矢田石材店

愛知県岡崎市で1955(昭和30)年に創業。 理想のお墓づくりをお手伝いします。 「は…

矢田石材店

愛知県岡崎市で1955(昭和30)年に創業。 理想のお墓づくりをお手伝いします。 「はなえみ墓園」「お寺でおみおくり」「愛知県石材リサイクルセンター」などを運営。 お寺さまと一緒にみなさまの不安を解消していきます。 ☞https://www.yatasekizai.com

最近の記事

<第2章:その2>妻から離婚届を突き付けられて

 お墓参りで人生が好転したはじめのエピソードに入る前に、ひとつ考えていただきたいことがあります。  それは、私たちがふだん、家庭や社会、学校、地域などで集団生活を送っていますが、 そのような中で人が人に対して誠意を見せる、いちばんよい方法はなんでしょうか、ということです。  これは、けっこう難しい課題です。言葉も重要ですが、必ずしも言葉が信頼されているとは限りませんし、むしろ軽いと受け取られる可能性もあります。  やはり、行動で気持ちを示すしかありません。  その行動の中で、

    • 亡き人の想いや願いを想って

       愛知県岡崎市の浄土宗西山深草派の寺院、欣浄寺(ごんじょうじ)に「岡崎本宿はなえみ墓園」がオープンしました。欣浄寺と矢田石材店が共同で運営するお墓です。矢田石材店がお寺でのお葬式をサポートする「お寺でおみおくり」の賛同寺院としてインタビューをした、住職の祖父江義典さんに、もう一度、お墓をテーマにお話をうかがいました。 お墓の心配を解消する魅力  ――前回のインタビューでは、欣浄寺の歴史や浄土宗西山深草派の宗旨にのっとって開いた模擬葬儀のこと、お寺でお葬式をする意義などにつ

      • <第2章:その1>心の闇が埋まる

         お墓参りすることによって、実際に人生の難問を解決し、事態を好転させた人々はたくさんいます。  すでに述べたように私自身、どうにもならない壁にぶち当たったときに、母のお墓にお参りして苦境から徐々に立ち直りました。はじめはただ「お母さんに会いたい」との幼い願いだけで墓所に向かったのですが、徐々に目に見えない母と対話を始めていたのでした。  ひとりでお墓に向かっていると、おもしろいもので、矢印が外に向かう(何ごとも他人のせいにする=他罰的になる)よりは、自分に向かってくる(自罰的

        • 吉良の歴史と自然に囲まれて

           愛知県西尾市吉良町の花岳寺は「吉良先祖の菩提寺」。忠臣蔵で知られる江戸時代の吉良氏よりも前の時代に、分家していた三河吉良の東条吉良氏の菩提を弔う、歴史ある臨済宗のお寺だ。今春、西尾吉良はなえみ墓園を矢田石材店とともにオープンさせたご住職の鈴木孝敏さん(60)にお話をうかがった。 金星山の僧房が発祥か  ――花岳寺の創建はいつですか。  「1200年代のころ、花岳寺のあたりを金星山と呼んでいて、そこにあったお堂に薬師如来が祀られていたそうです。花岳寺に薬師如来があるので

        <第2章:その2>妻から離婚届を突き付けられて

          <第1章:その6>お墓はいちばんのパワースポット

           私も有名なお寺で座禅を組んだり瞑想したことがあります。座禅や瞑想も体系化されていますから、自分の心の浄化という点で効力があります。  ただ、お墓参りの場合には、気軽に、すぐに行くことができますし、先祖や身近な故人と対話ができます。  お墓参りというと、年配の方がするものというイメージを抱きがちですが、むしろ必要なのは20代から40代の人たちです。それについては、次の第2章で具体的な事例を紹介しながら考えていきます。  若い世代が積極的にお墓参りをしていくことによって、自分が

