見出し画像

【ドラフト2024】オリ・宮城大弥投手に続ける好左腕 興南・田崎颯士投手の将来性 ~8/8~

◇8月8日 大阪桐蔭5-0興南(甲子園)

興南にまた楽しみな左腕が登場しました。

2010年に春夏連覇を達成した島袋洋奨氏(元ソフトバンク)、オリックスの宮城大弥投手など左の好投手を続々と生み出す興南。

今夏の甲子園のマウンドには、最速149キロ左腕の田崎颯士投手がいました。

1回戦の相手は、優勝候補の1つでもある大阪桐蔭。

初回、先頭の吉田翔輝選手に対する投球で、ただ者ではないことを証明しました。


レベルの高さを証明

左打者の吉田選手に対し、138キロの直球、大きく曲がるスライダーで追い込むと、3球目は内角高めに142キロの直球。

ボールになりましたが、投球の幅が広がる1球に、田崎投手のレベルの高さを感じました。

田崎投手のスライダーは超高校生級。左打者の内角を臆することなく攻めることで、外角を広く使うことができます。

結果、外角へのスライダーをバットの先に当てさせ、ボテボテの投ゴ。

初回は左打者3人に対し、わずか9球で抑える完璧な立ち上がりをみせました。

光った6回2死一塁

しかし、大阪桐蔭打線が2巡目に対応し、3回に3点、4回に2点を失いました。

この日の最速は143キロ。スライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜ、7つの三振を奪いましたが7回途中5失点で降板。チームも敗れました。

一方、再び光ったのは6回表、2死一塁の場面。

途中出場の左打者・畠中健太選手に対し、カーブと直球で追い込むと、3球目はワンバウンドのスライダー。空振りは奪えませんでしたが、打者を反応させていました。

直球を挟んだ後、最後はスライダーで空三振。初見の打者に対し、圧倒的な投球ができることを示しました。

オ・宮城投手に続く素質と将来性

今後の進路は分かりませんが、田崎投手の将来性を評価するプロ、大学、社会人チームが豊富にあることが予想されます。

まだ線は細いですが、身体が出来上がり、平均球速が上がればプロの世界で活躍することができます。

オリックス・宮城投手に続ける素質と将来性を持つ田崎投手。

1回戦で散りましたが、数年かけて注目し続ける価値がある好左腕です。

【参考サイト】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?