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【八方塞がり…崖っぷちの経営者】

(やや重めの話で🙏🏻)
夏休みで世間が浮かれている間も、いやそんな時期だからこそ、私の元には様々な方からSOSが届く。ホームページ経由だったり、SNSのDMを通じて「助けてください」「もうダメです」と切羽詰まった内容のものが多い(^^;

知り合いを通じての紹介など、面識のある方もたまには居るが、大体はほぼそれまで面識のない方からの連絡だ。知り合いには相談しづらいのも分かる。

週末や夜間に自分の窮状を訴えたくても、顧問税理士や銀行は休みで対応してくれるはずもない。コンサルや商工会の指導員も、休日は仕事を離れてストレス解消や家族サービスを優先する。それが世の中というものだ。

経営者は困っても「救急車」を呼ぶことができず、痛みをガマンするしかない。当然(精神的にも)病状は悪化する。そして後に「なぜ早く言わなかったんだ?」と責められても、「その時あなたは居なかったじゃないか!」とは言い返せない。

もはやそんな相手に対して「自分の会社が苦しい、月末まで持たない…」なんて泣き言が言える訳もない。世間が夏休みの時期だからこそ辛いのだ。「悲壮感・孤立感・疎外感」、誰にも相談できない経営者は追い込まれていく。


まあ私も(自業自得とはいえ)同じ様なことを経験してきたので、切羽詰まった経営者の心情や体調の変化は多少理解している。

過去私が経営に悩んでいる時も、お盆休み・年末年始・GWなど世間の休みが続く時は、相談相手もなく「良くないこと」を考える傾向にあった。そんな経験から現在私は、365日いつでも「悩める経営者に寄り添う」マネごとをしている訳だ。

☝️多少の「対価」を頂くこととしているが、これは「お金を払ってもなんとかしたい!」という「覚悟」を確かめるためでもある。なぜならアドバイスした後、耳障りのいいことばかりを言わない私に対して、「期待はずれ」と言われることも予想されるから(コンサルの皆様ならご理解いただけるかも)。


👤「もう◯んでお詫びをするしかありません…」

いきなりこう切り出されても返答に困る(^^;
こんな時の唯一の目的は、この方に「変な気」を起こさせないことである。

私「◯んだら◯んだで、『◯んでお詫びができるか💢』と責められますよ。一緒だからムダです!

👤「ご迷惑を掛けた人に申し訳ない(><)」(分かります、分かります)

私「その上◯んだら、お香典まで払わせることになります。銀行の担当者だって、融資先に◯なれることが一番迷惑だ、と言ってました」

✅明るく楽しい倒産、取引先に迷惑をかけない倒産なんかありません!そして債権者も誰もあなたに◯んで償って欲しくもありません。

相談者の中には、会社を清算(破産)して自身も自己破産することをお勧めすることもある。その時、ほとんどの人は「決断」の前には怯(ひる)むものだ。それでも迷った挙句、やはり当初の決断(倒産を選択)に落ち着く。決断までにはある程度の時間が必要である。これは例外のない一連の流れである。

☝️『決断するのは簡単、大変なのはそれを実行すること』なのである。

私は会社を畳むまでの流れや、そのために必要な資金、破産前後の生活設計、なにより本人とご家族の気持ちの持ち方をアドバイスする。

誰でもまだ見ぬ世界は怖いものだ。ひと足先に地獄を経験した私の言葉は、その予定にある人にはきっと役に立つ。

【死んで花実が咲くものか】
枯れてしまった木には、花も実もならないように、人間も死んでしまったらお終いです。生きていればこそ、良い時も巡って来ようというものです!



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