見出し画像

★特別記事:「100日連続更新」をやってみて

▼「100日連続更新」をやってみて

 10月1日から、1月8日まで(はてなとノートで)「100日連続でエッセイを更新する」という試みをやってみました。

 最終日、下書きをそのまま投稿してしまうというミスもありながら、無事100記事達成することができました。
コメントを頂いたり、スキを頂いたり、読んでるよ〜と言ってくれたり、読んでるよ〜と言わず読んでくれた方々ありがとうございました。

 長年ブログを続けている方にとっては、100記事なんてまだまだ、かもしれませんが、
 個人的に、ブログやnoteはもとより、おそらく途切れず100日連続で何かするというのは食事と睡眠以外でしたことのないことでしたので、今回100日連続更新をして思ったこと等をまとめてみたいと思います。
___
●方針として決めていたこと

・「好きなこと」縛りで100記事毎日
・「ブログ」というより「エッセイ」的な気持ちで書く
・1記事 1500〜4000字
・なるべく体験談、あるいは自分のフィルターを通して考えたことを書く

___


●100日間で思ったこと

1.毎日書くのはベタにめちゃくちゃ大変

2.一日2記事書いてストックしておくとかを、5日間続けると、4日目ぐらいで自分が書いてることが面白いのか面白くないのか、人から見て楽しいのか楽しくないのかわからなくなる。

映画見たり、全部後回しにして出かけたり、朝から酒飲んだりしたくなったりと、わかりやすく逃避欲求が発生する。
↓↓
ある程度ストックが出来た休日、一回だけ朝10時から本麒麟の500mlを2本飲んだ。
爆笑問題の昔の競馬番組を見ながら。チキンを食って。
↓↓↓
最初の開放感半端ない+1時間後ぐらいの倦怠感半端ない。
→その後15時ぐらいに昼寝したけど「この休日、全然良くね~~~~!!!」と叫んで二度とやらないことを誓ったのだった。
「この休日、全然良くね~~~~!!!」が石になって遠くの山に刺さってた。(c)はじめ人間ギャートルズ

不健康な事するより、歩きまくったり遠くまで行って映画見たほうが気持ち良いと思いました。身体が喜んでた

3.ストックを作っても、毎日更新だと、桃鉄のウイルスカードか!ってぐらいどんどん手持ちがなくなってく。

・しかも「これはイマイチだからもうちょっと寝かしておこう…」とか「順番的にこっちを先に出そう…」とやってる内に、出せなくなってボツになった記事とかも出てくるので、その分は追加で書く
・結局ストックゼロで当日に書き出した記事もいくつもあり。

4.順番や細部を工夫するのも大事だが、良くも悪くもみんなそんなに細かく見ていないので、気にしすぎなくていい

・だから、細部にこだわりすぎて出すのを躊躇したり、そもそも書くことを躊躇しても意味がない
→大枠を大まかに書いておいて、あとは寝かして出す時に直せば良い。
・たぶんブログだけじゃなくて、何か世の中に出すときの鉄則のように思う。
・出さなければ0だが、ダメでも出せば20点ぐらいにはなるかも。20が1個あっても、やり続けていつか100があればカバーできるし、0よりマシ

5.書きたいことをメモして寝かしておいて、散歩すればだいたい2テーマぐらいは浮かぶ
・体を動かすことが大切で、机上で延々考えててもマジで浮かばないときは全く浮かばない
・クラシックの作曲家や画家も散歩がルーティーンな人が多かったらしい。気持ちが心底わかった。

6.サイゼリヤで、「やわらかチキンのチーズ焼き+白ワイン(ベルデッキオ)」を摂取した次の日はテンションが高く、次々書ける。
・これはマジです。肉に含まれるトリプトファンのおかげか、1000円ちょっとで必ず幸せになれて脳がポワーっとして、次の日もそれが持続する。
しかも、エッセイも書けるという魔法の組み合わせで、下半期のヘビーローテーションに。マジで週一回必ず行って、必ずこの組み合わせを頼んでいた。俺にとっての合法ドラッグ。

7.100記事書くと単純に気分がいい。
・記事の前につけたナンバリングが加算されていくのがテンション上がる
・ズラッと並んだタイトルを見て「やったな〜」と思える
___
●最後に…「好きなこと」について書くことのススメ

 今回、「好きなこと」縛りで100記事を書いてきました。

 どうしても結びつけにくい回もあって、タイトルの末尾を「〜が好き」で統一するのに頭を悩ませることも。
苦肉の策で、「(途中に出てくる食べ物)が好き」系のタイトルが多いです。
これは、池袋ウエストゲートパークの各回サブタイトルが、本編でちらっとそれが出てくるだけなのに「イチゴの回」「しいたけの回」となっているのに影響を受けているかもしれません。(IWGPの場合はナンバリングにもかかっています)

