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精進料理に目覚める3歩前 #9

寒い。
先週の真夏のような天気が嘘のように冬が到来している。


26℃から10℃を切るまでに
気温はジェットコースター並みの勢いで急降下。

クーラーからヒーターへ。
このワタクシの効きすぎる鼻は気温差までも嗅ぎ分けて
寒暖差アレルギーさんが登板している。

さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。

あくまでも途中。

なので、まだお肉も食べたいし、
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい、
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。

などなど数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。


おじぃたちから新鮮で自称無農薬野菜を
ありがたく頂戴している。

ドケチなワタクシが食費を
平均月1万円くらいで過ごせるようになった今。

次なる楽しみはいかにゴミを減らしていくか。

である。

ゴミが減ればワタクシはせんべい布団の万年床に
太陽が真上に登るまで張り付いていられる日が増える。

早起きをする頻度を大いに減らすことが出来るのだ。

うへへ。
いい事しかないではないか。


ゴミを減らす醍醐味噺から今回は始めよう。

お茶だって毎日飲めば
当然、毎回出がらしも存在する。

庭の野菜に出がらしをプレゼントしてみたりもするけれど
ドケチなワタクシである。

試しに嗅いだ匂いはまだ美味しそうなので
せっかくならばワタクシの腹が膨れる形で再利用したい。

そこで。
おジャコさんを呼び出して
併せてフライパンで炒って
ふりかけにしてみる。

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ふむ。
これはいい。

おまけに。
葉をまるごと食すから
どうやら貧血さんにもいいらしい。

続けてみよう。



そういえば。
前回うっかり載せ忘れてたものがある。

おばぁが人参しりしりの代わりに作ってくれたおかずに
一瞬の間も置かず衝撃を受けた。

それは。。。



大根しりしり

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大根を太めのせん切りにして胡麻油でさっと炒めて
出汁と塩、ブラックペッパーを思い切り振って味付けしたものだ。

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これがあっさりしていて
暑さに食欲をごっそり持って行かれた時でさえ
皿いっぱい食すことが出来る。

おばぁは常に買い置きしておくほどの
無類のブラックペッパーファンである。

振りすぎてくしゃみが出ようが関係ない。

話を大根しりしりに戻そう。
ここで少し過去を振り返って
ワタクシと人参大根の付き合いを紹介しようかい。



先ずは人参
田舎者のワタクシは掘りたての
新鮮極まりない人参を生で食すという贅沢を
幼稚園児にして味わってしまったのだ。

この年齢にして生人参デビューを果たしてしまったワタクシは
もう病みつきである。

以来ずっと。
人参を美味しく味わうのはどうしても生がいい。

故に。大人になった今でも
自炊する際においては
加熱した柔軟性に富んだ硬さの人参
鮮やかさを表現するだけものとして認識している。(1)



対して、大根
辛味を楽しめる程の成熟した舌を持ち合わせては居ないワタクシは
唯一甘みを感じられる上の方だけを生で食す。

先の尖った部分は
必ずと言っていいほど味噌汁の中を泳がせる。

こんな感じで解体していくと
一本ある大根の真ん中から下あたりを
毎度持て余す。(2)

しかし。大根は丸ごと一本買いたい。


上記の(1)(2)を考慮すると。
ベストな状態が人参しりしりではなく
大根しりしりである。


そしてこの大根しりしりとの出会いは
ワタクシの人生に衝撃を与え
今や常に作り置きするほど熱狂している。


うっかりすることを人生のモットーとしているワタクシである。

もちろん
今から紹介するものの写真を撮り忘れているのだが
おばぁとブラックペッパーをもう少し紹介しようかい。

おばぁは先日。
ブラックペッパーを効かせて
きゅうりやキャベツの漬物まで作っていた。

そしてこれがまた美味しいのである。

おばぁがくしゃみをしながら振りかける
ブラックペッパーには
何か特別な魔法も一緒にかかっているに違いない。

ごくごく普通のおばぁの家庭料理で
しかも和な味付けのおかずに
振りかけられたブラックペッパーの罠に
くぇーぶーなワタクシは
毎度毎度まんまとハマり続けている。



次の大根話に移ろう。

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こちらの輝くような緑の野菜をご存じであろうか。


まだ大根の話の途中である。

見たことある方は瞬時に分かるはずである。


答えは。


そう。

大根の豆。さや大根。

アブラナ科である大根を収穫せずにそのまま置いておくと
トウがたって
淡い桃色から紫の間の色合いの菜の花が咲いて
その下にできる豆である。
(。。写真はもちろん撮り忘れている。)


そしてこの豆。
生でそのまま食すと
見た目は違えど味は完全に大根である。

何ならつるんとした見た目からも想像できるように
舌触りもいい。

もちろん辛い。

この輝く緑の豆の彩を楽しみながら食そう。

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和風大根スープ。
今回は大根の根のほうも仲間に入れて丸ごと楽しむ。

大根と卵の和風スープの仕上げ豆の方をいれる。
シャキシャキだが辛味が強すぎないのでちょうどいい。

味付けは出汁と塩と軽く醤油とみりんくらいである。
残っていたシーチキンも仲間入り。

さや大根は下処理もしなくていいので
意外とお手軽野菜だ。

食感も違うから得意の大根しりしりにプラスしても楽しそうである。
また取ってこよう。


もう一つ大根。
作りたての切り干し大根を頂いた。

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ほぉ。


なんともお美しい。
生でそのまま口に入れてみても

甘い。

切り干しさん。
せっかく出来立てで香りもいいから
君は今回これに変身しておくれ。

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はりはり漬け。

しょうゆと酢とみりんとお出汁とコクと旨みを出す黒糖を
鍋でひと煮立ちさせて

水で戻して固く絞った切り干しさんを入れて

昆布と鷹の爪をプラスして
ジップロックに入れてもみもみして


10分置けば出来上がりである。

これだけでご飯がすすむ。


しかしながら漬物よ。
なぜそんなに早くワタクシの元からいなくなるのだ。


最後に
最近のおやつを紹介しようかい。

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鰹節。
庭にいらっしゃる食いしん坊たちにプレゼントしようと
引っ張りだした

のだが。

プレゼントするには
先ずワタクシが味を知らにゃいと申し訳にゃいと思い
にゃんとなく味見してみたら

いいねこれ。

である。
どうやらワタクシのおやつにもちょうどいい。


道草まで食って
文章がのびてしまったので
今回はここまで。

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そういえば
何とも面白い食材を手に入れたのだ。

この不思議なものの紹介はまた次回。

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