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【カメラ】最初のレンズ 単焦点orズーム ズーム派の私

カメラ好きの間でときおり起こる「最初のレンズ 単焦点orズーム論争」
今回はこの論争に対する完全な私見をまとめます。
先に私の立場を明記しておきますと、私はズーム派です。
ネットの意見では単焦点派が多数なように感じますね。
ではなぜ私がズームを推すのかゆるりと語ります。

ちなみに、私が所有しているレンズは以下の通りです。

NIKKOR Z 14-30mm f4 ズーム
NIKKOR Z 24-70mm f4 ズーム
NIKKOR Z 24-70mm f2.8 ズーム
NIKKOR Z 70-200mm f2.8 ズーム
NIKKOR Z 28mm f2.8 SE 単焦点
NIKKOR Z 105mm MC f2.8 単焦点

ではいきまっしょー。


はじめにレンズの特性をおさらい

ご存知の方も多いかと思いますが、単焦点とズームの特性を簡単にまとめます。

単焦点レンズ
利点
・価格が安い
・f値が小さい(ボケが大きく明るい)
・画質が良い
欠点
・ズームできないので自分が動く必要あり
・画角を変えるためには複数本のレンズが必要
・レンズ交換の回数が増える

ズームレンズ
利点
・一本で様々な撮影に対応できる
・何本も持ち歩かなくて済む
欠点
・価格が高い
・f値が大きい(ボケが小さく暗い)
・サイズが大きい

念のために言っておきますが、すべての人にズームレンズをおすすめする訳ではありません。
単焦点orズームというのは、あくまでもより良い撮影のための選択肢であって、どちらがより優れているかは状況によって変わります。
ズームレンズをおすすめするのは趣味層にむけての意見
となりますのでご注意を。


私がズームレンズを推す理由

私がズームレンズをおすすめする理由は、
ズームレンズのほうが利便性が高いから、それを使ったほうが楽じゃないですか!
という至極単純な理由です。

上記に書いたように、単焦点のほうが優れている点はもちろんあります。
しかし、カメラを所有しているほとんどは趣味のアマチュアカメラマンです。
そして、アマチュアカメラマンにとって便利に敵うメリットはない!と私は思います。

具体的に4つの面から、ズームレンズの便利さを説明していきます。


1.安全性

ズームを推す1つ目の理由は「レンズ交換の回数を減らせること」です。
レンズ交換を減らせばセンサーの故障、レンズの落下・傷の可能性を下げることができ、安全性が増します。

レンズ交換なんて、初心者でもすぐできるじゃんと思う方もいらっしゃるでしょう。
ただ、レンズ交換を侮るなかれ
確実なレンズ交換ができないとメーカーでの清掃が必要になったり、最悪の場合カメラが故障することもあります。
また、レンズ交換の際にはレンズを落とす可能性があります
カメラをよく使う人なら、一度や二度はヒヤッとした経験あるのでは。

ちょこっとカメラの構造のお話。
最近のカメラの主流はミラーレスカメラです。
ミラーレスカメラとはその名の通り、従来の一眼レフカメラからミラーの構造をなくしたカメラのこと。
そうすることにより物理的に空間の余裕ができ、軽量化などが実現できました。
しかしその代償として、カメラの心臓であるセンサーが剥き出しになってしまうという弱点が生まれたのです。

センサーが剥き出しになっています。
ここが汚れるとメーカーでの清掃・修理が必要です。
一眼レフは最初にミラーがあるため、
センサーが剥き出しになりません。

このセンサーが本当に繊細なのです。
ホコリがついているからと手で取るなんて言語道断。
ピンセットや綿棒もダメ!

