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【ボヘミアンラプソディ】

(今回はただの備忘録m(_ _)m)

👥同級生と授業をサボって、田舎の中坊が「日本武道館」なんて所に初めて行ってみた。「意外に小せえな!」と精一杯の減らず口。

🎸フォークギターは指が痛くて諦めたが、弦の柔らかいエレキギターならイケるかも?と、なけなしの小遣いでまがいモンのギターを買って「ロック小僧」が出来上がる。

🎵高校に入ると音楽好きの友達も増え、再び聖地「武道館」へご本尊を拝みにいく🙏🏻 聴きに行くのではない、「会いに行く」のだ。「よくそんなものに行くな?」と聞かれたら、「行かない理由が見当たらない」と言い返す。

大学受験の谷間に「入試をサボって武道館で観てた」なんて、今でも親には言えない。前日の受験の出来が良く、「受かったらここでいいや」と思い、またホイホイ会いに行った。

大学に入ると「武道館」へすぐ行けるところにアパートを借りた。「笹塚」なら都営新宿線で「九段下」まで一本だ。ついでに大学も近くにあるw。入学式で入った武道館で「なんか違う…」と思って以来、4年後の卒業式はボイコットすると決めていた。

スーパーのバイトで稼いだお金で、今度は西武球場へ彼らに会いに行った。スタジアムでのライブは初体験。座席は遠いし音も反響して聴けたモンじゃない。しかし遠くにいるからこそ、彼らは「手の届かない存在」として心に残るのも事実である。

親孝行で4年で大学を出て、地元のスーパーで修行の身となった私。テレビで「ライブエイド」を生放送で観るために仕事も休む。好きなものはしょうがない。でもそこで観た光景が、将来映画になってアカデミー賞を獲るなどと誰が想像しただろうか?確かに神掛かっていた瞬間ではあったが。(あの時は本当はまだAIDSじゃなかったはずだ)


結婚して仕事も忙しくなり、しばらく音楽から離れている時に、カリスマボーカルの死を知ることになる。彼はこれで伝説になってしまった。ものには必ず終わりが来るものだ。

彼らはソロでも日本に来てくれた。当然私は会いに行く。理由はない。グループなら野球場で演れても、ソロならキャパ2,000人でもSOLD OUTにならない悲哀。栄枯盛衰はこの業界では特に顕著だ。

🎤彼らは一念発起してボーカルを入れ替え、再び世界ツアーに出ることになる。みんなが待っていた復活だ。会いに行く場所も武道館では足りない。映画の大ヒットもあり、それからの会場はドーム球場に昇格していった。

彼らも観客もみんな年を取る。新しいファンも増え、日本で初めて火がついた英国のロックバンドもメンバーは70才を優に超えている。80代でも現役のスターさえいる。ファンも長年「産業ロックの養分」として自分も存分に楽しんだことを後悔していない。

👤私の会社も無くなり、中坊の時、一緒に武道館に行った友も、ロックミュージシャン並みの早さで天国への階段を登ってしまった。辛いことも多かったが、彼らやその音楽に助けられて今の自分がある。音楽にはそれだけの「何か」があるのだ。

✈️4年前、最後のツアーだと思って韓国まで彼らに会いに行った。その会場(野球場)で今度は大谷翔平がプレイするとは奇遇でもある。その後は一緒に日本に帰って来て、しっかりお礼を言って身納めるために、全国ツアーを「追っかけ」た。会社が残っていたら100%そんな時間はなかったのに因果なものだ(^^;

お別れをしたのにまたやって来ることは意外に多い。KISSもイーグルスもディランも「これで最後!」と言ってからが長い。「閉店商法」ともいえる往生際の悪さは、ファンにすれば大歓迎である。

さあ、今夜本当のサヨナラを言いにドームに行こう。最後まで近くには行けなかったけど、我が人生はQueenと共にありました。ROCK‼️


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あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

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