大学はリアルな社会、カッコイイ大人と繋がる選択肢を提供するトビラ
矢野です。改めて「大学」という仕組みは偶発性を生み出す社会インフラとして残っていくんだろうなあと感じました。
今週から1ヶ月間インターン生に来ていただくことに。京都橘大学からの学生さん(3名)と始める課題解決型インターンシッププログラムです。
これから1ヶ月で30時間ほどを共に過ごしながら、京信人材バンクのこれからに対して提言をしていただく予定です。
大学を卒業してから、丸5年。考えてみると、同じ学生さんとこってりコミュニケーションを取るのは久しぶりかもしれません。今の20歳からは社会がどう見えているのか。
「働くこと」「社会人というもの」が、どう見えてるのか。
インターンの学生さんと言葉を交わしながら、少しのジェネレーションギャップを感じつつ、同時に”大学1回生の矢野凌祐”の姿も見えて、話しながら自分の大学時代を思い出しました。
やりたいことも頑張り方もわからなかった大学時代前半
中学・高校と部活バカだった僕。高校の頃のあだ名は「黒人」(テニスコートの両面焼きと坊主頭、そして持ち前の濃口醤油顔から)。
そんな感じだったので大学に入った当初はやりたいことの「や」の字もなかった。でも奨学金(借入)があった。だから漠然と「無駄に過ごしたくない」という思いだけはあった。とりあえずサークルには入らないぞ!とだけは決めていた。
でも、がんばり方がわからない。部活バカだから。また部活をするのも何か違う感じがした。何か新しい刺激が欲しかった。
そんな中で幸運にも、入学した龍谷大学政策学部は設立2年目。新しい取り組みに学部をあげて取り組んでいたからか、色々なプロジェクトの募集があった。素晴らしい深尾ゼミとの出会いにも恵まれた。
そうやって社会と繋がる機会に吸い寄せられて、京都市、和歌山の有田市、淡路島の洲本市などなど、色んなフィールドに触れさせてもらった。
行く先々には本気で社会を良くしようというカッコイイ大人がいた。そんなたくさんの師に出会って、その背中に憧れを抱きながら、とにかく必死にがんばった。気づけば、自分が人生をかけて進みたいと思えるほどの道が見つかった。
まずはインターン生にとって「カッコイイ大人」と思ってもらえるような背中を見せたい
自分が心血を注いでやりたいこととか、自分が得意なこととか。これからの人生を模索しているインターン生たち。そんな時はとりあえず、前向きにチャンスに飛び込んで動いてみるのが一番だと言ってあげたい。
「なんだか言ってることはあんまりわからないけど、面白そうな大人だな」と感じられたなら、まずは飛び込んでみればいい。とにかく動いてみることで、見えてくるものがあるはずなんです。
今回のインターンは、彼らにとって「カッコイイ大人」に出会うための貴重な機会の一つ。これも何かのご縁。
僕らの背中から彼ら自身の道を見つけられるような、未来に光を感じさせられるような時間を過ごさせてあげたいところです。
”リアルな社会”と”カッコイイ大人”との接点を提供してくれる大学には価値がある
コロナの影響もあって、大学の存在意義が見直されている部分もあると思います。しかも溢れる情報を頼りにリスクをもろともせず、自ら社会に飛び込んでいけるタイプの若者にとって、大学は相対的に価値がなくなりつつあるのかも知れません。
それでも頑張り方すらわからない当時の僕にとっては、オススメの選択肢やチャンスをくれた大学が、人生をひらくキッカケをくれたと断言できます。
これからもそういう社会インフラとしての大学は残っていきそうですね。
今回も読んで頂きありがとうございました😊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?