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転職で収入と働きがいの両方を得る方法

転職をしたいと思ったらまず何をやるべきか?
誰もが思いつく一般的な発想だと、
職務経歴書や履歴書を作成して、
興味を持っている仕事の求人情報を集める。
そして、それらへ応募を開始!
…というイメージですね。
しかし、実はそれでは不十分です。

納得感ある転職をする為には、
他にやっておくべき大切なことがあります。

大切な3ステップを説明します。

ステップ1:そもそも自分な何をやりたいのか?

転職の面接でほぼ必ず質問されることに
「なぜ、この仕事を志望するのですか?」
といった志望理由に関する問いがあります。

もしあなたに転職してみたいという
興味ある仕事がある場合は、
希望の仕事に応募して面接でこう問われることを
想像してみて下さい。
何と答えますか?

面接で良く聞く回答は・・・

「専門性を身につけたい」
「厳しい環境で成長したい」
「うーん、理由と言うよりも単純に興味あります!」

といった発言です。
しかし、どれも不合格に一直線です。

1つ目や2つ目の専門性を獲得したい、
成長したい、という理由は非常に多いです。
回答を放棄した3つ目は論外ですが
(回答出来ない例としてしました)、
専門性の獲得や自己成長はどうして
ダメなのでしょうか?

そんなもの当たり前だからですね。
その仕事が出来るスキルを得て、
一人前になることは大前提です。
そうなれそうにない人は面接で落とします。

問われていることは、
「一人前になった上で、何をしたいのか?」
「あなたが仕事を通じて何に貢献したいのか?
そして、なぜこの仕事であれば、
それが出来ると考えるのか?」
…ということです。

もちろん、仕事ですから、収入を上げたい
という理由もあるでしょう。

しかし、面接担当者が最も知りたいことは、
その仕事内容に対する内的な理由です。

そこがしっかりしていないと、
入社してしんどい時や上手くいかない時に
頑張りぬける人なのかどうか、不安になります。
(年収UPが説得力ある理由になるケースは、
フルコミッションの営業職など、
それが仕事の成果と直結している職種です)

その仕事にやる気や情熱を持って
取り組んでくれる人を採用したいのは当然ですね。

言い方を変えれば、ギブ&テイクが大切です。

専門性を得たい、
成長したい、
収入を上げたい、
などは全て自分が獲得したいことです。
テイクですね。
それだけ言っていては、利己的な人間だと
思われても仕方ありません。

なぜ自分はこの仕事を通じて、
お客さんや社会に貢献をしたいのか?
自分はどんな貢献をしたいのか?
そういったギブが重要です。

ギブ&テイクのバランスが大切ですね。

ステップ2:その仕事は具体的に何をやる仕事か?

興味を持った仕事の内容を説明出来ますか?
その事業のビジネスモデルはどうなっていて、
その中で何の機能を果たす仕事なのか?

自分が仕事を通じて満たしたいことは
(例:困っている人を支援して感謝されたい)
その仕事内容で実現できるのかどうか?

これらの問いにYesと言える為には、
仕事について具体的かつ正確に理解しないと
いけませんよね。

そもそも仕事内容を理解していないと、
その仕事に自分が求める要素があるのかどうか
わかりません。

自分が何をやりたいのか、
自分が求めることを理解していて(ステップ1)、
仕事内容を把握していて(ステップ2)、
その仕事の中に自分が求める要素があると
判断出来ることが大切です。
それが出来れば、面接で志望理由を問われても
相手も、自分も、納得出来る理由を言えます。

ステップ3:選考プロセスはどうなっているのか?

ステップ1と2で述べたことが十分に出来て、
納得した上で転職の希望先へ応募したら、
いきなり適性試験の案内が届いたらどうしますか?

その試験の内容は何か分かっていますか?
そして、その準備はしていましたか?

1週間以内に受検を完了して下さい、
何と書いてあって、準備が出来て無ければ
焦りますよね。

志望先の会社の(仕事の)選考プロセスや
その内容を知っているか、知らないか、は
転職を成功させる上では極めて重要です。
事前に調べておきましょう。

転職活動を始めるまでにやっておくべきこと

自分が求めることを理解して、
仕事の内容を把握して、
そして応募希望先の選考プロセスを確認し、
それに対する対策をしておくことが、
転職活動を始めるまでにやっておくべきことです。

それによって、自分が何を満たせば
働きがいを得られるのか分かります。
そして、それは何の仕事であれば、
実現できるのか、ということも分かります。
更に、そうやって見出した希望の仕事への
転職を成功させる方法を知ることが出来ますね。

これら3つを満たすことによって、
納得感ある転職を実現できます。
つまり、働きがいも、そして、結果として、
希望する収入も得ることが可能になります。

転職で応募を開始するまでに、
この3つのステップはやっておきましょう。

(2022年10月17日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士

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