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【ウィーン】ハプスブルク家の栄華の象徴「ホーフブルク宮殿」を2時間で散策!

どうもー!都内に住む旅好き会社員の泰奈です!
ウィーンの旅ログの記事が今回で12本目となりました。
たくさんご紹介してきましたが、オススメや見どころはまだまだあります!

今回はハプスブルク家の栄華の象徴「ホーフブルク宮殿」へ散策した時のことを書いていきます!

■ ホーフブルク宮殿


ウィーンを訪れてハプスブルク家に興味を持つ人も多いと思いますが、私もその一人です!
ハプスブルク家の栄華のおかげで、今のウィーンの街並みが見られるといってもいいほどです。
そんなハプスブルク家の歴代皇帝が住んでいた宮殿が、ウィーン中心部に位置するホーフブルク宮殿というわけです。

ホーフブルク宮殿は増改築が繰り返され、大変広く18の棟が複雑に入り組み、2500以上の部屋があります。
広大な敷地内には、旧王宮や新王宮、オーストリア国立図書館、アウグスティーナ教会、アルベルティーナ美術館、王宮庭園、スペイン乗馬学校、スイス宮といった多くの見どころがあり、オーストリア大統領官邸も置かれています。

これらを全部見て回ると丸1日がかりになるので、今回はいくつか見て回ったところをご紹介していきます!

公式サイト:ホーフブルク宮殿(英語)
https://www.hofburg-wien.at/en/

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市民公園(フォルクスガルテン)から見た新王宮。
ここからてくてく歩いてホーフブルク宮殿散策をしていきます!

■ 散策ルート

所要時間:約2時間

英雄広場(スタート)

新王宮

旧王宮の中庭

旧王宮

ミヒャエル広場(ゴール)

■ 英雄広場に立つ騎馬像と二人のオーストリアの英雄

まずは新王宮へ向かっていくと英雄広場(ヘルデンプラッツ)があります。
まずは一人目の英雄はこちら!

カール大公騎馬像
1809年アスペルン・エスリンクの戦いで、カール大公率いるオーストリア軍が、皇帝ナポレオン・ボナパルト率いるフランス軍を破り勝利に貢献しました。
カール大公は、神聖ローマ帝国最後の皇帝フランツ2世(オーストリア皇帝としてはフランツ1世)の弟です。

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馬が前足を上げている騎馬像からは躍動感が伝わってきます!

続いてもう一人の英雄はこちら!

オイゲン公騎馬像
撮影した位置から少し離れているのでわかりづらいかもですが、新王宮の前に国民的人気を誇るオイゲン公の騎馬像があります。
オイゲン公はフランス出身の貴族で、オスマン帝国(オスマントルコ)軍との戦いやスペイン継承戦争を勝利に導いた人物です。

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カール大公騎馬像が見つめる先に、
オイゲン公騎馬像と美しいカーブを描いた新王宮が建っています。

■ 新王宮とウィーン名物 観光馬車

新王宮(ノイエ・ブルク)
新王宮は、オイゲン公像の後ろに建つ美しいカーブを描いた建物で、民俗学博物館やエフェソス博物館、武器コレクション、古楽器コレクションがあります。
新王宮に隣り合う部分は現在国際会議場として利用されており、様々な国際会議や冬の舞踏会シーズンの華やかな会場となります。

観光馬車(フィアカー)
新王宮前の通りに馬車の列がありました!
ウィーン名物の観光馬車のことをフィアカーというそうです。
パカパカ音が聞こえる!と振り返ったら馬車が優雅に通り過ぎていきました。まるで映画のワンシーンのよう!
ウィーンの街に馬車はよく似合いますね〜。

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色んな毛並みのお馬さんたちが待機していました。
もし私がこの馬に乗ったら絶対に白馬の王子様ごっこをやると思います(笑)

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この子達は終始いちゃいちゃしていました(笑)
頭の上に被り物(?)がありますが、先ほどの白馬とは何か違うんでしょうか?

