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ライフ・ストーリーが次のキャリアと人生を輝かせる

どうせ働くのであれば、やりがいがある仕事をして
自分の人生を輝かせたいと思いますか?
 
それとも、仕事は経済活動なので、
給料の為だけに働くことでヨシとしますか?
 
この二つに良し悪しはありません。
ただし、自らの意思でどちらかを選択した方が
自分の人生に納得感を持つことができるでしょう。

給料を稼ぐだけでヨシとするなら

後者の給料の為に働くだけでヨシとすることも
生き方としてはありでしょう。
一生そうでなくても、そのような時期があっても良いと思います。
 
その場合は快適に過ごす為に必要な収入が
最低でもどの程度必要であるのかを
具体的に把握することがお勧めです。
 
有ればあるほど良いと思いたくもなりますが、
上を目指せばキリがなくて
受験勉強の偏差値と同じでいつまでたっても
満足はできず辛くなってしまいます。
 
〇〇万円以上ならひとまず不満はないとの
水準を明確にしておきます。
あとは、仕事以外のこと、趣味でも、家庭でも、
あるいは社会での奉仕活動でも、
やりたいことに力を注いで人生全体を
輝かせることができれば幸せです。

働きがいを得たいなら 

やりがいのある仕事をして、
人生を輝かせたいと思うならば、
最低限必要な収入を得ることは前提として、
その上で考えるべきことは3つです。
 
①    適性ある仕事は何か

自分に向いている職業を明確にすることです。
いきなり「この職種だ!」と決め打ちにせず、
技能や適性と、欲求や価値観から考えます。
 
・自分の得意なこと、不得意なことは何か?
・満たしたい欲求はどんなことか?
・大切にしたい価値観は何か?
 
これらを考えて明確にします。
そして、その要素にフィットする職業、職種を
選択するのです。
 
その為には、仕事への理解も必要ですね。
仕事の全体像や具体的な作業を把握すべく
リサーチすることも並行して行いましょう。
 
②    過去に仕事を選択した理由を考える
 
自分が今の仕事をなぜ選択したのか?
これまで複数の仕事を経験していたとしたら、
それぞれの仕事をどのよう経緯で選択したのか?
キャリア人生を初期から振り返って、
考えていきます。
 
新卒で入社した会社と仕事をなぜ選んだのか?
「たまたまだよ」という人も多いでしょうが、
成り行きでその仕事に流れ着いたとしても、
そこでヨシとする判断をしたのは自分です。
その理由を考えましょう。
 
そして、選んだ仕事にどうやって習熟して、
その環境面も含めてどう適応していったのか、
明確にします。
 
③    あなたにとって仕事の意味とは?

あなたはなぜ働くのですか?
そもそも自分が働くことの意味、
仕事の意味を考えます。
自分の人生のテーマです。
 
やりがいある仕事を見つける為に、
働きがいある仕事をする為には、
以上の3つを考えることです。
 
以上の3つを要約して一言で表現すると、
What(①)、How(②)、Why(③)です。

この3つの論点を考えて明確にすることが、
やりがいある仕事を見つける為に必要なことです。
 
そうすれば、働きがいを実感して、
自らの人生を輝かせることが出来るでしょう。

自分史or職務経歴書を書く

上記の3つを行うにあたって
漠然と取り組むのがちょっと苦手という人は、
自分史を書くことはお勧めです。
 
人生やキャリアを振り返りながら、
今の自分に至った意思決定はどんなだったか?
自分史を書く中で考えることができます。
 
または、職務経歴書を書くことも有効です。
これまでの仕事を振り返り文字にする中で、
その時に感じていた問題意識を思い起すことができます。
 
さすれば、自分の得意・不得意は何か。
自分の欲求を満たせる作業や、
価値観に合う仕事は何か。
 
自分はどのように仕事を選択してきたのか。
自らのライフ・テーマは何か、
そもそも自分にとっての仕事の意味とは何か。
 
それらのことを明確にすることができるでしょう。
 
この3つの論点を考えて内省することで、
自分の仕事、キャリアに意味づけを与えるのです。
 
そうやって自らの人生の物語を描くと、
これからの自分の人生(キャリア)を輝かせることに繋がります。
 
(2023年5月22日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士 

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