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日本第一の神様に呼ばれる⁉

今年最初の神社案内で「大神神社(おおみわじんじゃ)」に参拝してきました。

仲良しの姉妹と、そのお友だちをご案内したのですが、当日は雨の予報でした。いつもの案内コースは、山の辺の道を歩いて「桧原神社」まで行きますが、滑りやすいところもあります。

コース変更の相談をしているときに、どこでランチにするかという話になって、ふっと頭に浮かんだのが「笠そば」でした。笠山荒神社の目の前にあります。

大神神社周辺には、三輪そうめんの本店もあるので「にゅうめん」とどちらがいいか尋ねると、悩むことなく「そばと荒神さん」ということで参拝コースが決まりました。

大神神社ではご祈禱をしていただいて、待合室のパワースポットに癒されました。狭井神社でご神水をいただいて、いざ笠山荒神さんへ。

巻野内の交差点に「笠山荒神」の看板がありますが、そこから車で20分ほど「本当にこの道で合っているの?」と不安になる道を進むと到着します。ほぼ一本道ですが、ところどころにある小さな案内看板のおかげで迷う心配はありません。

日本第一 笠山荒神社

待望のそばをいただいて、ようやく参拝へ。

笠荒神(笠山荒神)は「かまどの神様」として信仰され、日本三大荒神の一つに数えられます。ちなみに、あとの二つは清荒神(兵庫県宝塚市)、立里荒神(奈良県野迫川村)です。荒神とは仏・法・僧の三宝の守護神とされます。関西では「おくどさん」とも呼ばれます。

平日の午後、小雨の降る境内には他に参拝する人はいません。ゆっくり、のんびり参拝できるなあと思っていました。

平日のため、社務所は閉まっていました。拝殿の中も暗くて、神様もお留守かなあと心配になりました。しかし、祝詞を奏上すると、拝殿前にご神氣が広がってきて、ビンビン感じます。

「わしは、いつでもおるぞ!」と言わんばかりのパワフルなエネルギーです。これは心地良いなあ、しばらくは離れたくないなあ、と思って振り返ると、女性二人が待っておられました。

拝殿前のスペースを二人のために空けて「どうぞ参拝してください」と声をかけました。せっかくなので「ちょうど今、ご神氣が広がっているので感じてみてください」とお伝えしました。

こういう話は、相手を見て伝えます。分かる人、受け入れられる人でなければ、胡散臭いと思われるので、知り合いでも伝えないことが多いです。

女性二人は親子で、お母さんが「せっかくなので、般若心経を唱えたい」ということで皆で唱えました。

笠山荒神社は神仏分離によって、竹林寺から本殿を笠山山頂に遷座したという歴史があります。空海さんや修験道とも縁が深いので般若心経も喜んでもらえたと思います。神域で般若心経を唱えるときは、冒頭の「仏説」は省いて唱えます。

今、振り返って考えてみれば、この日の参拝は「神様に呼ばれた」参拝だったと思います。「どこでランチにするか」という話から荒神さんに参拝することになり、絶妙のタイミングで親子と出会い、神様に導かれた、もしくは神様に仕組まれたなあと思っています。

本殿参拝のあと、表参道にある閼伽井(あかい)不動に向かいました。実は、「笠そば」の目の前の鳥居は、北参道で正面入り口ではありません。

閼伽井不動は、もちろん不動明王を祀っていますが、中央に閼伽井池があり、その周囲に白龍や黒龍などの龍神さまを祀っています。まさに辰年に参拝するのにふさわしいパワースポットです。

閼伽井不動
閼伽井不動 由来

参拝後、親子から何者か聞かれたので、出版している本やホームページのことを説明したのですが、インターネットやSNSは、ほとんどしないそうで、一期一会の出会いだったようです。

そこで、最近の私のキーワード「循環」について話をさせていただきました。

神社仏閣巡りをしていると、出会った人が親切に案内してくれたり、お供え物をいただけたり、幸運なことがあります。これも神様の歓迎のサインの一つです。

神様はタイミングを調整して、幸運を演出してくれます。私のように神社仏閣巡り歴が長くなってくると、神様、仏様のお手伝いをすることがあります。

つまり、幸運を演出する側の役割をします。今回のように初めて参拝する人を案内したり、分かりづらい場所を教えたり、神様、仏様の手足となってお役目を果たします。

私自身も、神社仏閣巡りを始めた頃は、幸運に感じるようなことがたくさんありました(私が体験したことは本にまとめています)。

今は、その恩返しと神様、仏様のお手伝いを積極的にしています。恩返しは、お世話になった人だけでなく、困っている人や、道に迷っている人など、すべての人が対象です。

この日、ご一緒した皆さんにお伝えしたのは、幸運なことがあって良かったと感じたなら、今度は他の人を助けてあげてください。そうやって「感謝の気持ち」「奉仕の心」「循環」することで、平和になり、やがては「情けは人の為ならず」で、自分自身にも返ってきます

「情けは人の為ならず」は、「情けをかけると、その人のためにならない」と勘違いされますが、本当の意味は「人にかけた情けは、巡り巡って結局は自分のためになる」です。

あなたも、ぜひ「情けは人の為ならず」を実践してください。

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