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「赤分寺」「大音千手堂」「北布施観音堂(伝塔寺)」「赤後寺/日吉神社/長照寺」「赤分寺」「横山神社」【滋賀湖北シリーズ】【観音の里シリーズ】

「十一面千手観音@重文」は42本の腕のうち残るは12本だけで頭上は十一面もない。「聖観音@重文」も手首から先がない仏像だが、存在感や衣の流れ、顔から奈良・京都の寺にいても違和感のない美仏であるだけに手がないのがおしい。

変更履歴
2023/010/04 初版


▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽大音千手堂:長浜市木之本町大音

 滋賀県長浜市木之本町大音で、伊香具小学校の裏にある山にある。
 言い伝えによると兵火を逃れる為に本尊の千手観音を川に沈めたが、その後、行方知れずとなり若狭から現在の本尊である千手観音像を購入し本尊にしたという。
 そして、行方知れずであった旧本尊は今は川道にある「千手院」の本尊(2012年11月ご開帳した秘仏)と伝わる。現在の本尊は真っ黒な躰に赤い口元が特徴的でふっくらとした母親のような温かさが伝わる。その赤く塗られた口元がまるでプチ外出時の母の化粧をした姿と評される。

▽北布施観音堂(伝塔寺):長浜市木之本町北布施316

 伝教大師・最澄が創立し、神仏習合時代は己高山にあった伊香具坂神社の神宮寺であったと伝えられている。
 ご本尊の聖観音菩薩像は、もとは余呉川の畔にあった伝堂寺という寺に安置され、「子宿仏(こやどぼとけ)さん」と呼ばれていた。

▽赤後寺、日吉神社、長照寺

 「しゃくごじ」と読む 。元々は日吉神社の神宮寺だったようだ。

→赤後寺

「十一面千手観音@重文」は42本の腕のうち残るは12本だけで頭上は十一面もない。「聖観音@重文」も手首から先がない仏像だが、存在感や衣の流れ、顔から奈良・京都の寺にいても違和感のない美仏であるだけに手がないのがおしい。

 これは戦国時代の負の遺産と言える。戦禍を守り抜くために川や土中に埋めたそうな。
 この二尊はコロリ観音と呼ばれ、足柄と像底に「久留弥多大名神」「御本地」と書かれた墨書がある。

 これは、久留弥多神の本地仏であることを示し、長命寺薬師堂と関係があることを指す。ということで、長命寺薬師堂と赤後寺はセット。


→日吉神社

→長照寺

▽赤分寺

 長浜市高月町東高田で「せきぶじ」と読む。現在は無住職なので、地元の老人会が管理する寺だが、歴史は平安時代にさかのぼる古寺。本尊の十一面観音立像は、室町時代の作とみられる。最澄によって開かれたと伝えられるこの寺は、かつて足利将軍により朱印地を賜り、厚く庇護されたようだ。ただ、平安時代にもかかわらず仏像は新しい。。やはり、戦禍で焼失してしまったのかもしれない。。

▽横山神社:長浜市高月町横山297

 社伝によれば、第33代推古天皇の593年に、横山大明神が高時川上流にある木之本町杉野の滝のほとりにある杉の巨木に、白馬に乗って降臨したのが、現在の杉野本宮横山神社である。
 本宮横山神社は「大山祇命式内横山神社」として篤く崇敬されたという。祭神は、大山祇命・少彦名命・泉龍大神で、横山大明神と総称される。

 「高月観音の里 歴史民俗資料館」に預けられている馬頭観音像が里帰りし、拝観できる。この地方では古くから横山大明神という神が信仰されているのだが、横山大明神の本地仏は馬頭観音とされている。

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