レオポルト宮
お馬さんには乗らずに、てくてく新王宮前の道を左に進んでいくと正面にレオポルト宮が見えてきました。
レオポルト宮は、皇帝レオポルト1世により1660年頃に建築された初期バロック様式の歴史的建築物として改築や拡張を繰り返してきましたが、1947年よりオーストリア大統領官邸になっています。
ちなみにレオポルト1世は、マリア・テレジアのおじいちゃんです。

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おや?レオポルト宮の右側の壁面に何かついています。

ウィーンの州旗と同じ赤と白の旗は、歴史的に意義のある建物に掲げられているウィーン市観光局が定めたもので、市内に約200ヶ所もあるそうです。
どこに行くか迷った時は、見どころは赤と白の旗が目印!とだけ覚えておきましょう(笑)

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歴史的建造物だとわかりやすく格調も高い目印です。

■ 旧王宮の中庭も見どころたくさん!

フランツ2世像
旧王宮の中庭にやってきました。
中庭の中央には神聖ローマ帝国最後の皇帝フランツ2世の像が立っています。
オーストリア皇帝フランツ1世でもある人物です。

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神聖ローマ帝国最後の皇帝フランツ2世像。
先ほど英雄広場の騎馬像でも紹介したカール大帝のお兄さんです。

スイス宮とスイス門
中庭の東側にあるスイス宮は13世紀末に建てられました。
マリア・テレジアの命令で王宮の警護に当たったスイス衛兵が宿営していたことがスイス宮・スイス門の名前の由来です。
鮮やかな赤と黒に塗られたスイス門をくぐると王宮礼拝堂がある中庭に出ます。中庭だけでどれだけあるんでしょう(笑)

今回は立ち寄りませんでしたが、王宮礼拝堂で日曜や宗教的祝日のミサには、ウィーン少年合唱団やウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の選抜メンバー、ウィーン国立オペラ座合唱団、名オルガニストからなる王宮礼拝堂楽団による、格式高い教会音楽が演奏されるんだとか!
次回はぜひウィーン少年合唱団の天使の歌声を聴いて見たいです!

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鮮やかな赤と黒に彩られたスイス門。
スイス門の先の中庭右側に王宮礼拝堂があるそうです。

カフェ・ホーフブルク(CAFÉ Hofburg)
ホーフブルクは「皇帝の宮殿」や「王宮」という意味なので、こちらのカフェはずばり「王宮カフェ」ですね!なんて優雅なのでしょう!

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中庭にあるので、ここまで来ないと気がつかないかも。
知る人ぞ知る穴場なカフェ♪(勝手に命名)


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王宮カフェでお茶したら、あなたも今日から紳士淑女の仲間入り!
…なんてね(笑)

■ 旧王宮にはハプスブルク家歴代の皇帝が住んでいた!

中庭を抜けミヒャエル門を抜けるとミヒャエル広場に出ました。
広場で振り返ると立派な旧王宮の姿が!

旧王宮
旧王宮はハプスブルク家の歴代皇帝が生活をし、執務を行っていた場所です。
皇帝の部屋、シシィ博物館、銀器コレクションもあり、ハプスブルク家の人々の暮らしぶりを見せてくれます。

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立派な旧王宮の中央にはミヒャエル門があり、4体の大きな彫像が飾られています。

ミヒャエル広場
ミヒャエル門の前にはミヒャエル広場があり、夕暮れ時の街の明かりがとても綺麗でした。

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旧王宮を背にしてミヒャエル広場左側を見たところ。
左側に見えるのは旧王宮。オーストリア 246

旧王宮を背にしてミヒャエル広場正面を見たところ。

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旧王宮を背にしてミヒャエル広場右側を見たところ。
右側に見えるのは旧王宮。

おわりに

全部の施設をじっくり見て回ったら絶対1日では足りないほどホーフブルク宮殿は広かったです!
私はウィーンの旅がきっかけで、ハプスブルク家や西洋史に興味を持ち自分で調べたりするようになりました。
知識はまだまだで、これから伸びしろがたっくさんありますが(笑)、少しでも関連人物の名前を知っていたり、歴史の背景を知っているだけで何十倍も旅が楽しくなることを旅を通して学びました。
最終的には西洋史だけでなく世界史と日本史の出来事の年代が紐づくようになりたいですね♪

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた次の旅ログでお会いしましょう😊

渡部泰奈

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