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自分の仕事には、お金以外に喜びがあるか?

何の為に仕事をするのかと言うと、
まずはお金を稼ぐ為ですね。
でも、稼ぐことだけを考えていたら、
仕事が上手くいかないのはなぜでしょうか?

稼ぐことは取引

お金を稼ぐ為には商品やサービスを提供して
利用者からお金を頂きます。
モノやサービスとお金を交換する取引です。

会社員であれば、個人と法人の間の取引であり、
自分の労働力を提供してお金を得ています。
それが資本主義の世界でお金を稼ぐことであり、
我々が日々携わっている仕事です。

しかし、自分が稼ぐこと、儲けることだけを
考えていては、上手く行かなくなります。
取引相手のことを考えずに稼ごうとすると、
詐欺や押し売りになってしまうでしょう。

モノやサービスとお金を交換する取引ですから、
それを自分にとっても、取引相手にとっても、
如何に双方が満足できるものにするのか、
ということが大事です。

会社員であれば、職務をきちんと遂行して、
雇い主である会社を満足させるべきですし、
その上で自分も満足できる報酬を得るべきです。

良い仕事をする為に必要なこと

お金を稼ぐことだけを追求していると、
その態度はお客さん(雇い主も含め)には
伝わってしまうものです。
逆の立場で考えれば、本当に客のことを考えて
提供された商品(あるいはサービス)なのか、
分かりますよね。
稼ぐことだけを考えられたものであれば、
それは透けて見えます。

そうするとどんな問題が起こるでしょうか?

モラルの問題だけではありません。
そんなことをしているとお客さんからの
「ありがとう」という感謝の気持ちに触れる
ことが無くなってしまいます。
会社員であれば、会社から(上司や経営者から)
「ありがとう。お疲れさま!」
と言われることが無くなってしまうでしょう。
そうすると、自分の気持ちもすさんでいきます。

やはり仕事にはお金を稼ぐこと以外に、
喜びを感じることが必要です。

やりがいの満足度には上限がない

お金をどれだけ稼いでいても、
お客さんや上司からの感謝の気持ちに触れる
ことが少ない人は仕事への満足度が低いです。

もちろん人はさまざまですので、
感謝されること以外にも喜びを感じることや
やりがいを感じることはあるでしょう。

自分が何に喜びを感じるのか。

自らの内面に向き合って、
そもそも自分は何をすることによって、
喜びを感じることを求めているのか、
つまり何にやりがいを感じるのか、
考えてみるべきです。

お金の満足度には天井がありますが、
やりがいの感情には上限はありません。

我々は良い仕事をする為には、
稼ぐこと以外の目的が必要です。

(2022年6月20日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール 


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