          <第1章:その6>お墓はいちばんのパワースポット

          「原酒でも水割でも、肝心なのはウイスキーを味わうこと」

           愛知県岡崎市にある西福寺の山下存亮住職(58)は、ユーモアを交えながらも、「お寺の本筋を外してはならない」ときっぱり語る。市井の人々にはなかなかとっつきにくい仏教の教えを、どうしたら伝えられるのか、と考える。 鎌倉時代の創建か?  ――西福寺について教えていただけますか。  「名鉄美合駅の近くにある浄土真宗本願寺派のお寺です。創建ははっきりとわかっていません。戦国時代と、先の大戦の岡崎空襲との、2回の火事で資料が失われてしまいました。私のひいおじいさんが言い伝えをまと

          「原酒でも水割でも、肝心なのはウイスキーを味わうこと」

          矢田石材店も、此処に在り?

           愛知のお墓といえば、「はなえみ墓園」の矢田石材店!なんだけど、もちろん扱う石はお墓だけではない。  いろんな石の加工の依頼にこたえている矢田石材店はこのほど、会社にゆかりのある仕事をした。自衛隊の駐屯地に大きな記念碑をつくった。 陸自豊川駐屯地に記念碑  つくったのは、陸上自衛隊豊川駐屯地(愛知県豊川市)でこの春に廃止となった部隊「第10特科連隊」の記念碑だ。  第10特科連隊は大砲(FH70)を扱う部隊。愛知県東部の三河地区18市町村の防衛警備、災害派遣を担当し、今年

          矢田石材店も、此処に在り?

          「古さ」に身を寄せて俯瞰する

           オリンピックイヤーの2024年、カヌー・スラロームの羽根田卓也選手(36)は5度目の大舞台を迎えます。若くして海外へ飛び出し、オリンピックのメダル獲得で、「ハネタク」は日本ではマイナースポーツと言えるカヌーに目を向けさせました。新型コロナウイルスの世界的流行の中で地元開催のオリンピックが延期されるという稀有な経験を経て、夏のパリオリンピックへ臨みます。気持ちを込めたものや経験、場所などについて話してもらう連載『ココロ、やどる。』です。(文・松本行弘、写真・川津陽一) 東

          「古さ」に身を寄せて俯瞰する

          <第1章:その5>祖父との対話で立ち直る

           いちばん大きな決断と言えば、父が失敗して倒産したときに墓石屋を続けるのか、それとも別の会社に入ってしまうのかどうか、の選択でした。父には大きな借金(帳簿上で1億円くらい)もありましたし、当然、妻も生活のために働いてほしいと言いますし、ひじょうに迷ったのは事実です。  借金は父の借金ですから私は知らぬ顔で別の会社に入って生活してもよかったでしょうが(事実、友人たちからは、そちらをすすめましたが)、知り合いに借金を残したまま、のうのうと私だけが暮らしていくことはできません。  

          <第1章:その5>祖父との対話で立ち直る

          <第1章:その4>お墓の前で心を浄化する

           現代人はさまざまなストレスを抱えています。先の見えないもやもや感、不安感、焦燥感は、昔の人に比べて、絶対に多くなっていると思います。  父の会社が潰れた話はしましたが、そのときに私自身も半年くらいまったくお金を稼げず、たいへんな貧乏をしました。結婚していましたが、生活費にも事欠いた時期がありました。妻が車をぶつけられて、補償でもらったお金で食べているようなときもあったほどです。  そんなある日、たまたま妻と買い物に行ったときに、流行の小龍包屋さんがあって入ったのですが、結構

          <第1章:その4>お墓の前で心を浄化する

          「転ばぬ先の杖」となる

          江戸時代に栄えた尾張名古屋の寺町に高顕寺はある。大きな寺院や歴史ある神社など、多くの神社仏閣が集まる地域の一角で生まれ育った、38歳の加納慈孝副住職は、「仏教は面白い」という。「仏教離れ」「寺離れ」などと言われる昨今、仏教は「転ばぬ先の杖」と穏やかに語り、お寺にいろんな人たちを迎え入れたいと考えている。 清州越と尾張徳川家 ――高顕寺は伏見通に面して、西大須交差点のすぐ南と、名古屋市の中心部にありますね。 「この辺りは寺町として整備された地域で、高顕寺はその中ではちょっ

