残り一週間となりました

写真のように、ハロウィーンは来る週末ということで、コロナ禍において、大きな活動やイベントは限定的だと思いますが。また丁度一週間後の2020年11月3日には、米大統領選挙(その他の選挙も含みますが)もあります。

過去の投稿について、下記リンクもご確認ください。
米最高裁:
米最高裁の変化の流れ
最高裁に関連する雑念
Post-RBGの最高裁
米大統領選:
米大統領交代の可能性が上昇中?
来る大統領選までのアメリカ①
対中政策は更なる強化の方向か
来る大統領選までのアメリカ②
トランプ大統領のコロナ感染

前回のトランプ大統領のコロナ感染に関する投稿以降、副大統領候補の討論会や、先週は大統領候補の討論会に加えて、郵便投票は安全でないなり偽の投票箱が作られたり、また民主党バイデン大統領候補の息子ハンター氏に関するスキャンダル(というかトランプ大統領一家のスキャンダルは逆になれてしまったのかもしれないが)もありました。

どちらの候補が当選となるのか、そして選挙後両候補がどのような道を進むのかは分かりませんが、結果は来週なり、その後の集計作業を見てみましょう、ですかね。

一方で上記記事のように、リベラル派であったギンズバーグ判事死去に伴う、新たな米最高裁判事指名に関して、トランプ大統領が指名した保守派のバレット氏の承認が行われる見通しとなった模様。これにより米最高裁はより保守寄りな見解を出すような仕組みになると予想されます。

そこで興味深いなと思った上記記事がありました。バチカンのローマ法王は金満やポピュリズムを推し進めるトランプ大統領に対して反対の意思を示している模様。

2016年の米大統領選挙前、排外主義を掲げ、メキシコとの国境に壁を造ると公約していたトランプ氏のことを教皇は「キリスト教徒ではない」と述べた。...16年の選挙ではトランプ氏は白人のカトリック票を過半数獲得した。今回、彼らの支持は下がっており、教皇はさらに低下させようとしている節がある。

またバイデン候補が当選すると、ケネディ大統領以来のカトリック系の大統領となり、ローマ法王は喜ばしいのではないか、と。一方で中絶反対など伝統的な価値観は、この度承認される公算の保守系のバレット判事の考えと似ている、ともいえる。となると、やはり米国の進む道は、バチカンが望む道に少しずつ近づいている、とも考えることができる。

思い返せば、民主党オバマ政権時の2014年に米キューバの関係修復を仲介したとされるのもバチカンのフランシスコ法王。多くの米国民感情とのずれはあるかと思うが、民主党大統領と保守的な最高裁、というバランスは、特にバチカンからすると、一定程度良いバランスなのかもしれないな、と勝手に感じた。

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