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復職観察日記 #11「やりがいを見失った」

トップは、のら猫ポチさんより。

さて、復職観察日記#11 始まるよ~。

人は長く生きている人が偉いのだろうか。
賛否あるかもしれないが、私は「No」だと思う。
人は年齢に応じて精神的に成熟していくわけではない。
頑固で独りよがりなプライドエベレストほど心の成長は遅い。

もちろん私は、相手が年齢的に先輩なら敬語で話すし、失礼にならないよう気は遣う。
しかし、おかしいところはおかしいと伝えるべきとも思う。

若手の立場はお飾り
私は今年度、とある部の部長だ。詳しくは避けるが、授業全体の部長である。
私の学校では各授業で生徒さんがどこまでできるかによって分けていく。そうすることで、生徒さんそれぞれに合った授業を展開していくわけだ。
取り残される生徒さんはゆっくり、逆にできる生徒さんはどんどん進んでいく。自分のペースで学習できるように、私たちは寄り添い、必要なものを用意していくのである。

なかなかに大切な立場だと自負している。

毎月一回、クラスの状況を話し合う会議を行う。
音頭をとるのは私。さらに国語科の主任ということもあり、クラスについて色々と考えていかなければならない。
しかし、生徒さんのためにとどんなに考えて意見を出しても老害教師の意見が通っていく。

老害「AさんとBさんは一緒のクラスにしてほしい。Aさんにも今まで勉強してきたってプライドがあると思うから。僕が見てきた感覚では…」うだうだうだ。

私「Aさんはゆっくり授業を受けたいと言ってますよね。Aさんの力に応じたクラスがいいと思います。また、保護者からもクラスを離してほしいという要望が来ていましたので、違うクラスが良いと思いますが。」

前回のnoteで書いたが、AさんとBさんは老害教師に比べられた2人である。そしてAさんは貶められた方だ。さらにAさんとBさんの関係がギクシャクしていたタイミングであったため、なおさらなのだ。
私の心中、お察しいただけるだろうか。

(プライドがあんのはおまえやろ!都合のええときだけAさんに寄り添ってる感出すな!)

でしかないのである。
ところが老害以外の先輩教員が「AさんとBさん一緒にしましょう」と乗っかっていく。

(ハァ?)

老害教師は言わずもがなややこしい。
自分の意見は曲げたくないタイプ。
他人の意見は受け入れられない。

もう私の目には、そんな老害と争わないようその場を丸く治めるためだけに追従していく先輩教員としか映らない。

誰のための会議なん?

この問いが心に浮かび、私は「やりがい」を見失った。
私の職場は、平均年齢が非常に高い。
若手には妥協させよう。
この雰囲気が漂いまくっている。
明らかに職員のパワーバランスが崩れている。

私の肌感はこうだ。
部長として国語科主任として、行事の長や会議の書類作成、研修の設定などなど…事務的でしんどいことはやらなければいけない。
しかし、意見は全然通らない。話も聞いてもらえない。
都合のいいときだけ、「○○部長」と呼ばれ、来校者に学校について話をしなければならない。

もはや私の立場なんて意味がない。
「お飾り」なのだ。

私の学年の主任は、仕事嫌いのポンコツであるため、学年のことを主でやっているのも私。
本当に報われない。

私は仕事を減らしてほしいのではない。
ポンコツ主任には仕事をさせたいが。
言いたいのは「俺の話を聞け」ということだ。
私の意見がすべて正しいわけではない。
それは理解している。
ただ、喋ってるのに遮るな。
スルーすんな。聞こえてるやろ。

私は教員側のプライドやエゴが入り込んで生徒が損するのを防ぎたい。
この思いが、老害のために踏みにじられ、さらに先輩によって踏み固められるのなら、私は退職しても良い。
ここにいる意味がないから。

古い慣習がまだまだ残る教育業界、公務員界隈。
…苦痛でしかない。

暴れ出しそうな自律神経失調症
このままではまた精神疾患になりそうだったので、校長にも相談した。
嫌な雰囲気なのは管理職も感じていて、少しずつ老害には注意をしているそうだ。
校長「あの(老害)先生は、どちらかといえば活動家。はっきり言って我々とは考え方が全然違う。教員という感じではない。」
校長続ける
「先生(私)は、他人に視点を置きすぎてしんどくなっている。」
この指摘はズバリだ。

相談して、少し気分は変わった。
管理職は教頭、校長ともに必要なことはすぐに動いてくれる。
少しずつだが、これから変わっていくかもしれない。

校長に相談して感じたのは、私の受けとり方も変える必要があるということ。
そして、嫌だと感じることやおかしいと思ったらハッキリ言おうということ。

私は今まで、言いたいことが言えず、我慢我慢で生きてきた。
言われっぱなし、利用されまくる。
正直、幼少期からそうだった。
長男としてなのか、それを求められていた気がする。
結果、残るのは不満だらけ。
搾取されまくりの人生だった気がする。
これからはそんなのは嫌だ。

自分を変えていく。
幸せになるために。
職場で嫌われたって、同僚は友達ではないのだ。
構わん構わん。


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