は1/1から仕事はしていた)、そろそろSNSなども本格始動していこうかという感じでおります。  今日はリハビリも兼ね、2024年の谷津の仕事についてお話しできた

          2024年の谷津の仕事について

          12/10シンカムイさんイベント『シンカムイ文芸トークナイト②今読むべき歴史・時代小説を語る2023』でご紹介した作家、書籍一覧

          【PR】  秋葉原のカレー屋さん、シンカムイさんで昨日行なわれましたイベント、現地ご視聴の方、配信ご視聴の方、誠にありがとうございました。  「2023年の歴史時代小説」というかなり上段に構えた企画で、わたし自身アップアップしながらのご紹介となりましたが、皆様に楽しんでいただけたなら何よりでした。  しかし、多くの作品を列挙した側面もあり、メモが追いつかなかったという方もいらっしゃったと伺っております。そこで、この頁をお借りして、昨日わたしがお話しした作家や作品の一覧をこち

          12/10シンカムイさんイベント『シンカムイ文芸トークナイト②今読むべき歴史・時代小説を語る2023』でご紹介した作家、書籍一覧

          文庫版『北斗の邦へ翔べ』(ハルキ文庫)11/15発売です

          【PR】  さて、新刊情報です。  2011年に刊行されました『北斗の邦へ翔べ』(角川春樹事務所)が文庫化します。  例のごとくのご連絡ですが、「11/15発売」を謳っておりますが、こちらは版元さんの定める目安みたいなものなので、実際には早めに入荷していたり、逆に行き渡るのに時間がかかったりする可能性がございます。その点、お含みおきください。  本作は、幕末の最終局面、箱館戦争を舞台にした歴史小説で、土方歳三と松前藩の青年を主人公にしています。  箱館戦争は「徳川軍残党

          文庫版『北斗の邦へ翔べ』(ハルキ文庫)11/15発売です

          11/11(土)開催の文学フリマ東京37に谷津も出店します【第二展示場う-37 天七谷書店】

          【PR】  ぶっちゃけタイトルのママなんですが、11/11(土)、文学フリマ東京37に出店します。  会場は東京流通センターの第二展示場 Eホール。ブースは【うー37】。  ミステリ作家の天祢涼さんと『天七谷書店』という名前でブース展開しております。  わたしが当日頒布する書籍は、 『廉太郎ノオト』(中公文庫版) 『ぼっけもん 最後の軍師伊地知正治』(幻冬舎) 『ええじゃないか』(中央公論新社) 『しょったれ半蔵』(小学館文庫) 『刀と算盤』(光文社文庫)  この五種

          11/11(土)開催の文学フリマ東京37に谷津も出店します【第二展示場う-37 天七谷書店】

          2023/9/22文庫版『廉太郎ノオト』(中公文庫)が刊行されます

          【PR】  お知らせです。  ついに、この日がやってきました。  単行本の発売当時、色々の反響を頂き、ついには読書感想文コンクールの課題図書にも選ばれました拙作『廉太郎ノオト』が文庫化しました。  谷津の明治ものとしては(カウントの仕方にも拠りますが)二作目、明治の色合いの濃い歴史小説です。といいつつ、政治史とは深く関係していないモチーフなので、そこまで「ザ・歴史小説」みたいな雰囲気はなく、むしろ青春小説的な香りの強い、甘いフレーバーな物語になったと自負しております。  

          2023/9/22文庫版『廉太郎ノオト』(中公文庫)が刊行されます

          8/26(土)21時より、「【ゲスト:簔輪諒】新刊『化かしもの』発売記念トーク」を開催します

          【PR】  Twitterでのイベントのお知らせです……と書こうとして、慄然としちゃいました。思えば今、TwitterじゃなくてXですね。というわけで仕切り直し。Xのスペースでイベントを開催します。  8/26(土)の夜9時、今回は歴史小説家の簔輪諒先生をお迎えし、新刊『化かしもの 戦国謀将奇譚』(文藝春秋) のお話を伺う一時間となっております。  簔輪諒先生はわたしと同じ学研の歴史群像大賞出身で、谷津としては珍しい、親交のある後輩作家さん(年齢的な意味でも)なのです。簔

