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2022年10月の記事一覧
読書日記『生きるためにつながる』(石鍋仁美,2013)&『つながるカフェ コミュニティの〈場〉をつくる方法』(山納洋,2016)
3ヶ月間、北海道の中山間農業地域でひとり暮らしをした。バイト先である牧場と家を往復する毎日で、知り合いも少なく、とても寂しかった。
唯一、ひとと繋がれる場所は、夏の間だけ開いている山の上のカフェだ。店主の方が話しかけてくれたり、面白い人と引き合わせたりしてくれて、とても元気が出る場所だった。
来年度からその町で就職するにあたり、自分が自分のままでいられるような居場所を持てるかは精神的死活問題だな
読書日記『雨の降る日は学校に行かない』(相沢沙呼,2014)
実写ドラマ化中の『medium』の原作者でもある相沢沙呼さんの本。私は図書館でこの本を借りたのをきっかけに相沢さんを知った。
この本を初めて手に取ったのは、中学2年生か3年生のときだった気がする。中1の時、いろいろあって、不登校→保健室登校か図書室登校、時々教室みたいなことをしていた。中2からは教室に行くようになっていたけど、学校に行きたいと思ったことはなくて。そんな時にこのタイトルを見かけたの
読書日記 『あなたにオススメの』(本谷有希子,2021)
「推子のデフォルト」と「マイイベント」の2編構成。どちらも最近書かれた感じが溢れてると思った。
極端な行動をする、少し狂っているけれど現実にいそうな人間を本谷さんは良い塩梅で書く。
推子のデフォルト
超情報化社会であり、「等質性」「仮想空間に居続ける能力」が重要となった日本が舞台。ゴリゴリに自分をオンライン化している推子(おしこ)とその娘・肚(はら)ちゃん、オフライン依存症の疑いをかけられたこ