 何故「好きなこと縛り」にしたかと言うと、ここ数年で「世の中は好きで動いている」と改めて思ったからです。
その表現が直接的だとしても、回り回ってだとしても、行き着く先はみんな好きのために生きているのではないか、と感じます。
嫌いのために生きていたり、嫌いや悪口を原動力にしている人もおりますが、その前提には「好きのために嫌いをくじく」みたいな理念が働いていたりするのではないでしょうか。
いずれにしても、嫌いや悪口はスパイスのようなもので、メインディッシュは好きや好意だと思います。

 極めつけは3月に川崎で行われていた『みうらじゅんフェス』を見たことで、みうらじゅん氏の、好きなことは人100倍偏愛し、興味のないことやむしろ嫌っていたものまでも好きになってしまう強大な「好き力」を、
氏の大量のコレクションや作品として目の当たりにし、「世の中=好きの世界だ!!」という考え方が決定的になりました。

 今回の「100記事好きなこと縛り」は、みうらじゅん氏の「好きを・大量に」の姿勢にならって始めたものです。
いざはじめてみると、毎日更新のため、ハイペースで自分の好きに気づく必要が出てきました。
そうすると「これも好きだった」「俺こんなことまで好きだったんだ」と、思いもよらぬ埋蔵されていた好きが脳内から発掘され、「世の中も好きで出来ているし、自分も例外ではなく好きで構成されているよな」と、自らの「好き力」の意外な高さを再確認できました。

 そして、好きに対して記事を書くことで、「好き」を多角的に掘り下げる必要が出てくるので、書きながら「こういう理由で好きなんだ!」と自分でもわからなかった理由に気づくことが出来ました。
そうすると、自然と好きの濃度まで上がり、また”総合的な好き力”がアップするので、街歩いてても見え方が変わったような…

 更に今回、子供時代〜20代前半までの思い出話についてもいくつか書きました。
これらはほとんどが、飲みの席などで友達には喋ったことはありましたが、トークは水物なので、毎回ディティールが違ったりしていました。
それを、成文化することによって、その思い出話の「正史」が出来るのが良かったし、自分の子供時代もしかすると凄く楽しかったのではないか?と、遠い昔のことながらバイアスがかかって少しうれしくなれます。

 そんなわけで、
 ・自分の「好き」の再発見
 ・「好き力の濃度」を上げる
 ・思い出の「正史」を作れる

あたりが主に良かったことです。
加えて、たまたま見てくれた方がちょっとでも楽しく思って頂けたらそれも嬉しいことです。

 この記事で101日目になりました。
 明日からは、一旦毎日更新を辞め、3日〜1週間1記事で更新できればと思っています。よろしければ、また見てくれるとありがたいです。

 長文・乱文をお読み頂きありがとうございました!
_______
●目録:ここまでの好きなもの一覧
…せっかく「〜が好き」のタイトルで統一したので、ここまで書いた「〜が好き」のタイトルだけを並べて、ふろくにしたいと思います。

赤ちゃんが好き
ホンコンやきそばが好き
黒澤明(のポスター)が好き
スイカバーが好き
忍者Tが好き
親が持ち帰ってくるお菓子が好き(だった)
パーティーグッズが好き
外国人から見た勘違いした日本像が好き
知らない人と話すのが好き
「時々しか買わないものには金を惜しまない」のが好き
職人気質が好き
いっぽんでもニンジンが好き
「面倒なこと全部ネプリーグだと思ってやる」のが好き
知らない駅で降りるのが好き
柿の種が好き
爆笑問題が好き
視力検査が好き
リキュールが好き(と、のたまっていた)
工夫して遊ぶのが好き
◯◯パーティーが好き
駅前通りの肉まんは好き
エロに翻弄されて惨めになった話を聞くのが好き
イグノーベル賞が好き
人の趣味の選択・思いつきの話を聞くのが好き
『やったことないこと50音』が好き
席替えが好き
ソフトさきイカ(チーズ味)が好き
コアラのマーチが好き
長距離バスから見る景色が好き
「言葉・行動=うんこ」として軽やかに過ごすのが好き
マグマバッカスが好き(だった)
昔のメモ帳を漁るのが好き
Berryz工房の『なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?』の歌詞が好き
習い事が好き
朝ごはんが好き
あだ名が好き
比較対象を疑うのが好き
無駄記憶が好き
つまらない映画の理由を考えるのが好き
調味料を買うのが好き(だが、使い切れない!)
終わったテレビ番組について考えるのが好き
向上心のない飲食店が好き
聞き上手な人が好き(で憧れる)
「上手くボーッとする」のが好き
夢の話が好き
冷やご飯が好き
動物の赤ちゃんが好き
絵が下手、だけど書くのは好き
滑舌が悪い、だけど喋るのは好き
ワードバスケットが好き
トッピングが好き
都市伝説が好き
『年末映画』が好き
Queenが好き
集団ヒステリーが好き
三百円が好き(だった)
パチモンのネーミングセンスが好き
遊戯王カードが好き(だった)
「安易な"変態"という言葉を凌駕する想像力」が好き
メタモンが好き
アンパンマンが好き

この記事が参加している募集

noteでよかったこと

うれしいです。