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幸せになる権利

本日はあまりのマイカーの汚さに気付き、洗車をしにガソリンスタンドに行こうと思ったが、サービス券がないのでやめた。

お金を新たに払うくらいなら、自分で洗おうと思い、つい小学生の子供2人を巻き添えにした。

「車という物は、形があるからいつか壊れる」。
そう言うと、子供達には難しい様だったので、言語を変えた。

「高い物を見せびらかせて、威張る人は中身がないんぞ。車でも家でもお金で買える。銀行強盗したお金でも買えるやろ?」

そう言うと小5のタイセイは「そうですねえ」と言う。

小2のカズヒロにも、分かる言葉で言わねばならん。
別け隔てが嫌いな私は追い打つ様に言った。

「お金で買えるものには価値はそんなにない。例えば友情て買えるか?」と言うと、タイセイも「ああ!」と言い、カズヒロも「それは買えんー!」。と言う。

「そういうお金で買えないものを大事にしたら、お金で買える物は買える様になる」と言うと2人とも頷いた。


その後、洗車したお礼に好きな物を買ってこい、とnanacoカードを持たせ、2人に買い物に行かせた。


3人でこうしてアイスを食べ、カズヒロと話してると、将来ケーキ作りの職人になりたいと言う。

「何でメロンのケーキがないんやろ」。
カズヒロがそう言う。成る程、と思う。

カズヒロはケーキを作る目的を「みんながおいしく食べる笑顔が見たいから」と言った。

小2でこんなチャーミングな子がいると思うと、嬉しくなる。

「お前が最初にメロンだらけのケーキ作れ。お前は天才だな」
と誉めて、この日はボクシングは休み!
最後に少しお勉強しよう、となった。

その後は選手のスパーリング大会。

それが終え、高校生で10月末にプロテストを受ける岩崎も、プロと頑張ってスパーをしたので、悠太郎、レンの次に長い指導。

まだどうなるか分からないが、この子は素直で気が強い。
こう言う子が出てくるから、この世界から抜けないのだと思う。

その後はバーベルをプルオーバーで続けて60回上げ、近くの知人の女性の営む和料理屋で遅い食事をし、ピカピカの車で帰る。

家でiPadを弄ってると、なんでも私は、数万曲の歌をタダで聴けるプランに入ってると言う表記が出た。

試しにシャ乱Qと、中森明菜を聴きノスタルジーに浸るも、何か罠でお金が発生する様な気がする、気の小さい私は即座に消した。

月曜日に中野に聞いて大丈夫だと言えば、全曲聴いてやろうと思い、1人ベットで読書を楽しむ。

もし音楽の請求が来たら、中野の給料から、音楽代と子供達のアイスクリーム代を差し引いて振り込もうと企み、一人ほくそ笑む。

いつも夕方まで来客に囲まれ、夕方からは子供と遊び勉強をして、選手と汗をかき、安いけど旨い料理を食べ、読書に勤しむ。

明日は可愛い後輩が、夕方遊びに来るので、昼過ぎまで寝ていいので遅くまで読書ができる。

と、本日土曜日はそんな日だった。

1人の時も、皆んなといる時も、選手を教え食事をする時も、読書をする時も、全てが幸せである。

最近体の疲労が抜けないのは、もう余計な事をせず、家でゆっくり勉強して、地元北九州の為になれ、というお告げだと思う。

今日も楽しい1日だった。

我々は天から生かされて、いつか天からのお告げで死を迎える。

ならばいつも幸せであれる様、師や師友を持ち、無駄のない人生を生きねば成らぬ。

もし、自分が不幸と思ってる人がいるのなら・・・。
皆んなまとめてYANAGIHARAジムへ来て、一緒に苦楽を共にしよう!

地獄から這い上がった私は、不幸と不可能はない事を共有したい。

さあ10月は大きな試合。
あくまで自然体で、驕らず焦らず昂ぶらずに行こう!






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