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アルバムレビュー

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漫然とアルバムを聴いていると印象を忘れてしまうので、アルバムを聴きながら1曲づつ感想を書き留めてみることにしました。特にジャンルレス。その日選んだアルバムを聴いてレビューしていき…
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2020年11月の記事一覧

Dynazty / The Dark Delight

Dynazty / The Dark Delight

2007年結成、スウェーデンのメタルバンドDynazty(ダイナスティ)。AFMレコードと契約してから2枚目となる2020年7thアルバムです。ボーカルのNils MolinはAmaranthの男声ボーカルとしても活躍中。メインボーカルを張れるほど力量があるんですね。魅力的な声。アルバム全体としては一本調子でやや中だるみする場面もありましたが、クオリティは高く名曲も入っています。個人的には曲単位で

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Antibalas / Fu Chronicles

Antibalas / Fu Chronicles

Antibalasは1998年結成のNY,ブルックリンのアフロビートバンドです。フェラ・クティ系統の多人数、ポリリズムで反復的なアフロビート。ただ、曲は比較的コンパクト。フェミクティと同じ方向性ですが、NYのバンドだけあってもう少しさまざまな要素が加えられています。後、そこまできちんと詩を訳してはいませんが、アルバムタイトルやビジュアルから、アメリカの社会問題を反映したようなテーマが多い印象もあり

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Deep Purple / Whoosh!

Deep Purple / Whoosh!

Deep Purple(DP)のラストアルバム、UKハードロックの源流の一つであり、50年以上にわたり現役でありつづけたDPもついに最終章。もともとはクラシックとロックの融合というアートロック(当時はプログレという言葉ができる前)バンドとして第一期をスタートし、67年のジミヘンデビューから始まったハードロックムーブメントに合わせて音楽性を変えた第二期、デヴィッド・カヴァーデイルとグレン・ヒューズと

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Five Finger Death Punch / F8

Five Finger Death Punch / F8

2005年デビュー、USメタルバンドFive Finger Death Punch。北米でのアルバム売り上げは2009年の2nd「War Is the Answer」、2011年の3rd「American Capitalist」が共に100万枚を超えるなど新世代のUSメタルの旗手の一つ。こちらは2020年リリースの作品ですが、個人的には展開が読みやすくあまりメロディに魅力を感じませんでした。分かり

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DGM / Tragic Separation

DGM / Tragic Separation

イタリアのプログ・メタルバンド、DGM。メロハーの殿堂フロンティア・レコードに移籍しての2作目。さらにメジャー感を増し、メロディアスなコーラスラインと高度な演奏技術、重厚なプロダクションが楽しめる快作です。Dream Theaterが好きな人なら気に入るでしょう(というか最近のDTより一曲一曲のキャラクター性や娯楽性が高い気すらします)。このバンドならではのオリジナリティとも言えるのは「完成度」。

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Blue Oyster Cult / The Symbol Remains

Blue Oyster Cult / The Symbol Remains

USハードロック、メタルレジェンドBOCの2020年大復活作、ブランクを感じさせない、いやむしろクリエイティビティの大幅な向上を感じる素晴らしい作品でした。イタリアの誇るメロハーの殿堂フロンティアレコードからのリリースで、適度にメロハー感が追加されたのもプラスに働いています。もちろん、昔から(たとえばBurning for Youとか)メロディアスな側面があったバンドなので付け焼刃感はなく、ポップ

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Conception / State of Deception

Conception / State of Deception

Conception(コンセプション)は1989年結成、1991年デビューのノルウェーのバンドです。中堅実力派バンドとしてコアな人気を集めていましたが1998年、ボーカルのロイ・カーンがUSのシンフォニックメタルバンドKamelotに引き抜かれ、解散。2018年に再度メンバーが集結し、本作は23年ぶり5枚目のアルバムとなります。よりプログレッシブ色が強まり、独特なメロディラインを歌唱力でねじ伏せる

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Corey Taylor / CMFT

Corey Taylor / CMFT

Slipknot、Stone Sourのフロントマン、Corey Taylor(コリィ・テイラー)の2020年、初ソロ作。それぞれのバンドとはまた違うメロコア的というか、比較的明るめのアメリカンハードロック作品です。なるほどこういう音楽もやってみたかったのねという内容。曲によって出来不出来はありますが、総じて聞いていて心地よくハードロックの快作。この人は本当になんでも歌えますね。

★ つまらない

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Enslaved / Utgard

Enslaved / Utgard

Enslaved(エンスレイヴド)は1991年結成のノルウェーのバンドで、いわゆるノルウェーのブラックメタルやデスメタル、エクストリームメタルの源流や祖とされるバンドです。極端な攻撃性を求めた初期からだんだんとプログレッシブな音像に変わっていき、ほぼ同時期にデビューしたスウェーデンのOpethとも類似の音楽的変遷をたどっています。Utgardは2020年の15枚目のアルバムで、北欧神話をモチーフに

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Lovebites / Elecctric Pentagram

Lovebites / Elecctric Pentagram

Lovebitesは2016年結成、2017年デビューの日本のメタルバンドです。世界市場を見据えた活動、作品作りをしており全英語詩、海外のフェスティバルにも積極的に参加しています。2018年にはメタルミュージック最大規模の祭典「Wacken Open Air」にも参加。ジャパニーズメタル新世代として着々と海外での実績を積んでいます。Babymetalの快進撃があり、Lovebitesも女性メンバー

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Bon Jovi / 2020

Bon Jovi / 2020

1984年デビューで、80年代、空前のハードロックブームの一翼を担ったバンドであり、今ではすっかり落ち着いた貫禄のBon Jovi。90年代のグランジ・オルタナの台頭の中で80年代ハードロック勢が苦戦を強いられていく中、アメリカンロックやカントリーに接近し独自の音楽性を開眼。もともとカントリーっぽさが強いバンドだったんですよね。今ではすっかり大人向けのロックバンドになりました。こちらは2020年の

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Amaranthe / Manifest

Amaranthe / Manifest

Amaranthe(アマランス)は2008年結成、2011年デビューのスウェーデンのメタルバンドです。メインの女性ボーカルと絡み合う男声ボーカルで、女性ボーカルパートは突き抜けたポップさが特徴的。今は女声ハイトーン、男声クリーントーン、男声グロウルのトリプルシンガー体制です。北欧メタルの一線級バンドらしく作曲能力が高い。ABBA的な展開が美しい耳に残るフックがあるメロディーとトリプルボーカルによる

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Sufjan Stevens / The Ascension

Sufjan Stevens / The Ascension

スフィアン・スティーヴンスは1975年生まれ、1999年デビューのアメリカのシンガーソングライダーです。こちらは2020年にリリースされた8作目のアルバム。宅録系のUSインディーズ・フォークロックのアーティストですが、アルバムは娯楽性が高くメロディパターンも壮大で豊富、音楽のアイデアが豊富で、トッドラングレン辺りを彷彿とさせる面もあります。トッドに比べると音楽的にはもっとカントリーとかルーツミュー

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Testament / Titans of Creation

Testament / Titans of Creation

1983年結成、1987年デビューのベイエリアスラッシュの雄、テスタメントの2020年作。ベイエリアスラッシュはアメリカ、サンフランシスコに隆興したスラッシュメタルのシーンで、エクソダス、メタリカ、デスエンジェルなどが著名。詳しくはこちら。テスタメントもその中核を担ったバンドで、キャリア30年近い円熟味あるスラッシュメタルを奏でています。曲の構成はさまざまなパートが重なり合って緊張感を増していくの

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