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新選組誕生と壬生狂言「壬生寺」中堂寺六斎念仏踊り!本尊は唐招提寺出身「新徳寺」も忘れずに

知る人は知る「壬生狂言」の寺「みぶでら」の本尊は、な、なんと唐招提寺の仏像だった!?と知って、びっくり!!奈良・唐招提寺が総本山だから本尊を譲り受けたよう!
 991年、三井寺の僧・快賢僧都により創建された律宗寺院で、昔は「小三井寺」と呼ばれていたそうな。火災などにより一度荒廃するが、中世に融通念仏宗の円覚が「大念仏狂言」を始めると復興する。「大念仏狂言」は今のパントマイムのように身振り手振りで仏教を伝える宗教劇。

ちなみに京都の律宗はここと法金剛院のみであるそうだ。

あと「五山送り火」にも繋がりがある寺で2022年見に行った。歴史は続けなければいけない。コロナ禍でもやらないと断絶したら終わり。

2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】

ということで、この周辺で行われた新選組特別展の模様をオマケでどうぞ!

【中継】「新選組」結成160周年 『壬生寺』『旧前川邸』...京都にある”ゆかりの場所”を巡る 貴重な文化財の特別公開、そして初公開も! | 特集 | MBSニュース

変更履歴


▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽壬生寺(京都市中京区壬生梛ノ宮町31)

 2018年春期「京都非公開文化財特別公開」で、本堂の本尊である仏師・定朝作「地蔵菩薩立像@重文」が公開!!ここへ行くときは事前に公開時期か調べてから行くのが良いです。

2023/07/10
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2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2023/07/10
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2023/07/10
2023/07/10

境内は公式HPをどうぞ!

→夜天神

2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2023/07/10
2023/07/10
2023/07/10

→夜泣き地蔵

2023/07/10

→中院:十一面観音立像

 境内の「壬生寺中院」に新選組の隊士たちが眠っており、「十一面観音菩薩像@洛陽三十三観音霊場第二十八番札所」と「歯薬師如来三尊像」が安置されていた。覗き窓から十一面観音は見えなくはないが、オペラグラスは必要です。薬師三尊は中院右側から見れます。

2023/07/10

→中院:歯薬師如来、日光・月光菩薩

 中院横に薬師三尊が安置されている。最近、運慶・快慶など慶派の良仏を見ているので、ちょっと拍子抜けしたが白毫が綺麗に残っており、地域で愛されている仏様なんだろうなと思わせる、ほっこり薬師様。

2023/07/10

→弁天堂

2023/07/10
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2023/07/10
2023/07/10

→水掛地蔵

 境内西側にもあるのだが、石仏が多い。廃仏毀釈で片っ端から潰されそうな場所に寺があるのだが、残っているのが不思議だ。地元の方がルーチンワークのように各お堂を参拝していたのが印象的。京都やね~。

 水掛地蔵横には弁財天堂があり、弁財天堂裏には池があり、ドラゴンがいた!!そして亀天国になっており、エサやり場所に立ったせいか、亀や鯉が集まりだす。エサがないと分かると散っていった・・。

2023/07/10
2023/07/10

→本堂

2023/07/10

 本堂に安置されている本尊「地蔵菩薩立像@重文」、長谷川等伯筆「列仙図屏風@重文」と庭園が特別公開された。午前中だったのでゆっくり見られると踏んでいたが・・。

2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2024年02月02日 節分祭
2024年02月02日 節分祭
2024年02月02日 節分祭
2024年02月02日 節分祭

 実はこの本尊は1962年の火災で焼失しており、現在は総本山・唐招提寺より移された「地蔵菩薩立像@平安時代・重文」となっている。切金文様が素晴らしく、地蔵菩薩立像でTOPクラスの良さ!!こんな良い仏像を外に出すなんて、唐招提寺やっぱ、すごいな・・・。 本堂拝観後、庭園に行く頃にはバスツアー客であふれ、バスごとに本堂と庭園に分かれて参拝されたため、人でごった返す・・・。

2024年02月02日 節分祭
2023/07/10
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】

 では、動画紹介です!2022年8月9日には90年ぶりに復活した出し物があります。

→本堂:有料領域の庭園

 春秋に実施される「京都非公開文化財特別公開」は時代劇などと合わせた公開をしている。今回は明治維新がテーマっぽく、新選組所縁の壬生寺や伏見方面の特別公開となっている。

 壬生寺本堂から右側に行くと宝物館と庭園がある。この寺は歴史がありながら、歴史に合わせて進化している寺に感じる。そういう意味では、兵庫・中山寺や大阪箕面・勝尾寺系の寺と言えようか。

→阿弥陀堂、壬生塚

2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2023/07/10
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】

 阿弥陀堂には江戸時代ながら、京都三千院の阿弥陀三尊を参考に作ったと思わせる阿弥陀如来坐像が本尊。脇侍は立ち上がろうとしており、前のめりの姿である。阿弥陀堂では新選組グッズが販売されており、庭園・宝物館@200円の入り口にもなっている。

 庭園は新選組のお墓などがあり、新選組好きには堪らないのだろうな。宝物館には新選組の書が多く残っており、火事で焼失した本堂の旧本尊「地蔵菩薩結跏趺坐@摸刻」などがある。そして、作例が少なく、清水寺では222年ぶり公開された「大隨求菩薩」がここにもいた~!!って、やっぱ、江戸時代にこの仏像は流行ったんではないかという疑問が起こった。。宝物館では平安後期の仏像もあり、古刹なんだなと思わせた。

壬生寺(みぶでら)(京都市中京区)に、副長を務めた土方歳三の胸像が建てられた。「鬼の副長」と呼ばれた、若き日の姿をイメージした和装の像だ。2023年7月16日に行われた除幕式には、松浦俊昭貫主ら約30人が参加。りりしい表情の像に、感嘆の声があがった。

↓引用元

→壬生寺狂言

2024/02/02 節分祭

 2018年は4月29日から5月5日の13:00から17:30で開催。鎌倉時代から続く狂言で、太鼓や笛だけで無言で演じられます。入場料は1000円で、10:00くらいから「壬生狂言」待ちが発生!!

