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『アウトプットがすごい人の時短のキホン』を読んだ


西尾維新が1日に書く文字量は3万字らしい。
UNISON SQUARE GARDENの田淵さんは、齋藤さんが1曲作ってる間に10曲書いてきちゃうらしい。

アウトプットがバケモノな人になりたいなりたいなりたい。


常々そう思っている私が図書館で手に取ったのがこちらの本。

各務晶久『会社では教えてもらえない  アウトプットがすごい人の時短のキホン』


私は創作分野でのアウトプットの参考になればいいなと思って手に取ったけど、内容は上司、コミュニケーション、業務···など会社での仕事に関することが多かった。

けど!
創作でも使えそうなことが結構あって、読んでよかったなーと思った!

あんまりたくさん挙げると読むのが大変と思うので、良かったところを3つに絞って書きます。笑

・アウトプットが高い人は、「見栄え」より「内容」を重視

「あの資料まだ?」といつも上司から催促される人ほど、見た目の美しさにこだわった資料を提出する傾向があります。〈中略〉いくら見た目が美しい資料を作成しても、肝心の内容が不十分だと、上司は必ず手直しを命じます。

創作で、「この表現って日本語として大丈夫···?」と立ち止まって調べて···をやって全然進まないことが私はよくあります( ˊᵕˋ ;)
そういうのはあとでいいから、内容を詰めよう、と思った背筋の伸びる文章でした。

・生産性を上げたいなら、仕事は「分解」する

たとえば、「新入社員教育の準備」という単位では仕事が大きすぎるので、何から手をつけていいのかさえわかりません。
しかし、「研修会場選定」「研修会場予約」「社外講師の人選」「カリキュラム案作成」「予算案策定」などのようにタスクを分解すると、一つひとつはある程度の時間で完結する大きさになります。

わかるわかる。
スケジュール帳に「小説書く!」って書いても書かないけど、「アイデア出し」にすると取り掛かれたりします。

・品質やコストよりも、まず「納期」

「品質」や「コスト」が重要なのは当然ですが、仕事の計画を決める時に最初に押さえなければならないのが、何より「納期」です。
漫画や小説などの賞に応募することを想像してみてください。
必ず締切があり、その締切内でできる最高の品質で作品を仕上げて応募しなければなりません。
自分が納得できる状態に仕上げる時間はもらえないのです。

ついに実例にも創作の話きたー!
締切が苦手な私には耳が痛いお話だけど、本当にそうですよね。
与えられた期限内でベストをつくす人がプロデビューしていくのです。



他には、「その仕事はmustかwantか?」「相談を持ちかける際はオープンではなくクローズになるまで絞る」のページが好きでした。

他のビジネス書と似たような話も書いてあったけど、著者の各務さんの書き方は、更に掘り下げた部分を凝縮して書いてあってわかりやすかったです。ひけらかし感もないからスッと入る。

仕事にも創作にも使える本でした。


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