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【外資の傘下になったらセブンのオーナーはどうなる?】

そりゃそうだよね!いくらカナダのコンビニ会社(世界第2位)が、「セブン&アイHD」の買収に乗り気でも、全国に約2万店以上ある「セブンイレブン」のオーナー達が「ハイそうですか!」と納得するはずはない。

現実的にはM&A案件は、企業の株主や経営陣が納得すれば自由に行うことができる。そこにフランチャイズ事業があっても、それぞれの店舗オーナーの意思は(無視とは言わないが)関係ないこととされる。

「セブン&アイHD」の事業は収益頭のセブンイレブンばかりでなく、他にも様々な企業を擁している。一番の懸念材料はスーパー部門「イトーヨーカドー」の不振から始まった経営再建が見通せないことだろう。

日本全国、津々浦々にコンビニがあり、そのフランチャイズ(加盟店)オーナーは家族経営を中心に、コンビニの隆盛を支えてきた。脱サラや元酒店など経緯は様々だが、コンビニ黎明期に始めたオーナーは結構財を成したとも聞いている。

今はこれだけ店舗も増えた結果、収益も減ったという。しかし「セブンイレブン」のあの看板さえ掲げていれば、何とかやってこれた。高いと言われるロイヤリティ(料率は伏せます)を払っても、本部の指導や応援もあり、素人経営者でも子供を大学に通わせることもができた。


さてそこに降って湧いた様な「外資からの買収提案」である。
コンビニ部門は順調なのに、スーパーが調子が悪いからと「経営母体」が変わるのはおかしい!フランチャイズオーナーの素直な気持ちだろう。

👥今でも厳しいのに、外資の子会社になったらどうなってしまうのか…?

記事には長年セブンイレブンのオーナーだった方の思いが綴られている。

☝️と同時に、外資の子会社になることで新たなチャンスが生まれることを期待する声もある。きっと「良い時を知らない」歴史の浅いオーナー達だと推測するが。

👤「このままではコンビニもきっと行き詰まるはず。外資のアイデアや新しい経営に期待する!」

これもまた真実なのである。
会社でも人生でも、居心地の良い所ばかりに居ては成長も発展もない。全てのことを必然と捉えたなら、外資の下で勝負したい!という気持ちもあって然りであろう。


さて、買収話が出てから久しいこの問題。
最近このネタがパタッと消えたが、こんな時こそ怪しい…

・セブン&アイの経営陣は「(5兆円じゃ)値段が折り合わない」と一度は蹴った。これを見て「値段が折り合えば売るぞ」との噂が立つ。

・どうやら「物言う株主」はM&A (売却)に賛成らしい。

・国は「大切な業種の買収だから、事前にちゃんと挨拶に来い(意訳)」と、外資に横ヤリを入れた。

重箱の隅をつつく段階はもう終わった様である。

#ヨーカドーを切り離すセブン&アイ



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