本の棚 #261 『働く君に贈る25の言葉』
以前読んだのはいつだろう。
入社して2年目あたりか…
残念ながら内容は覚えていない。
それでもまた手にとったこの本に
ぼくは何を求めているのだろうか。
働く、というのはどういうことなのか。
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強くなければ生きていけない
優しくなければ生きていく資格がない
を連想した。
誰かの役に立つことを働くことだとすると
それは甘くないし、辛いときもある。
強さとは心の強さと体の強さがある。
どちらも相互に作用し合うから
どちらもトレーニングが必要だ。
優しさは真摯さとも考えられる。
目先の利益だけを追求した優しさは
将来にとってはそうでないこともある。
何を真の優しさとするかについては
それだけで議論する価値があると思うが
優しさについて考え続け、模索することが
優しさを手に入れる唯一の方法かもしれない。
今35歳。
最初に読んだときは3年は愚直にやり続けると決めたんだろう。
著者いわく、35歳にもなると人生観や仕事のやり方、コミュニケーションの仕方の方向性が固まってくる。
成長角度はこの期間で概ね決まるというのは
ほんとにそのとおりだと思う。
例外的にひたむきにやり続けることで
40代から花開く人もいるにはいるが
多くは20代で決めた角度の延長線上だ。
今、どんな志をもって日々過ごしているか。
仕事がうまくいかないのは能力の問題?
いや、やり方が大切だったりする。
TTP=徹底的にパクる
つまり、優れた人の真似をする。
真似をして結果を出してから意味と意図を
思考すればいい。
生涯を通じて追求できるような趣味はあるだろうか?
仕事だけの一本足打法は折れやすいし、不安定。(王貞治は例外)
趣味も本気でやれば本物、本質を感じるときがやってくる。
それは仕事にも通ずる、
誰もためにもならない趣味だからこそ
無責任でいいからこそ
本物に触れるところまでやる。
自立にも様々な定義かある中で
インパクトのある定義だと感じた。
自分が変えていくんだという
強い主体性があれば
まわりがどうであれ進んでいく。
自転車も一輪車も自立するには
前に進むしかない。
三輪車、四駆になるためには
信頼できる仲間がいるんだろうな。
弱い人を助ける、協力することで
我々人類はパワーを発揮する。
成果が出ない人や落ち込んでいる人を
切り捨てたり、避けたりして
そのチームの成果が一時的にあがったとしても
そのチームは成長していない。
弱い人を助けながら、支えながら
成果を出したときに初めてチーム力が
あがると、今になってそう思う。
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