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Prefuse 73 - The Class of 73 Bells (feat. School of Seven Bells)

Prefuse 73のアヴァンポップな電子音とサイケプログレバンドSchool of Seven Bellsという組み合わせがまず素晴らしい。どちらの側に寄せるかによって異なる表情を見せつつ互いの持ち味を活かしきった素晴らしいコラボレーションだと思う。

冒頭のThe Class of 73 Bellsはポエティックな表現とSchool of Seven Bellsのボーカルが素晴らしい。サイケデリックな電子音の切り取りとシンプルなリズムに乗せた呪術的にも感じられるサイケデリックなメロディーが折り重なり終始不思議な浮遊感に包まれた名曲だ。

続くSmoking Redは一転してエフェクティブノイズとプログレッシブなドラムが楽曲を支配する。ラジカルな表現だがループや逆回転などの要素がポップな即面を打ち出していてバランス感覚が面白い。En Blancoは、ヘビーサイケというような面持ちのギターとベースが印象的だが断片的な電子音によってエレクトロ感が増す前半に対して、後半は美しいストリングスの登場で雰囲気が大きく変わる。この後半の浮遊感が素晴らしい。

前の曲のストリングス、冒頭の曲のリアレンジボーカル、伏線を回収するかのようなリフレームが美しいThe Classical Sounds of 73 Bellsは、ノンビートにThe Class of 73 BellsのボーカルトラックとEn Blancoを踏まえたストリングスアレンジの組み合わせが見事だ。

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