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本の棚 #58 『すべての不調は呼吸が原因』

『すべての不調は呼吸が原因』
本間生夫

『自律神経の整え方』でも

呼吸の重要性について書かれていた。

生きるために全自動的に働いてくれる機能、

それが呼吸。鬼滅の刃でも注目された。

「よっしゃ、息を吸うぞ〜」

「そろそろ吐くぞ〜」

なんて普段考えている人は少ないだろう。

しかしその無意識さが、実は知らぬ間に

あなたの身体を蝕んでいるかもしれない。

特にコロナ禍でマスク生活が常態化するなかで

「呼吸の質」はどうなっているか?

息苦しさを感じることはないだろうか?

これがトレーニングのような意識的な負荷ではなく

毎日の小さなストレスになっているとしたら…

死ぬまで続ける呼吸という活動について

基本的なところから学んでみようとおもう。

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感情と呼吸は一体

人は怒り、焦り、怖れなどを感じると

浅く速い呼吸になる。

逆もまた然り

浅くて速い呼吸をすることでそのような感情を

生み出しているとも言える。

しかし一概にこれらを否定することはできない。

呼吸のペースは性格や体質のように

持って生まれたものでそれぞれ異なる。

もともと浅くて速めの呼吸の人もいるということ。

1分間に15回くらいが平均値みたいだけど

体温と同じく、自分の通常時を知っておくと

普段より速いか、ゆっくりかはわかる。

感情に呼吸を支配されるのではなく

呼吸で感情をコントロールしていく。

イラッとしたとき、焦っているときに

「はい、一旦深呼吸しましょうか」

と自分自身に言い聞かせるのだ。

呼吸を乱すな、鬼滅の刃を思い出すのだ。


アンチエイジングとしての呼吸

著者曰く「食事<呼吸」らしい

食事は数日しなくても耐えられるが

呼吸しないと、数分であの世行きだ。

「いい呼吸」をすることで

アンチエイジング効果もあるという。

人々は外見の老化には気を遣うけど

中身の衰えには疎い。

それは目に見えるか見えないか、という差が

大きな原因かもしれないが

中身の衰えが外見ににじみでてくるのだとしたら

見直すべきは中身のほうではないか。

特に毎日寝ているときすらやり続けるている

呼吸という習慣?の質を高めることは

「健康寿命」にもつながる。

質を高めるためには、呼吸筋を鍛えること。

鍛えるといっても

筋トレみたいなハードワークではない。

「無意識に行われる呼吸の力の底上げ」

を目的としたストレッチのようなものだ。

本書では11種のトレーニング法が紹介されている。

しかも…11種全てやりましょう!ではなく

どれか自分にあったものを選びましょう!

というスタイルなので続けやすい。

将来、いつまでもお若いですね。
何かしているんですか?

と聞かれたらこう答えよう。

「呼吸ですよ、全集中常中です」


「息苦しい」が「生き苦しい」につながる

呼吸は健康の土台である。

そして健康は幸福な人生の土台と考える。

つまりいい呼吸がいい人生の土台。

逆に息苦しさはその土台を脆くする。

この呼吸の大切さに気づいている人は

まだまだ多くはないと思う。

もっとたくさんの人がいい呼吸を心がけて

息しやすい人生=生きやすい人生を

歩めるようになればいい。

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