 GWは大念佛会「壬生狂言」が開催されます。400席あり1000円で見れる。この近辺の人と話していたら、是非、見て行って欲しいと言われ、無料で見られる場所を教えてくれた。なるほど、角度は悪いが、見れなくはない。ちなみに八木邸の御曹司16代目も狂言に参加されているようです。狂言の感想は、よくわからなかった。妻曰く、物語を知らないと難しいそうだ。。

→三福川稲荷

▽節分祭-2024年-

2024/02/02 節分祭
2024/02/02 節分祭
2024/02/02 節分祭
2024/02/02 節分祭
2024/02/02 節分祭
2024/02/02 節分祭
2024/02/02 節分祭
2024/02/02 節分祭
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2024/02/02 節分祭
2024/02/02 節分祭
2024/02/02 節分祭

▽六斎念仏(精霊迎え⇔精霊送り火)

2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】
2022年8月16日 中堂寺六斎念仏踊り 盂蘭盆 精霊送り奉納【壬生寺】

▽新選組の簡易説明

  • 新選組は、幕末に京都の治安維持を担った集団である

  • 1860年、江戸城桜田門外で大老の井伊直弼が暗殺され、長州藩・土佐藩を中心にテロが横行する

  • 1863年、徳川将軍の上洛で治安維持が急務になり、地方の人々をかき集め浪士組を作る

  • 上洛した浪士は、朝廷などに繋がりが強い新徳寺、八木家、前川家、南部家の邸宅を宿舎とし治安維持に努める

▽新選組 前川邸

 新選組頓中は八木邸だけでなく前川邸もある。ここは現在も人が住んでいるため、一部のみ公開で、土日のみ店をやっている。店内は新選組グッズがあふれている。

 蔵の二階には土方歳三が拷問をした場所がある。これは近藤勇に、汚れ役をさせられないと請け負ったともいわれている。一方、末裔には京都から帰郷すると、お土産をいっぱい買ったりして、地元では優しい人で通っていたそうな。


▽新徳寺

 一般非公開のため拝観したい場合は問合せが必要。清河八郎に率いられて上洛した浪士組が、初めて尊攘の大義を論した場所。近藤勇らは彼の意見を聞き入れずに京都残留を決め、のちに新選組を発足させたと言われている。同寺の通称でもある地蔵尊はもと星光寺の本尊で、1230年に、平資親が東山の叢から得た像と伝え、洛陽六地蔵巡りの一つにも数えられた。

 2023年に特別参拝しました!!次のNOTEです。

▽新選組発祥の地・八木堂、京都鶴屋・鶴壽庵

 新選組が駐屯した場所として有名で、壬生寺の北側にあるのでセットで行くべし。入場料の1000円を払い、ガイドから30分程の説明を受ける。新選組の成り立ちや、芹沢鴨が暗殺された場所や、柱に残る刀傷の紹介など聞ける。歴史上、英雄でも裏の顔があるもんだな。

八木氏に伝わる伝承は次の通り

  • 芹沢鴨はは、剣豪でもあり、ひとかどの人物だったそうな

  • 芹沢鴨は、お酒を飲むと暴れるのは有名

  • 芹沢鴨は、9月16日、18日に刺客に襲われ絶命した

  • 芹沢鴨を粛清した土方歳三は、政治目的を達成するには必要があったのでやったとか

 八木家は織田信長にやられて、生き逃れた名家の末裔である。現在の南丹市八木町に隠れ住み、名前を八木にかえて京に戻り、ここに家を構えたそうな。現在は「京都鶴屋・鶴壽庵」として代々、続いている。帰り道、妻が言う「さっき、八木ビルだった。やっぱ、名家は今でものんびり儲けているなあ~と」。。。感心点はそこかいっ!?

 新撰組の旧屯所・八木邸に見学後は、こちらでお抹茶と屯所餅を頂けます。屯所餅は餅の中に壬生菜と丹波小豆餡が入っており、こちらの名物のお菓子。お餅がとても柔らかくておいしかった。また、和菓子とは別に、新撰組関係のグッズも販売している。

 壬生狂言の「炮烙割り」という演目があり、壬生炮烙はその焙烙をモチーフにしたお菓子で「みかさ(どら焼き)」です。”黒餡”はつぶあんで、”白餡”はこしあんになっている。因みに、壬生寺の『大念佛会「壬生狂言」』にはここの16代目も出演しています。
 新選組誕生で一時期、泊まっていた八木家が続けている和菓子の老舗。京ちゃぶれを試食させていただいた。あっさり目で丹波豆が美味しいです。(個人的にはちょっと甘すぎかな)

2023/07/10

▼メディア情報

本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。

▼旅行記

▼セットで行くところ

▼仏像展


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