ぼくが伴走者の方々へお願いしている声かけについて(ラップ読み編) / #伴走 #やまぴー伴走取扱い説明書

ブラインドマラソン競技の伴走についてのお話しです。
ぼくが伴走者の方からいつもどんな伴走をしてもらっているのか?

例えば、どんな声かけをもらっているのか、こんな伴走をしてもらって嬉しかった、走りやすかった、などぼく自身の伴走取扱い説明書として書いていきたいと思います。

【補足】
あくまでもぼくの場合の事例です。
ブラインドランナーそれぞれ、見え方が違ったり、性格も違うので、その声かけは必要ないとか、もっとこういう声かけがほしいなど、あると思います。
ブラインドランナーの伴走する際の参考までに、こういった声かけは必要?なくてもいい?など、参考程度に知ってもらえたら幸いです。

●ラップ読みの声かけについて
今回は、ぼくが伴走者の方へお願いしている声かけ、「ラップ読み」についての話しです。
ぼくの場合、基本的に1kmごとにどれくらいタイムで通過したのか、伴走者の方にラップタイムを教えてもらうようにお願いしています。

いろんな理由はありますが、いちばんの理由は単純に物理的に1kmすぎたのかどうかを知りたい。
自分の走っている1kmの感覚と物理的な1kmの感覚があっているのか?
それとラップタイムと通過距離が自分のペース感覚とあっているのか、知りたい。
自分のなかで1km通過している感覚なのに、ラップ読みがないと自分のペースが落ちているのか心配で不安になってしまうんです💦
もちろん、設定ペースで刻んで走れているのか、早すぎたり、遅かったり、した場合の修正にもつながります。
風の影響、コースの上りや下り、折り返しポイント、給水など、多少の誤差を加味した上で、自分の感覚とラップタイムを確認&調整している感じです。

見えていれば、無意識的にいつものコースであれば分かるのかもしれないですが、見えないと分からないんですよね。。。
なので、毎回できるだけラップを教えてもらってます。
(トラックだけ数秒が、のちのち大きな差になってしまうので、細かくタイムをもらっていたりします)

あとは伴走者の方次第で、ラップタイムでなく、途中、疲れてきてピッチが落ちてきてタイムも落ちそうな時に瞬時にピッチを上げるようなの声かけやフォームの修正のアドバイスもしてくれます。
ここらへんの声かえは、前回の記事の「頑張らせないように頑張る」を参考にして下さい。

タンタンと刻んで走っていきたい僕としては、この瞬時の判断の声かけが一番ありがたいんです。
ペース走で走る時は、速く走るより設定タイムジャストで走れた時の方が一番うれしいんです!!
ただあまりに声かけが細かすぎると頭を使って走りに集中できずに疲れるし、ペース上げたり、下げたりを繰り返されてもキツクて困るので、5秒前後の誤差は気にしない感じです!!

とはいえ、状況によって、疲れてきてペースアップできない場合やお腹の差し込みがきていてペースアップの対応ができない場合も多々あります💦
ただ、単純に無意識にペースダウンしてしまっていたり、フォームの修正ですぐにもとのペースに戻せる場合もあります。

1km通過で、「あれっ??ペース落ちてた💦」と、知るんじゃなくて、瞬時にそういった声かけをもらえるとちゃんと見てもらっている信頼感がより増すんです。

なので、たまにマラソン大会で距離表示がなかったり、見つけられかった場合は、伴走者の方のガーミンなどで「たぶん〇km通過してる」などの声掛けをもらって、安心して走れます。
それに、マラソン大会で、たまにですが、あきらかに距離表示がおかしな時もあります。あまりにも速かった、遅かったり、なので、そのときは、伴走者の方から「〇km地点通過、〇分〇秒、たぶんこの区間の距離表示間違ってる。このペースで大丈夫」などの声かけをもらって、その後の距離表示ラップで調整してる感じです。

細かく書いたところもありますが、ざっくりとしたぼくが伴走者の方にお願いしているラップ読みについての話しでした。
あとは、それぞれの伴走者の方の状況に応じての判断でいろんなタイムの読み上げや声かけをもらっています。

声かけについては、まだいろいろと書けそうなので、時間がある時に書いていきたいと思います。

それでは、今日はここまで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上です。

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パラアスートだけなく、鍼灸マッサージやファスティングマイスター、健康美容食育士などの資格を持って活動しています。 健康が全てではないが、健康でなければ全てを失う。 健康をサポートする仕事に興味ある方はご連絡下さい。

視覚障害者(弱視)当事者です。 福岡県福岡市を拠点にブラインドランナーとして活動している山下慎治です。 日常の暮らしのなかで気づいたこと、…

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