見出し画像

職業の貴賎?

諺に、職業に貴賎はない、と言う。
これは正しいか?

まず貴賎の意味を説明したい。


読み方:
しょくぎょうにきせんなし
別表記:
職業に貴賎無し

職業による社会的地位格差生じることは、あってはならない」、「どんな仕事しているかによって人を差別値踏みべきではない」といった趣旨用いられる言い回し貴い職業賎しい職業というような格差などない、職業によらず労働はすべて貴い営みである、というような意味合い込めて用いられる

要するに「職業に貴賎なし」は、職業差別戒める言葉であり、人を職業によって見下した格付けしりしようしがちな傾向に対する訓戒である。

いわゆるいやしい職業」は「賤業」ともいう。今日では底辺職」という呼び方賤業の意味合い含まれることも多い。賤業底辺職みなされやすい職種は、時代によっても異なる。

上記の言葉に、私の考えを伝えたい。
例えばボクシングという仕事を、野蛮、残酷という人が多い。

しかし、例えばだが先日の村田チャンピオンのドキュメントを見ると、彼が東洋や西洋の哲学を基に、自分に勝つとは何ぞや、などと考え、試合の勝負を超えた悩みに向かう姿を見れば、正しい思考を持つ人の多くはボクサーとは素晴らしい人種だ、と思うだろう。

私の十代の頃からの一番の親友は、ソープランドの社長である。

これを言うと、眉を顰める人もいる。
その時点で「この人は人を肩書きや、地位で人を見る人か」
と考え、頭にインプットする。

私の周りにこの親友ほど無垢で、優しく義理固く、何度同じ人から騙されても、人に尽くす人はいない。

私は遺言として「彼がうんと言わない限り、私の死後、財産を一切触ってはならない」と周りに伝えている。

儒学を勉強し、学んで得た思考を入れているが、職業の貴賎というのは下記のこの部分。

要するに「職業に貴賎なし」は、職業差別戒める言葉であり、人を職業によって見下した格付けしりしようしがちな傾向に対する訓戒である。」

という部分は分かり易い。

その反面、下記はどう言う意味かを考えた。

いわゆるいやしい職業」は「賤業」ともいう。今日では底辺職」という呼び方賤業の意味合い含まれることも多い。賤業底辺職みなされやすい職種は、時代によっても異なる」

この部分を取り上げたいと思う。

私は以前、正規に県知事から免許を付与された、金融業を営んでいた。

ボクシング協会の会議の席上、同業のボクシングジム会長に
「金貸し」呼ばわりされ、相手を名誉毀損で訴え、勝訴した。

今回この事を取り上げるのではなく、世間で残酷だの野蛮だのと言われるボクシングジムの会長が「金貸し」と発言した所が面白い。

昔はボクシングは拳闘クズレ、と言われ虐げられた。

同じく、昔は株屋と虐げられた証券会社は、今や証券マンと言われる。

対して金貸しは、業界大手が団結せず、何ら社会貢献をせず、ただ金儲けに走った業者が多く、後に闇金が跋扈したのも相成り、潰されたのだと思う。

しかしアコムやプロミス等は、昭和から先を見据えた社長がいた。だから、今では銀行と組み、この2社は認知され、生き残ったのではないか?

本当は、金貸しや風俗を虐げる人こそが、虐げられる人なのだが、その議論はまたにする。

上記証券会社や、生き残る金融業者は、その会社を経営する「人」が素晴らしいので、企業全体のイメージが上がった。

ソープランドの社長達の多くが、社会貢献、教育や政治等を真剣に考え、利他的な行為をする業者が殆どとなれば、世間の見る目は変わるのではないだろうか?

不動産業は、昔はセンミツヤと言われ、詐欺師扱いだった。

これが目先の金ではなく、後世に経営理念を残す人が不動産やディベロッパーに増え、社会に認知された。

多くの人が正しい思考になる世界は、世間から素晴らしい職業だと思われる様になるのは、自然の摂理である。

勿論、時間はかかるが、私はボクシング、という世界が村田氏の様な人が多数派を占め、素晴らしい職業だと言われたい、と言う理由もあり、色んな活動をする。

だから、人の職業をとやかく言うよりも、まず自分が変わり行動する。

つまり知行合一となり、徳のある行いを継続し、且つこれに追随する人が多くなる世界は、尊いと言う事に繋がるのではないか?

警察が不祥事を多く起こすから、ああ警察か、と言う人も多い。

国会議員に至っては、私は尊い仕事であるとは思わない。
それ位、日本の政治屋の多くは自分の利権しか考えず、国益なんか考えていない。

某年、某地で私は、売春婦の集まりである違法な会員制売春クラブの、会員リストを見たことがある。

そこには名だたる有名人が名を連ね、普段、先生先生と言われる職業の人だらけであった。

この先生達は、誰を虐げる権利があるのだろう。
この先生達が、国を動かしてるのも現実である。

まあいずれにしろ、人の職業をとやかく虐げていい程、立派な職業や人など、そんなに居るはずがない。私もそうだ。

パーフェクトな人は居ない。

そう考えると、勿論、違法な職業は別だが、ある意味この世の職業は、どれも全て同じく等しい筈だが、ある職業において利己的な人が多いからその職業は虐げられる。

問題は尊く、筋が通り人として尊敬される人が多い世界。
そこに就職するか、その人が、就職した業界を変えるか。

この2つしかないだろう。


こうして取り留めのない事。
答えが出難い事でも、深く考えていく事は楽しい。

脳を使う事はいい事だ。
脳と体は使わないと、腐り人の成長はない。

こんな事を大事な試合前に、ふと考え昨夜眠りについた。

「どうせ無理だ」。
そう考える人が多くなると国は滅び、仕事は国営になり共産国になる。

国が滅びると勤労意欲がなくなる。
それだけは間違いない。

それでは本日、当ジムの新人の試合に行ってきます。



宜しければサポートお願い致します。正しい教育活動に使います。今後とも宜しくお願い致します。