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介護予防の前に!フレイル予防!?

フレイルと言う言葉をご存じでしょうか。巷でフレイル予防等と聞く事も増えてきました。
簡潔に説明するとフレイルとは虚弱老衰、脆弱を意味しております。年を重ねて、心身の働き、社会的な繋がりが弱くなった状態です。放置すると要支援、要介護状態になる可能性があります。

しかしながら、再び自立した状態に戻る可逆性も高いと言われております。

1.フレイルの位置づけ

健康で自立した状態と要支援、要介護状態の中間に位置しており、そのまま放置すると要支援、要介護に転じてしまう可能性が高いと言われております。
しかし、運動機能や記憶判断力の向上、社会活動などの参加を増やす事によって比較的スムーズに隣り合わせにある健康、自立の状態に戻れると言われております。

2.フレイルの3分類

フレイルを構成しているのは身体的フレイル、精神的フレイル、社会的フレイルの3分類になります。

1.身体的フレイル
老年症候群や慢性疾患が主に上げられます。

2.精神的フレイル
鬱や軽度認知障害などが主に上げられます。

3.社会的フレイル
外出減少が目立つようになり、社会性が徐々に失われております。
原因として、引きこもり、独居、老老介護、貧困等があります。

これら1つでも当てはまる事により、負のスパイラルとなり他の要素も悪い方へ転じ、より要支援や要介護状態に導かれていってしまいます。

3.フレイル予防には

フレイル予防は3つのポイントがあると言われております。

食事(栄養改善)
食事は活力の源です。又、バランスのとれた食事をとる事の他、口腔(お口)のケアも気を付けなければなりません。虫歯や歯周病など、口の中の状態が悪く、肺炎を引き起こす事もあるからです。

身体活動
身体活動は筋肉の発達だけでなく、食欲や心の健康にも影響します。ウオーキングやストレッチなどを取り入れ身体をとにかく今より動かす事が大事です。

社会参加
趣味やボランティア、就労などを通じて外出し、社会参加する事もフレイル予防に有効です。その人に合った活動を見つける事がヒントかもしれません。

介護予防を意識して努力する事は大事ですが、その前段階で、フレイル予防を意識していく事で健康で自立した生活を送る事ができます。

今後は40代、50代からフレイル予防が注目されていくかもしれません。



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