十人十色の多様な世界の中で自分は何色か？

人間は十人十色で、人それぞれ個性も強みも違います。この色々なタイプの人間が集まって同じゴールに向かってチームワークを発揮すれば、個人では達成できないことも実現できます。サッカーなどのスポーツも、ビジネスも、そうですよね。

チームワーク

メンバー同士（選手同士）で横のコミュニケーションを取りながら、各自の役割を実行して、1つのゴールを達成していくことは、特に日本人が得意とすることです。そうやって経済も発展してきたし、日本のサッカーや野球が世界で活躍しているのも、この日本の特長の成果でしょう。このチームワークって日本人の信念というか、誤解を恐れずに言えば、ある意味、宗教みたいなものかも知れません。
戦隊ヒーローもののドラマとかで幼少期から刷り込まれていますよね（笑）

戦隊ヒーローの個性

日曜日の朝などに戦隊ヒーローのドラマは今もやっていると思いますが、あれは分かりやすいですよね。一人一人に色があって、個性もはっきりしていて、必殺技とかも独自性があります。

私が幼稚園くらいの頃には戦隊ものの1作目だと思うのですが、ゴレンジャーというのがやっていました。5人のヒーローで、赤・青・黄・緑・桃色という構成でした。
完全に私の古い記憶をもとに独断で書きますと、それぞれの性格や強みは次の通りです。

赤レンジャー：男らしく強いリーダー。武器はロープ（鞭？）。
青レンジャー：クールな孤高のイケメン。武器は弓矢。
黄レンジャー：太っちょで面白い愛されキャラ。武器はハンマー。
緑レンジャー：情熱的で突進力ある若者。武器はブーメラン。
桃レンジャー：科学者で爆弾を作れる賢いマドンナ。武器はイアリング爆弾。

こうして見ると、それぞれの個性と強みがはっきりしています。ドラマでは一人一人のレンジャーよりも強い敵の怪物を5人が各自の強みを発揮して協力して倒します。

それぞれの強みが発揮できるようにする

ドラマの中でゴレンジャーの5人は、とても分かりやすく各自の個性と強みを発揮して、敵にダメージを与えて最後は各自の必殺技を繰り出して勝利します。仕事として見れば素晴らしいチームワークです。

各メンバーがお互いの個性と強みを理解していて、各自の強みが最も活きるようにすることは、チームワークを機能させて仕事を成功させることに繋がります。まさに戦隊ヒーローもののドラマで育った日本人が強みとすることですねｗ

顧客や情報を個人で囲い込むことなく、他のメンバーからの見返りを求めずに、自分の能力もノウハウも出し惜しみせずに協力し合うからこそ、一人では成し遂げられない成果を出すことが出来るのです。

自分は何色か？

では個人のキャリアに視点を移して考えると、あなたは何色でしょうか？
つまり自分の性格上の特長や能力の強みは何か？もっと深く考えると、それらを形成している自分の価値観や欲求は何か？

ゴレンジャーの5色に合わせなくても良いですが（笑）、自分の色を把握できていれば、他の人々と協力してプロジェクトを進める時もチームワークを発揮してより大きな成果を得られるはずです。

また、転職や就職の活動でも、応募先の会社や面接担当者に自分の色を示すことができると（自分の特長や能力が伝わると）、それを必要としている会社からは採用されるでしょう。

仕事でより大きな成果を出す為にも、自分に合う仕事を見つける為にも、自己理解ができていることが重要になります。

今回は懐かしい戦隊ものヒーローを引用しましたが、あなたは何色ですか？
ちなみに私が子供の時に好きだったのは、緑レンジャーでしたｗｗ

（2023年12月4日）
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士