個人でできることを強いて言うのならば、ブロワーでホコリを飛ばすぐらいです。
しかし、ホコリが他の部分に飛んでいくと不具合を起こす可能性があるので、やはり一番良い対策はホコリを入れないという予防になります

レンズ交換についてはyoutubeで詳しく説明してくれているものがあり、私も参考にしました。
ぜひご覧ください。




2.レンズの画質

単焦点をお薦めする方の多くは「画質がいいから」という利点をあげます。
一理ありますが、正直に言えばこの差に気づくことができるのはカメラをやっている人でも一部の方だけ。
さらに、現代ではスマホでの写真共有が基本であり、そうなるとこの利点はさらに小さな物になります

SNSなどではスマホの画面の、さらに半分程度の範囲に写真が表示されます。
そのサイズになってしまうと画質なんてわからないというのが本音
もちろん、スマホと一眼カメラの差はわかりますが、レンズの差なんてそこまで気にする人は稀です。
「画質がいいから」という理由で単焦点を選ぶのは考え直したほうがいいかもです。



3.シャッターチャンス

当たり前ですが、単焦点レンズだとズームできないため自分で動かなければなりません。
そうすることが写真の楽しさだという方もいますが、動かなくて済むのならそれに越したことはないです。

最近、子どもの撮影を望遠レンズでしてきたよという記事を書きましたが、まさに子どもなど動く対象の撮影時には、撮影距離を探している間にシャッターチャンスを逃してしまいます
単焦点でビシッと撮影を決められた時にはさぞかし気持ちいいのでしょう。しかし、それが必要になるのはカメラを仕事でやっている方々だけです。
シャッターチャンスを逃して何も記録できなかったら本末転倒。

他にも、撮影時には撮影対象との距離も考慮しなくてはいけません
室内などで十分な距離を確保できない場合、その環境にあう単焦点レンズを持っていなければ終了。
例えば、お子様のお遊戯会に単焦点だけで来た場合、近すぎても遠すぎても駄目です。
その点、ズームレンズであれば対応できる場面が多くなります。

アマチュアカメラマンは、画質よりシャッターチャンスの方が大切だと私は思います。
単焦点で渾身の一枚を撮影するのもいいですが、思い出は数多く撮影されていたほうがいいですよね。

子ども撮影の記事です。よかったら見てください。



4.画角理解

単焦点派の中には「ズームができない故に、画角理解が進む」と話される方もいます。
あえて単焦点で試行錯誤することによって、カメラが上達するということです

でもちょっと待ってくださいね。
これって「カメラを所有している人は全て、向上心を持っている」という前提に立っていませんか。
人によって趣味の程度は多種多様です。
そこに上達という行程を当たり前のように組み込むのは違うと私は感じています。

アマチュアなんですから、画質とかはあまり気にせずに便利なレンズをどんどん使いましょうよ。
撮影が楽しいと思えれば、自ずとどんどん上達する方法を考えるようになりますよ。



まとめ

今回は最初のレンズは何がいいかについて、単焦点とズームを比較しつつ、ズーム派の私の意見をまとめました。

大きな理由としては「だって便利じゃん」という単純な回答。

具体的には、
・レンズ交換の回数を減らすことで、故障や傷のリスクも減らせて安全性が高い
・単焦点の画質が良いという利点は、スマホなら考える必要がない
・ズームレンズならシャッターチャンスを逃さない、色んな撮影に対応できる
・画角理解なんて後回しで、まずは便利で楽しい撮影をしよう
という感じです。

少し話変わりますけど、若者の間で15年前のデジカメが流行り始めているらしいですよ!
画素が少なめで、フレアやゴーストが出やすいレトロな移りが逆に新鮮で魅力的と受け止められているらしい。
そんな感じで、良い悪いというのは人や場面によっていくらでも変わるものですから、自分にあったレンズやカメラを選択してもらうのが一番です
もしの考えに賛同する方はズームレンズをぜひ購入してください。

そんな私の今一番ほしいレンズはNIKKOR Z 50m f1.2の単焦点レンズです。
これは数ヶ月以内に絶対に買います!!笑


はい、ということで、今回の記事がレンズ選びの参考となれば幸いです。
今回はこの辺で。
読んでいただきありがとうございましたー。

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