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【書評ラジオ】竹村りゑの木曜日のブックマーカー

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北陸放送で毎週木曜日の18:30~18:45に放送している(再放送は毎週日曜日の7:15~7:30)書評ラジオ「木曜日のブックマーカー」。Podcastで全国から無料で聞いて頂け…
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2022年3月の記事一覧

宇野常寛『遅いインターネット』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月17日放送分)

宇野常寛『遅いインターネット』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月17日放送分)

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<収録を終えて>
 作者である宇野さんの目から見たメディアリテラシーについて語られた本です。インターネットのような「情報技術」が発達したことによって、資本主義はどう変容しどんな断絶を生んだのか? 政治に求められるものはどう変わったのか? 私達の快楽の形も変わったのではないか? など、経済・政治・風俗の3方向か

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ジョージ・オーウェル『一杯のおいしい紅茶』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月10日放送分)

ジョージ・オーウェル『一杯のおいしい紅茶』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月10日放送分)

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<収録を終えて>
 20世紀前半を生きたイギリスの作家、ジョージ・オーウェル。
『動物農場』や『1984年』などが代表作ですが、今回はオーウェルの柔らかで親しみのある部分を知ることのできる、小さなエッセイ集をご紹介しました。というか、オーウェルは先に上げた2つの小説があまりに傑作であったために小説家として名を

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三秋縋『君が電話をかけていた場所』『僕が電話をかけていた場所』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月3日放送分)

三秋縋『君が電話をかけていた場所』『僕が電話をかけていた場所』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月3日放送分)

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<収録を終えて>
今回は「ライト文芸」のジャンルから、三秋縋さんの2作品をご紹介しました。
公衆電話という「かかってくるはずのない」電話から、「誰だかわからない」人が電話をかけてくる……不穏な仕掛けを巧みに使ったストーリーは、読み手を飽きさせることなく、ぐんぐんと物語の世界に引き込んでいきます。
三秋さんって

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