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元気ハツラツ!!朝の高齢者!

早朝にウォーキングをする事があります。6時代ですが、大きな公園と言う事もあり高齢者が大勢おります。
 
殆どがラジオ体操のグループです。犬の散歩や自身のウォーキングをしている人はまばらです。転倒予防(介護予防)体操のリーダー養成講座を受けている私としては、とても興味深い光景です。

1.自主的な人や団体は結構ある

病院に行けば、病人(患者)ばかりのように、早朝の公園に行けば主体的に運動をする高齢者が多くいるだけの話です。従って、全ての高齢者がこのように健康推進の為に運動をしているわけではありません。
 
しかしながら、ある一定数は健康増進、維持の為に頑張って身体を動かしている事も事実です。そして大人数(30人~50人程)が輪になって行うのはラジオ体操です。その公園ではそういったグループが2つ程あります。

2.転倒予防体操はやらないのか

この大きな公園では転倒予防体操(介護予防体操)は行われておりません。自治体独自で推奨している転倒予防体操は、中々高齢者全てに浸透しているわけではありません。全く聞いた事もない人もいれば、聞いた事はあるけど良く知らない人もおります。

では何故、行政が推奨している転倒予防(介護予防)体操が地域(町会)単位で取り上げられないか考察してみました。

1. リーダー不足
ラジオ体操のように国民がある程度覚えているものでないので、見本となるリーダーが必要となります。リーダー養成講座を受けていて、リーダーが不足しているといった事は良く耳にします。
 
2. 慣れない事はしたくない
人間慣れてない事は基本したくないものです。今までやってきたラジオ体操で良いじゃないかといった気持ちにもなるのではないでしょうか。
 
3. 所要時間が長い
ラジオ体操は5分です。転倒予防体操(介護予防体操)は各自治体色々あると思いますが、10分以上のものがほとんどです。
 
覚えるのも大変ですし、参加型であると少し億劫となってしまうのかもしれません。

3.歴史が違う!ラジオ体操

なんせ、日本で本格的にラジオ放送されたのが、1928年に遡るというのです。そんな長い歴史があるものに、介護保険制度の制定後に出来た転倒予防(介護予防)体操等、叶うはずがありません。
 
まだまだ、行政の推しも必要かもしれませんし、民間企業が何かしら介入する事でインパクトが生まれて、より浸透していくのではないかと考えております。
 
なにはともあれ、早朝の公園には向上心持って身体を動かす高齢者も沢山おります。こういった動きが今後益々波及していけばと祈ります。



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