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街のかけらをたどる旅を続けよう

sanchi

緑あふれる温泉施設。露天風呂の上に広がる青い空。
流れ行く雲を眺め、旅先の温泉での至福のひととき｡
風呂上がりのビールの誘惑を振り切って旅を続ける。
風景の中に楽しみを探し､また街のかけらをたどる旅｡


街のかけらは日常にも｡旅するように日々も過ごして


街角の緑のお店。平田ナーセリーは
くらしに花、心に華がキャッチフレーズ
千日紅も鮮やかに。この旅で訪れた能古島や

以前にも立ち寄った平田ナーセリーを思い出す


道沿いには見覚えのあるロゴのカフェ
建物とロゴデザインが呼応して

カフェファディは天神の大きな吹き抜けの下にも

黒川紀章の空間も九州の大切な旅の思い出


近くにある木蓮は、五島のhotel souにあったnice things
という雑誌で見つけた。扉を開けたいお店という特集にて
緑に囲まれた住宅街の一軒家の佇まいに

ツバキ文具店の風景を重ねる

その扉の奥には魅力的な空間と作品と

店主であり作家のとよだようこさんが作りだす

やさしい風合いの作品の数々

一軒家をリニューアルしたお店の空間も心地よい


道の途中の家型。オブジェのような佇まい

家型を見るとつい立ち止まったりも


こちらの家もよい感じと思いつつ参道へ
旅の途中には神社にも立ち寄って
朱色で彩られる神社には
稲荷大明神の幟
朱色の鳥居をもつ宇賀稲荷神社
境内を進み、社務所を過ぎ
紅葉八幡宮の本殿へ
この神社ならではの紅葉の絵馬
碁盤の儀も準備され、そろそろ七五三の時期。傍らには
たくさん撫でられて丸みを帯びる牛の像
神社といえば狛犬も

神社で出会った動物たちも懐かしい

今度は表の参道を通り
紅葉八幡宮を後にする

旅先の日本建築のもつ空気も楽しんで


街めぐりではささやかな風景も
影の作り出す形にもひかれている

旅で出会う色は、日常にある色合いもにつながって


街を走る｡道の途中にある様々な建物｡角をまがる度に
風景がきりかわる。空を見上げながら、街のかけらを
拾いながら｡花の風景やカフェ｡お店に家型｡神社や影｡
九州で出会った様々な風景が目に浮かんでくる｡息を
のむ絶景への旅の他に、日常へと続くささやかな旅｡
記憶の中の風景に思いをはせた、九州での最後の旅。


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