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本の棚 #71 『ゼロからはじめる!お金のしくみ 見るだけノート』

『お金のしくみ 見るだけノート』
伊藤亮太

耳にしたことはあるけど…

説明しろと言われるとちょっと勘弁。

いわゆる「わかっていない」ことが

たくさんあることがこの本を読むことでわかる。

気の抜けるようなイラストでの図解が

「お金の勉強」という一見すると堅そうなものを

和らげてくれる効果もあると思う。

何かのしくみを頭に入れたいときは

「絵で覚える」ようにぼくはしている。

文字で覚えたものはすぐに忘れるけど

絵や写真は比較的に長く覚えておけるからだ。

だからそういうタイプの人にはおすすめかも。


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お金の3つの役割

①交換
物々交換の仲立ちとして始まったお金。
「買う」という行為は「交換」と同じ。

②モノの価値の尺度
価値を数値化できることで、どちらが高いか安いかわかる。

③価値を貯める
肉や魚は腐ると価値が下がってしまうが、お金の形であれば価値を貯めておける。


税金は国に住むための共益費

マンションに住んでいるの毎月「共益費」を

支払っているだろう。

国という巨大マンションに住むために

共益費、いわゆる税金を払って住まいを

良い状態に保つ仕組みだと考えるとよい。

マンションの管理人、あれは公務員に例えられる。

おかしなところがないかチェックしてくれたり

住人にとって便利なものを新しく導入したり

彼らの給料も税金から支払われている。


消費税ランキングTOP3

1位 ハンガリー27.0%
2位 アイスランド25.5%
3位 スウェーデン25.0%

日本の消費税率は諸外国と比べると高くないのだ。

自国の視点だけでああだこうだ言うのではなく

まわりを知ること、このあたりを教育することで

まともな議論ができるんだろうと思う。

多くの日本人は日本しか知らない。(ぼくもそう)

しかし、情報はたくさんあるし調べることも

できるはずで、なんならネットで1時間ほど

ハンガリーの税率やそれがどのように社会に

還元されているかなどは勉強できる。

自己中心的なものの見方では将来のことを

考えた施策もデメリットとして捉えてしまう。


ストックオプション制度

自社の従業員に対し「あらかじめ決められた価格で株式が変えますよ」というもの。

市場価格よりも安く買えるので株価が上昇した際に売却すれば利益を得られる。

給料以外での従業員のやる気アップにつながり

従業員からしても単に「買ってもいい」権利だから

買わなければ損することもない。

この制度以外にも「従業員持株制度」

導入している企業も増えている。

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