見出し画像

【肉肉肉ざんまい】一週間おいしい肉を食べまくった話・スケジュール編

こんにちは、矢御あやせです。
突然ですが、皆さんはお肉、好きですか?
私はお肉がだーいすき!!!
特にチーズのハンバーグとかポテサラパケットディッシュとかサイゼの野菜ソースがかかった鶏肉が大好きです!!

でも、炭水化物と卵とチーズとトマトケチャップとラーメンと海苔はもっと好き!!

これはそんな、血液ドロドロになるべくしてなったみたいな、血液ドロドロのエリートである私が、はからずも食べたこともないような美味いお肉に囲まれてしまった一週間のお話です。

流石に7日間毎日お肉を食べた訳ではありませんが、美味い肉との邂逅は全四回

一週間にしてはかなり多くありませんか!?
私としては、数カ月に一回食べれたらラッキーみたいなお肉を週に4回も食べるなんて、ヤバめの貨幣価値の崩壊が起きているような感覚でした。

肉の予定が4回入った手帳を見た瞬間、貧しい平民がいきなり王族になってしまった! ……みたいなべったべたな少女小説のヒロインにめっちゃくっちゃ共感することができました。

しかし、ヒロインさんサイドとしてはは突然ふくよかな女の人に「あんた気持、わかるよ」なんてイイ女的アプローチをされても「は、はぁ」としか言えないと思います。でも、今だけは同情させてください。

実を言うと、我が家は食べ物にこだわりがあり、エンゲル係数だけはそこそこ高いので、それなりにいいものを食べています。なのですが、あくまでそれは魚や野菜の話であって、肉は豚の細切れ縛りだし、鶏肉は必ず胸肉です。

誤ってモモ肉なんて買ってきた日にはきつく罰せられます

……なんていうのは流石に嘘ですが、我が家は天変地異が起きない限り鶏はほぼ胸肉です。
今年の秋口に久々に家庭でモモ肉を口に運んだらそのジューシーさに普通に驚きました。
そのせいで、私は鶏肉に求めるレベルが異様に低かったりします。

戦争を知らない子供達ならぬ、モモ肉を知らない30歳です。

胸肉仲間の方、いらっしゃったらお気軽にお声がけください。

類は友を呼ぶ、肉は肉を呼ぶ

そんな私がいつものように鶏胸肉を食べていると一本のLINEがやってきました。友達からです。
「美味い焼肉屋で肉を食べる会をしよう!」なんて誘われ、私は快く返事をしました。
今思えばそれが怒涛の肉インフレの始まりだったのです。

スケジュール帳には

16日 焼肉を食べに行く

と踊るような文字がかかれています。
正直めちゃくちゃに浮かれていました

肉を食べる用事は私にとって、サンタさん以上の意味を持ちます。
その昔、私は取引先さんにお肉を奢っていただくことがあり、前日はおいしい肉の夢を見てしまった……みたいなことがありました。

今考えると肉を食べる予定だけで余裕で夢にまで見てしまうってどう考えても可哀想ですよね?

そして、当日。取引先の偉い人の目の前で、私は図らずも大人の階段を登ってしまったのです。

そう、わさび醤油でお肉を食べたのです。

肉と言えばタレだろ!!!と思い続け、塩やレモンすら邪道だと思っていたこってり味純情一本道な私にとって、わさび醤油の存在は革命以外の何物でもありませんでした。

おいしい肉はわさび醤油。

そう、不思議なことにわさび醤油はお肉を選びます。
アメリカ産の噛み応え抜群のステーキは、わさび醤油で食べてもあんまり美味しくないのです。

あの日、私は知らない世界の扉を開けて以来、「わさび醤油で食べるお肉」の虜になってしまいました。
ただの微妙な絵を描く田辺誠一ではなく、紫のバラの似合う田辺誠一がいいと言う女のように、私はお肉はわさび醤油が似合う方がいいと思うようになりました。
贅の限りを尽くした人間にしか言えないセリフだと思いませんか?
これ、肴は炙ったイカで良いの対義語だと思っています。

きっと16日に食べるお肉もわさび醤油なんだ、とわくわくしていたら妹から電話が……。

妹の結婚するかも報告。それじゃあ結婚の前に旅行しよう!と家族旅行に出かけることに決めました。
このくだりはこの記事で言ったので、省略!

場所はあれよあれよと有馬温泉に決まり、あれよあれよと神戸牛を食べに行くことに。

この時点でスケジュール帳はこんな感じです。

13日 神戸牛
   有馬温泉で三田牛しゃぶしゃぶ
16日 焼肉

有馬ロイヤルホテルのメインメニューは三田牛のだししゃぶしゃぶ。

そう、肉!!!!!

