今井町 重要文化財 今西家住宅 ImaiCho Imanishi Family Residence
建国の地「カシハラ」重要建造物群保存地区今井町にある重要文化財今西家住宅ならびに同家に…
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今井町から奏でる町並みというハーモニー
-「築き立つる柱は、此の家長(いえのきみ)の御心(みこころ)の鎮(しずまり)まりなり。
取りて挙ぐる棟梁(むねうつはり)は、家長の御心の林なり。」(日本書紀)
今井町は室町時代末期に信長包囲網に呼応して一向宗門徒衆が集まって開いた寺内町で、武装放棄された後は自治都市として栄えました。
東西約600メートル、南北310メートルの周囲に濠をめぐらし、9か所の門を構えて防護を固め、縦横の道筋も各所に
重要伝統的建造物群保存地区今井町から伝えるべき事〜伊藤ていじ氏から学んだ事
「民家」は、その時代その時代を映し出す鏡のようなものでありました。
また、各民家には調度品があり、各家に応じた設(しつら)えをし、子孫に引き継いでいく事によって各家の愛着精神も相続されてきました。
家じゅうよく磨き込まれ黒光りをした床や柱を見ると愛着の高さをうかがい知ることができます。
まさに、それが文化の根源であり、真髄ではないでしょうか。
家を長く大切に使うことは、何にもましてそこに住む者