          「転ばぬ先の杖」となる

          「ハネタク」ココロのストーリー

          矢田石材店の季刊誌『Hanaemi』の陽春号を発行しました。巻頭の連載企画『ココロ、やどる。』に登場していただいたのは、今夏のパリ・オリンピック代表、カヌー・スラロームの羽根田卓也選手。5度目のオリンピックを迎えるベテランアスリートの「ココロ」のストーリーです。 5度目の五輪へ、見えたものは? 羽根田選手は、矢田石材店のある岡崎市と同じ愛知県の豊田市出身。両市は南北に隣接している西三河の街で、まさに地元のトップアスリートです。気持ちを込めたものや経験、場所などについてお話

          「ハネタク」ココロのストーリー

          「生きる」を考える大事なきっかけ

          愛知県豊田市の松平郷にある真宗大谷派の専光寺。ご住職の華埜井究(はなのい・きわむ)さんは、この山間の集落にある、壮大な大屋根の本堂を持つ寺院を守ってきた。軽快で洒脱な語り口の間から、襟を正して仏教に向き合ってきた自負、熱さが伝わってくる。「葬式坊主と言われることを恥じるな」という。 徳川ゆかりの街道にある集落 ――専光寺の周辺はとても自然が豊かなところですね。 「松平の滝脇町は、豊田市と岡崎市との境にある山の中の集落です。地元の滝脇小学校が野鳥の保護活動で日本一の表彰を

          「生きる」を考える大事なきっかけ

          <第1章:その3>どこでも戦える自分になれる

           お墓参りは故人との対話の場でもあります。生きていく上での強さは、お墓参りをして故人と対話をし、先祖を尊敬し、最後には先祖に身をゆだねることからも湧いてきます。  私の場合には、母へのお墓参りなのですが、身辺の出来事を細大漏らさず報告します。子どもが小学校に上がったこと、仕事の状況、最近出張が多くなったこと、少し体重が増えてきて悩んでいること、などなど。どんなことでも、正直に、思いのままに報告できるのがお墓参りのいいところです。  報告もしますが、お願いもします。こういう目標

          <第1章:その3>どこでも戦える自分になれる

          <第1章:その2>死ぬな、生きて帰ってこい

           日本では、江戸時代、一つの家を社会の最小単位としてとらえ、それを基本にコミュニティが形成されていました。それは明治・大正と受け継がれてきたのですが、一挙に変化したのは太平洋戦争に負けて実質的にアメリカ支配が行われるようになった戦後です。  社会も家も分解されて、個というものにバラバラにされてしまいました。戦前があまりにも国家支配の強い社会であったために、その反動もあって、個人を尊重する風潮は社会の隅々にまで行きわたりました。  しかし、何ごとも行きすぎはよくありません。今は

          <第1章:その2>死ぬな、生きて帰ってこい

          イラスト御朱印で戻った風景

          愛知県豊川市の浄泉寺(浄土宗)は、知る人ぞ知るお寺だ。林志宏住職(45)はイラストレーターで、住職の描いた萌え系イラストが入った毎月の御朱印は、遠方から整理券を求めて徹夜で並ぶファンもいるほど。大きな体で趣味のバイクにまたがり、笑顔がはじける林住職は、お寺の縁を広げるイラストの力を感じている。 河口の近く、水害で資料が散失 ――浄泉寺の歴史を教えていただけますか。 「1492年に創建されたのですが、詳しい経緯とか逸話は資料が水害で散失してしまって分からないんですよ。先々

          イラスト御朱印で戻った風景