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心配するよりも信頼して見守る

この原稿を書いているのは日曜日の朝@ファミレス
で中学生の息子と一緒にいます。
息子が初の期末テストを控えていてテスト勉強を
したいとのことで朝7時からファミレスです。

やれと言うだけマイナス

今回のコラムは何を書こうかなーと思って
目の前で数学の勉強をしている息子を見ていると
“珍しく”熱心に勉強しているのに気づきましたw

息子はマイペースな男で、試験前でも勉強は
のんびりやるタイプのはずです。
本人が自ら希望して中学受験をしましたが、
試験の数週間前でもYouTube見てゲームしていました(笑)

堪り兼ねた親が「無駄な時間を過ごさずに
集中して勉強しなよ」と注意しても暖簾に腕押し、
マイペースは変わりませんでした。

むしろ良かれと思って親が言えば言うほど、
息子は反発してマイナスの効果しかありません。
「うるさいなー。そんなの分かってるよ。
何でいちいち言って人のやる気を削ぐんだよー!」
と息子が言い返して親との喧嘩がスタートです。
で、お決まりの「うるさい、ババァ!」ですw

信頼して放置

で、中学生になってしばらくしてから、
私はもとより妻も勉強やれとは言うことを辞めました。

私は息子を信頼して(?)今までと変わらず放置、
妻は母の愛から口出しをしたくなるのを我慢して
見ないようにして放置しました。

すると期末試験の2週間ほど前に自ら同級生の
勉強ができる子にどうやって勉強しているのか
聞いてきて勉強法を改めて、
集中してテスト勉強をし始めました。
今はiPadで音楽を聴きながら数学の問題を
解いています。

自ら計画を立てて、自分で時間管理して、
実行することが出来るほど
息子は成熟していないはずだったのですが、
なんか出来るみたいです。

心配よりも信頼

いつも思うことではあるのですが、
やっぱり人は心配するよりも信頼すべきですね。
仕事でも同じだと思います。

私にとって「心配よりも信頼」はポリシーですが、
頭ではわかっていても実行が難しいことです。
ましてや家族など特別に愛情ある人間に対しては
どうしても心配の気持ちが先立ちます。
実務経験の浅い部下などに対してもそうでしょう。

ですが、心配して君の為にとアドバイスしても、
注意をしても、あるいは管理しても、
プラスどころか全部マイナスの効果しかありません。
冷静になって振り返ると、無駄なことをやっている
としか思えません。

本人を信頼して、干渉をせず、意図的に放置する。
で、アドバイスや手伝いを求められたら手助けする。
そんなわけで眠たいのに日曜日の朝6時半に起きて
ファミレスに来たわけです。

心配には距離を置き、信頼してくれる人と付き合う

他人に対して、心配して求められてもいない
アドバイスや指示や管理をしないだけでなく、
自分に対しても心配してくれる人よりも、
信頼してくれる人を大事にすべきです。

一緒にいて、人間関係を持っていて、
自分の為になるのは、心配してくれる人よりも、
信頼してくれる人です。

心配してくれる気持ちは有難いですが、
口出しされると煩わしいものです。
また、そもそも心配を受け入れていると
自分が心配と言う親切に依存してしまい、
自ら考えて行動する力を失います。

「君なら大丈夫」と信頼して干渉せずに
暖かく見守ってくれる人は、
自分を成長させてくれます。

人はそれぞれ独自の強みを持っていて、
主体的になれば大抵のことは大丈夫です。

ですから、自分の他人に対する姿勢も、
自分が大切にする人間関係も、
心配よりも信頼を優先することがお勧めです。

(2022年6月27日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール


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