ランチディナー共に肉を主軸としたメニューの組み立て。まさに肉のダブルブッキングです。
一週間単位で言えばトリプルブッキングです。
ウキウキだった私のテンションは急に不安になってしまいました。

財布が許しても神は許さない

普通なら喜ぶべきところなのですが、それを許してくれないのが私の小市民たる所以です。
基本的にいくらぐうたらとはいえ、私は自罰的で真面目な人間なため、自分をそんなに贅沢してはいけない人だと定めています。
今より何千倍も稼いだら話は別ですが、今は仕事を少し得たとはいえ、ほぼ無職みたいな存在です。

そんな私は、こんなことを考えるようになりました。

昼に肉を食べたのに夜も肉だなんて、罰が当たってしまう!!!

母と妹はともかく、私はほぼ働いていないんですよ!?
働かざる者食うべからずって言うじゃないですか。

食うべからずどころか一日二回も肉を食った明後日にさらに肉を食うんです。
どんだけ重罪を犯してるんですか!!!!!
 
そんなことをしてるなんて、私か妲己みたいな歴史的悪女の類くらいじゃないんですか!?
妲己は傾国の美女だからいいんですけど、私はたまたま現代に生まれただけのガチ無職でカレーが好きそうな見た目をしているただのぽっちゃりです。
ぽっちゃりがただ身に余る贅沢をするだけで、歴史に残るもクソもありません。

そんなのが週三回も肉なんて食べたら、いきなり天変地異が起きてそんなに低い土地でもない我が家が洪水に流されたり、真っ青な空に突然雷が落ちてきてしまったりするのではないだろうかと不安になりませんか!?

というか、一番不安なのは私が運転中に事故を起こすとかそういった事故っぽいやつです。
神様というのはきっと、コナンの犯人のように事故に見せかけて他殺を行うのではないでしょうか

とにもかくにも、私は無事当日を迎えられるのか、とても不安でした。

責めて当日までは質素に暮らそう。
そう、鶏胸肉を食べながら思いました。

のですが、肉という悪魔は私の僅かな抵抗すら許してくれなかったのです。
というか、完全に肉の予定が呼び水……というか呼び肉となり、新たな肉を呼び寄せているミート・スパイラルが発生してしまいました。

そう、我が家を襲ったのはまたしても肉でした……。
やつの名は、SHINSEKI。そう血がつながっているとかなんとかいうあの親・戚です。

親戚からお肉を貰ってしまった!!!!!

その日、ただいまーと遠くの執筆から帰ってきた私を出迎えたのは母でした。
母は尋常じゃないほどビビっていました。なぜだろうとは思ったのですが、すぐ下の調理台を見れば、その理由がすぐにわかりました。

すごい肉がある!!!!

どれだけ凄いかというと、肉が一枚一枚包装されていて、そこに肉の番号が振ってあるのです。個体識別番号があるのです。
肉に。家畜に。
私はお肉に番号の振ってある状態という、見たこともない有難いお姿に動揺しすぎて家族のだれもがそれをどう料理するかに気を取られる余り、写真を撮り忘れてしまいました。

どうやら、親戚の伯母さんが家に来てお恵みくださったそうです。

その日の夕食は色々あって別のものになりました。
が、翌日月曜日に識別番号を持った肉でしゃぶしゃぶを決行することとなったのです。

と、いうことで私は震える手で手帳に書きました。

10日 家しゃぶしゃぶ

そして完成したスケジュール帳は以下の通りです。

10日 家でしゃぶしゃぶ
13日 神戸牛
   有馬温泉で三田牛
16日 焼肉

こうして、私の12月第3週は肉で埋め尽くされることとなったのです。

密集しすぎでしょ。

もう一度言いますが、これらのお肉は全て「数か月に一度もらえたらラッキー」というレベルのお肉たちです。全員が四番バッターというか、MVPです。鈴木と筒香と柳田と~とかではなく、丸佳浩4人分です。
いや、識別番号で言ってしまえば前者の方が正しいんですが……いやいやいや。もうわかんなくなってきた。

とにかくそれが週に4日とか正気の沙汰ではありません。
私が神様ならそんなスケジュールを結構してるやつを見つけたら天罰を下します。
密室トリックでコナンも金田一もいない時を狙って〇害します。

私はとにかく不安でした。
不安のさなか、肉は容赦なく私のお口を幸せにしていきます。

まんじゅう怖い!?
馬鹿言うな、やっぱり対価なく贅沢をするっていうのはとてつもなく怖い事なんだってば!!!!

という訳で、気づけば3500文字。長々と実食しない食レポにお付き合いいただき本当にありがとうございます。
もったいぶるけど実食編は次回です!!!!!

【追記】

実食編、アップしました!



この記事を気に入ったらスキ(♡)を押していただけるととても励みになります。
サポート頂けましたら親戚の伯母さんにお肉のお返しをします!
※スキは非会員でも押すことができます!

サポートありがとうございます! 頂いたお金は「私の進化」のために使わせて頂きます。私が大物になったその時はぜひ「矢御あやせは私が育てたんだ」と自慢してください!