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ASARI NOTE

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ASARIによるライナーノーツのような音楽紹介です。
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2023年11月の記事一覧

Penguin Cafe - Rain Before Seven...

南フランスで食べた奇妙な魚とそのための幻覚が発端でアイディアが生まれたとされるサイモンジ…

ASARI
6か月前
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Castlebeat - Melodrama

2020年作、Josh Hwangによるソロユニットで、同じカリフォルニアで活躍するCucoと近いドリーム…

ASARI
7か月前
6

Sun Ra - Celestial Love

サンラの幅広いアプローチの中では初期作にも近く、一方でオーケストレーションを意識したアレ…

ASARI
7か月前
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Scuba - SUB:STANCE In Retrograde

ポールローズは、このスキューバ名義でラジカルなダブステップ系作品のプロデユーサーとして知…

ASARI
7か月前
6

Luca Longobardi - Van Gogh - La Nuit Étoilée

各地で開催された没入型のゴッホ展(Van Gogh - La nuit étoilée, an immersive show)だが…

ASARI
7か月前
7

Peter Broderick & Ensemble 0 – Give It to the Sky: Arthur Russell’s Tower of M…

ピーターブロデリックが現代音楽家集団Ensemble 0と組んでチャールズアーサーラッセルの作品を…

ASARI
7か月前
12

Chicano Batman - Cycles Of Existential Rhyme

かつて北米からの留学生が南米で広めたという説もあるようだが南米サイケは北米での充実期を経て、1970年代前半に多くの名盤を残したように思う。Chicano Batmanは2008年に結成された西海岸のバンドだが1970年代のチカーノサイケを思わせるサウンドを展開している。本作は2014年にリリースされたアルバムでサイケロックの辿った道と同じように枯れたサウンドを展開している。 Cycles of Existential Rhymeは、オルガンのイントロメロディーが素晴らしい

Prefuse 73 - The Class of 73 Bells (feat. School of Seven Bells)

Prefuse 73のアヴァンポップな電子音とサイケプログレバンドSchool of Seven Bellsという組み…

ASARI
7か月前
7

Shi-Shonen - 2001年の恋人たち

1986年リリースの本作がセカンドアルバムになる。戸田誠司の幅広いアレンジが素晴らしい。カバ…

ASARI
7か月前
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The Red Krayola - Fingerpainting

この時期の一連のDrag Cityからのリリースは、レッドクレイオラの何度目かのピークだと思う。…

ASARI
7か月前
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Orbiting Human Circus & The Music Tapes - Quartet Plus Two

Elephant 6 Collectiveのメンバーとして様々なバンドで活躍するサイケデリックトイアヴァンポ…

ASARI
7か月前
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Chuck Berry - Rockit

ロケットとロックイットをかけたのかなとふと思う。オリジナルアルバムとしては1979年の本作の…

ASARI
7か月前
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John Andrews & The Yawns - Love for the Underdog

ストリングスの使い方がコリンブランストーン的である一方で近年のUSインディーとも連動するメ…

ASARI
7か月前
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Joe Meek - Joe Meek's Tea Chest Tapes: The I Hear A New World Sessions

アウタースペースミュージックというコンセプトをもってトライアンフから発表したテープエコーとオープンリールによる1960年のアヴァンポップエレクトロニカ「I hear a new world」のさらに本作はセッショントラックスという位置付けになる。I hear a new world自体が極めてラジカルだがそのためのセッションということで本作はさらにアウタースペース寄りの作品群になっている。チェリーレッドからのリリースでは7トラックが収録されているが、間断なく続く一つの音響作品