幽霊と人間と商売と。
『幽霊はここにいる』の観劇後、1ヶ月が経つがいまだに奇妙な高揚感を忘れられないでいるのは、久しぶりに『ハマった』作品だったからだろう、と思っている。
何もかもが自分の趣向にハマっているのだ。
戯曲の内容、話の展開、台詞の言い回しといった物語自体ももちろんそうだが、砂を使った演出、音楽、セットという舞台的側面、何より『死生観』や『戦争』『資本主義』という小難しいともとれるテーマ。
30年も生きていない私が語るには、きっとまだ早いそれを、「難しかったね」で片付けるのは、観劇した自