          8/26(土)21時より、「【ゲスト:簔輪諒】新刊『化かしもの』発売記念トーク」を開催します

          岡本柳之助『風雲回顧録』からどうやって伊地知正治を肉付けしたのか

          【PR】 イントロダクション  新刊の宣伝に困っている谷津です。  もちろん「買ってね!」という告知も大事なんですけど、宣伝というのは常に陳腐化するもの、新しい何かを提示していかないと、過去どんなに成功した宣伝手法であっても目的を達成できません。宣伝は宣伝で創作活動といえるのです。  そんなわけで、新刊がある時分は本当に頭が痛いんですけど、何もやらないよりはやったほうがいい、というわけで、こうして久々にnoteを動かしている今日この頃でございます。  というわけで、今回

          岡本柳之助『風雲回顧録』からどうやって伊地知正治を肉付けしたのか

          拙作『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』(幻冬舎)はこんな話

          【PR】 イントロダクション  さて、発売になりました『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』(幻冬舎)です。とはいえ、文芸書の発売日はある種の記号に過ぎません。倉庫からの搬出日だったり、首都圏の書店さんに届くであろう日であったりと版元さんによってその基準がまちまちで、著者もよく分かっていないところがあります。首都圏だと、今週末くらいには書店さんに出回るか否か……という感じではありますので、皆様、今週末辺り、拙作をお見かけの際には何卒よろしくお願いします。  さて、本を買う

          拙作『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』(幻冬舎)はこんな話

          拙作『宗歩の角行』(光文社)が第35回将棋ペンクラブ大賞最終選考候補作(文芸部門)に選出されました

          【PR】  お知らせです。  (既にタイトルでネタバレしてますが)拙作『宗歩の角行』(光文社)が第35回将棋ペンクラブ大賞最終選考候補作(文芸部門)に選出されました。  変な声が出ましたよ、ええ。  某原稿をバリバリ直している最中、某社の編集者氏からTwitterのDMが届き、「谷津さん、ノミネートしてますよ」と連絡を受けたんですよ。新手のスタンド攻撃を疑いました。  拙作『宗歩の角行』は、江戸時代の将棋指し、天野宗歩を主人公にした歴史小説です。将棋をモチーフに、「天才

          拙作『宗歩の角行』(光文社)が第35回将棋ペンクラブ大賞最終選考候補作(文芸部門)に選出されました

          6/7頃発売『駆け入りの寺』(澤田瞳子 文春文庫)の解説を担当しました

          【PR】  少し告知が遅れて申し訳ありません。  今日はお仕事のお知らせです。  『駆け入りの寺』(澤田瞳子 文春文庫)の解説を担当いたしました。  時は江戸時代、比叡山の麓にある比丘尼御所(皇女、王女、公卿の息女などが出家して住持となった寺のこと)を舞台に、浮世の苦しみを抱えてやってくる俗世間の人々と、聖の側に属しながらも色濃い俗を残したままの人々との心の交歓を描く人情時代小説です。  著者さんにとっては異色作(古代史もの、絵師ものの印象が強いですもんね)でありながら、

          6/7頃発売『駆け入りの寺』(澤田瞳子 文春文庫)の解説を担当しました

          6/21頃、新刊『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』(幻冬舎)が刊行されます

          【PR】 時間かかっちゃってごめんよ  2023年もなかばという今、ようやく単行本の新刊が刊行される運びとなりました。 『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』(幻冬舎)です。  上記リンクを辿っていただければ各種WEB書店様でも予約も可能ですし、ISBNコード(本の名札みたいなものです)もあるのでリアル書店さんでのご予約なども可能です。なにとぞご検討ください。  なんでこんなに新刊の上梓に時間がかかったの? ですって? いろいろあるんですよ、あれこれ色々と……(ありてい

          6/21頃、新刊『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』(幻冬舎)が刊行されます