出会いが人生を変える。

人との出会いは、わたしたちの人生をときに大きく変化させてくれます。そうなる前には怖かったり、不安や迷いもあると思いますが、変化したあとには出会えて良かったなと感じることのほうが多いのではないかと思います。人間関係というのはほぼすべての人が持つ悩みのテーマですし、わたし自身もそれによって人生の大半は悩まされてきました。しかし、出会いがもたらす変化は実はとてもとても大きなものです。人間関係への苦手意識や、面倒くささはあったとしても、得られる対価はそういった負の感情を一掃してくれるほどです。

人と出会いたいけれど、人間関係が面倒くさい。そういう人は、「関係をつくろう」とは無理に思わずに、チャレンジすることには躊躇わないことです。チャンスに飛び込むこと、何かに挑戦することにだけ意識を向けるようにします。こうして集中していれば、人間関係は自然とくっついてくるものなのです。

よく恋愛でも気持ちが重いとか軽いという言葉が使われますが、人間関係もどうにかしようと意識しすぎると重くなってしまうものです。もっと自然なものだと思って、他のことに意識を向けていれば、勝手につながっていくのが人間関係です。

例えば、さいきんになって通い始めたジムでは受付のお姉さんと仲良くなり、よく話すようになりました。最初は雑談なんてしませんが、6回通ったところで「花粉症がひどくて」なんて会話もできるようになりました。目的は筋トレで、誰かと友達になることではありませんから、気負わずに話ができます。

こういった感じで、自然に相手とつながりができるのが理想です。

その関係にメリットやデメリットなどの損得勘定を見出そうとすると、途端にむずかしくなるものです。求める気持ちが強くなり、重くなるからです。そうではなく、自然体でいれば相手から求められることもあります。そのときに応えればいいので、自分からアクションを起こさなくても実は良いこともあるのです。

なにかたくさん話をすることが大切なのではなく、「こんにちは」「今日は寒いですね」といったような挨拶もコミュニケーションの一環です。特定の相手と接した回数が、わたしたちのあいだに”親しみ”をもたらしてくれます。

そして、親友になれたり、恋愛に発展したりという深い関係になる人もその中にはいるかもしれません。さらには、あなたの人生を変えてくれるような出会いがあるかもしれません。あなたを次のステージへと一気に引き上げてくれるような人です。

自然な出会いやチャンスを拒まずに、自然に接していることでつながっていく縁があります。気負わずにそのまま、過ごしてみてください。